最近、やりたいことリストを意識して書こうとしています。

やりたいことリストを書くにあたって、

とりあえず何も考えずやりたいことや叶えたいことを書くわけなんだけれども、全くレベルの違うものがたくさんあるなあと改めて思い、本気で取り組もうと思うなら、それぞれレベルごとに考えないといかないなと思っています。

 

レベルが違うというのは、叶えられる難易度の違いのことです。

 

例えば、

テイラー・スウィフトのコンサート行きたい、というのは、現実的には来日したときにチケットを買って、当日に行けばいいので、お金はかかりますが、割合すぐにできそうなことですよね。

 

ドイツに旅行に行きたい、というのも、時間もお金もかかりますが、無理しててでも行きたいとなれば、行動に移せば割合すぐに叶えられそうです。

 

こういうものではなくて、例えば、

アメリカのドラマを字幕なしで見たい、とかなると、まず英語力を高めないといけません。それには行動に移せばすぐに叶えられるというとそうではなくて、地道に英語のスキルアップをしないといけないわけです。こうなってくると、本当にやりたいことなのか、この時間、労力、お金を注ぎ込むという行為とやりたいことの天秤になってきます。

 

同じように、「リストのラ・カンパネラをピアノで弾けるようになりたい」、というのも地道な努力が必要になるわけです。

 

「フジコ・ヘミングが弾くラ・カンパネラを聴きたい」ということであれば、チケットを買って聴きに行けばよいので達成率からしたら容易なのでしょう。

 

同様に「ドイツに旅行する」ではなく「ドイツに住んで働く」となると一気にハードルが上がるわけです。それこそ今のキャリアや人生そのものが変わるくらいに。

 

ということで、やりたいことリストも難易度で分けていって、難易度が高いものは、それは私の時間と労力とお金を使って本当にやりたいことなのか、というのをやりながら考えていくというのは重要な作業なのかなと思います。

 

難易度というのが分かりづらければ、カテゴリー別という言い方でもいいかもしれません。

 

欲しいもの

経験したいこと

行きたい場所

会いたい人

学びたいもの

なりたい自分

 

多分、「なりたい自分」(健康、仕事、人間関係、スキル、環境など)が一番叶えるのに難易度が高いかもしれません。

 

とりあえず、思いつくままに挙げてみて、できるものからじゃんじゃんやっていく、というのもアリかなと思います。

 

 

やりたいことリストは、英語でバケットリストといいます。

スペルはbucket list

 

由来は、kick the bucket(意味「死ぬ」)からで、一説には、首吊り自殺をする時に、台として使っているバケツ(bucket)を蹴る(kick)ところからきているということですが、由来としては恐ろしいものですね。

 

バケットリストを書くのに何も失うものはありませんから、

書いてみて自分が望むものを明確にするのはいいことだと思います。



村上春樹に『猫を棄てる』という本があります。

村上春樹の父親について書いた本ですが、

猫とのエピソードも書かれています。

 

冒頭の章では、春樹少年と父が猫を海岸に棄てにいったが、その猫が自分たちよりも早く家に帰って「にゃあ」と出迎えて唖然とした、というエピソードが載っています。


その当時は猫を棄てることは今ほど批判されるべきことではなかったらしいですね。

結局その猫は飼い続けたということですが、そんなことがあるんだと驚きの逸話です。

 

「猫」は一般に英語でcatですが、

子猫だとkittyやkittenといいます。

 

「野良猫」はstray catもしくはstreet catと言ったりします。

 

私は猫も犬も飼ったことがなくて、

せいぜいハムスターくらいですが、

猫や犬などの大きな生き物を飼うというのは、

個人的にはハードルが高いです。

きちんとお世話ができるのかという観点から。

 

よく犬を散歩している人たちを見かけますが、

ちゃんとお世話していて偉いなあと思ってしまいます。そして見るとやっぱり可愛いなあと思います。



私は村上春樹の本が好きで、

短編も中編も長編もエッセイもインタビュー集も

読んでいるのですが、

最近読んでいる『村上朝日堂 はいほー!』の中の

「日本長期信用銀行のカルチャー・ショック」というエッセイに、とても印象的なことが書かれていたので、備忘録的にも書いておきたいと思いました。

 

