定期テスト前の中学生と話している時に「テスト前の土曜日は、7時間は勉強しておきたい」の一言で、「もう、大丈夫だ」と思った中の人です。
#受験生ではない中学生
#本日も引き続き
塾生の定期テストが400点前後→470点overになる姿を度々見ているのですが、"風向きが変わった"みたいなものを感じ取れるタイミングがあります。
うまく言語化できないですが、定期テストに関してはテスト期間中の過ごし方が大きく変化するタイミングです。
テスト1週間前には提出物が終わっていて、最後の土日に全力で復習して、若干手持無沙汰になるまではみんな共通しています。
#最後が一番大切
LearningBaseではテスト対策授業も過去問配布もなしで、テスト前はそれぞれに準備をしています。
テスト前は自由に過ごせた方が、良い結果になると思っています。
本日は過去問に取り組む時期と目的についてになります。
LearningBaseでも公立入試の過去問に本格的に取り組み始めているので、12月からの流れを書かせていただきます。
とある塾の一例としてお読みいただけると幸いです。
毎年少しずつ改善点はありますが、基本的には下記の流れで過去問に取り組んでいます。
それぞれのタイミングで過去問の意味が違うので、その違いを言葉にできればと思っています。
過去問に取り組む時期と内容は、下記の通りになります。
①12月初旬~冬休み 私立入試過去問(5年)
②~1月末 公立入試2~3年分
③~私立入試 ①②の解き直し
④~公立入試 公立入試約5年分+α
ここからは、それぞれの目的になります。
①は"過去問を解き直し"と"入試難易度"を把握するための過去問。
入試本番は過去問と全く同じ問題は出題されないですが、問題の深さ・範囲・パターンは過去問からしか掴めないです。
難関私立は高校範囲が出題されることもあるので一概には言えませんが、奇問難問を避ければ私立入試の過去問は最高の教材です。
ここで公立入試に向けて"解き直し"の感覚を掴むために2~3回は"解き直し"をしてています。過去問から"何か"を掴むためには絶対に必要な練習です。
②は"公立入試の難易度"を把握するための過去問。
個人的には、ここのタイミングが一番重要だと思っています。内申点もほぼ確定している時期なので"目標点数"が可視化されます。"目標点数"までの距離感が掴めるか、残り2カ月で到達できるかどうかを、受験生と一緒に考えます。
LearningBaseでは過去問の1回目は前年度を使うようにしています。「去年の過去問」が"気持ち"を一番乗せれると思っています。
この時期に一番重要だと思うのは、やっぱりこれです。
③は"緊張と不安を感じて"解く過去問。
私立入試前は、本当の"受験本番前"の意識が持てるようになる時期です。
「1問でも間違ったら・・・」の恐怖を感じながら、過去問に挑めれば最高です。不安も緊張も、この時期にしっかり感じながら解く過去問は1月初旬のそれとは違うはずです。
中の人は、私立入試前は毎年「今のうちに、思いっきり緊張して、不安を感じるように」と言っています。公立入試当日に"いつも通り"は、たぶん不可能です。緊張と不安も、慣れるには練習がいると思っています。
④は"本番と同じ状況"を意識して解く過去問
私立入試を経験して"本番の雰囲気"が肌感覚で掴めているはずなので、この感覚で残りの公立入試の過去問を解きます。
過去問の数には限りがあるので、時間配分・捨て問の見極めを考えながら、1回1回本番通りを意識して解いていきます。
小論文はこのタイミングから本格的に対策を始めています。
上記のように取り組む時期によって、過去問に対しての姿勢が変わっていく姿を毎年見ています。
受験生が変化を意識できるように、中の人が声掛けしている側面もありますが、良い流れに乗れている受験生は上記の流れに乗れています。
受験生は、ここからが"何か"と向き合う一番しんどい時期ですが、体調最優先で、ぎりぎりまで無理して頑張ってください!
#直前期の口癖
本日は以上になります。
お読みいただき、ありがとうございました。
『Learning Base』
大阪府松原市にある進学塾。
開校時は高校受験のみの塾でしたが、卒塾生から「このまま大学受験までお願いしたい」というご要望があり、今は高校受験からの継続のみ大学受験にも対応しています。
代表ひとりで運営する小さな塾ですが、高校受験では天王寺高校や生野高校の合格、大学受験では同志社大学や関西大学合格などの進学実績があります。
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