ノン・フィクションとフィクションについての村上春樹が考える定義が書かれています。


新聞記事を批判的に指摘し、現実の方が小説よりも面白くノン・フィクションの方がフィクションよりも力を持つという見解に対して間違いだと述べた上で、


「ノン・フィクションというのは原理的に現実をフィクショナイズすることであり、フィクションというのは虚構を現実化することなのだ。それをどちらがパワフルかと比べるのは、無意味である」

 

ということだそう。

 

フィクションが「虚構を現実化する」

ノン・フィクションが「原理的に現実をフィクショナイズする」

ということで、

いずれもなんとなく理解できる気がします

 

まあ、ちゃんと体感して理解できるようになるのか、ならないのか、

分かりませんが、

引き続き、村上春樹の本は読んでいこうと思います。

 

フィクション、ノン・フィクションは日本語にもなっていますが、

英語だとfiction、non-fictionになります。

 

どちらも面白いものは面白いし、面白くないものは面白くないです。これからいろんな本を読んでいく中で、たくさんの面白い本に出会えるといいなと思っています。

 

 



 よく日本語で、全然聞いていなかったり、

聞いたそばから忘れてしまうさまを

「右の耳から左の耳に」

「右耳から入って左耳から抜ける」

などと表現します。

 

右耳に入るけどすぐに左耳からその内容が抜けていくさまを表したものですね。

 

英語でも同様の表現がありまして、

go in one ear and out the other

と言います。

 

直訳すると

「片方の耳に入って他方の耳から抜ける」となります。

「耳」を使うあたり同じですね。

 

主語は「聞かれる内容」になります。

 

ロングマン現代英英辞典では、

if information goes in one ear and out the other, you forget it as soon as you have heard it

「もし情報が片方の耳に入って他方の耳から出るのであれば、聞いたと同時にその内容をあなたは忘れている」と定義づけています。

 

ときとして人は

go in one ear and out the otherの状態になることもありますが、

基本的には他人の話はよく聞く方が、良い人間関係を維持するには重要ですね。



 日本語で「よく遊び、よく学べ」

ということわざがあります。


子どもに向けられた言葉と解するのが一般的ですが、

大人でも大事ですね。遊びも学びも。

大人であれば、よく遊び、よく働け、とも言えます。

 

英語では似た表現で、

All work and no play makes Jack a dull boy.

 ということわざがあって、

直訳すると

「勉強ばかりで遊ばないとジャックはダメな少年になる」

 

要は、勉強ばかりで遊びがないと子どもはダメになる、ちゃんと遊ばないといけないよ、ということわざなのです。

 

大人に置き換えると、

仕事ばかりで遊びがないとダメになっちゃうよ、

ということになりますが、

根詰めて仕事をやりすぎというのも心身ともによくなさそうです。

適度に息抜きや遊びの時間を確保したいものですね。



 英語に、rule of thumbというイディオムがあります。

 

直訳すると「親指のルール」ですが、

意味するところは「経験則、大まかな方法・指針」。

厳格な定めというわけではないけれども、

広く受け入れられている一般的な方法を指します。

 

As a rule of thumbで、

「経験から言って」「おおまかに言って」

のような意味になります。

 

Cambridge Dictionaryにはこんな例文が載っていました。

As a rule of thumb, the ice on the lake should be at least two inches thick to support one person.

「経験から言って、一人の人間を支えるのに湖の氷は少なくとも2インチの厚さでなければならないよ」

 

「親指」を表現で使うのは面白いですし、身体の一部なので、なんとなく覚えやすいですね。



 英語でon earthの意味は、

「地球上で」「地上で」という意味になりますが、

who, where, when what, why, howという疑問詞につけて、話し手の感情を強調することができます。


訳は「一体全体〜」「いったい〜」などの強調する言葉を使うことになります。

 

Why on earth did you do that?

「いったいぜんたいあなたはなんでそんなことをやったのですか?」

 

Where on earth have you been?「いったいどこに行っていたの?」

 

What on earth are you talking about?

「いったいあなたはなんの話をしているのですか?」

 

こんな感じで使えますね。

 

on earthは強調するための熟語なので、

on earthがなくても文法的にも問題ないし意味も通じます。

 

覚えておくと、感情表現の幅が広がりますね。

 



英語に、on the tip of one’s tongueという表現があります。

 

直訳すると「舌の先にのっている」となりますが、

これは、日本語の「喉元まで出かかっている」と同じ意味となります。

 

つまり、知っているはずの物事で、もう少しで思い出せそうなのに思い出せない状態のことを表します。


何かを思い出せそうで思い出せない‥‥。

そんなときに使う表現です。

 

日本語だと「喉」を使いますが、

英語だと「舌」を使います。

違いがあって面白いですね。

 

Cambridge Dictionaryの例文では、

I know her - her name is on the tip of my tongue, but it won't come to me.

「彼女のこと知っているよ。彼女の名前は喉元まで出かかっているんだけど、思い出せないや」

こんな感じで使えますね。

 

歳をとると名前を思い出しづらくなるといわれますが、あんまりこういう表現を使う状況にならないようにしたいものですね。

 



英語の表現に

beat around the bushというものがあります。

 

Beatは「叩く、打つ」という意味。

Bushは「茂み」

 

直訳だと

「茂みの周りをたたく」という意味になります。

 

これだけだと意味がよく分かりませんが、

実はこの表現、

「本題を避けて重要でない話をする」

「話の核心をはっきりと言わない」

「核心に触れずに話をする」という意味があります。

 

言いづらいことがあったりすると単刀直入に話しづらいものですが、そんな状況を表した表現です。

 

Cambridge Dictionaryでは

to avoid talking about what is important

「重要なことについて話すことを避ける」と定義づけられています。

 

例えば相手が要領を得ない答えをしてきたら、

Don’t beat around the bush. Get to the point.

「遠回しに言うのはやめて、はっきり言ってください」

と言うことができます。

 

ちなみにGet to the pointは

「はっきり言う」

「要点を言う」

という意味になります。

 

 茂みの中にいるであろう獲物に直接アプローチするのではなく、周りの茂みをたたくところから、遠回しに言う、というイメージなのでしょう。


なんとなく想像できますね。

 

確かに言いづらいことはなかなかはっきりとは言えないし、ズバリと単刀直入に言うのは難しいことでしょう。

でも、きっぱりと言うことも時には必要なこともあります。

 

そんなときは、自分は「茂みの周りをたたいて」いないか、イメージしながら話すとよいのかもしれません。

 



 先日、ジムで運動していた時に、

ジム内にあったテレビに稲垣吾郎さんが出ていました。

番組のタイトルは「グリーンサムなんちゃら」と書いてあって、あとから調べたらNHKの「趣味の園芸」という番組で、正式タイトルは「稲垣吾郎 グリーンサムへの12か月」というものでした。

 

特に稲垣吾郎ファンというわけではなく、

グリーンサムという言葉を使っていることに「ほほう」と思ったからどんな番組か確認してみたかっただけなのですが、同時に「稲垣吾郎がこんな渋い番組にも出るんだ!」とちょっと新鮮でした。

 

 

さて、グリーンサムという言葉、

英語ではgreen thumbと書きます。

thumbは「親指」の意味なので、

文字通り訳すと「緑の親指」となります。

 

これだけだと、なんのこっちゃいなのですが、

グリーンが植物を意味し、

親指は植物をいじっているイメージから

「ガーデニングが上手な人」

「植物を育てる能力がある」

「園芸の才能がある」という意味になります。

 

Cambridge Dictionaryにはこんな例文が載っていました。

My sister has a green thumb, but I kill most plants that I buy.

「姉(妹)は園芸の才があるが、私は買ってきた植物をほとんど枯らしてしまう」

 

私はガーデニングはやりませんが、

ガーデニング好きな人は

覚えておくといい表現ですね。