英検の難易度差について | 大阪府松原市の進学塾 Learning Base

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新学期が始まったこの時期は、授業前と授業後の会話が楽しみな中の人です。

子どもたちから新しい授業科目や授業の進め方を聞いていると、「この科目では、こんな授業もあるのか」という学びが多いです。

中の人は学校の授業に合わせて教材や授業内容を調整しているので、この時期の情報収集は特に大切にしています。

 

 

本日は、英検の難易度差についてです。

この記事内容は、地域の小さな塾の一意見になります。

LearningBaseでは中学生の英検2級合格率は100%なので、再現性はそれなりにあると思いますが、参考程度に読んでいただけると幸いです。

 

英検は3級~2級の長文で出題される文法事項がある程度決まっています。

ですが、その級で出題されるすべての文法事項が問題に直結する訳ではないです。それよりも、1つ前の級で新しく習う文法事項が問題に大きく関係してきます。

ですので、長文問題を解いているときには多少文法が分かっていなくても「周りにある単語と文の流れで正確には分らんけど・・・こんな感じやろ!」で解き進めることができます。

 

そして、「こんな感じやろ!」で乗り越えた文法事項が次の級に挑戦する時には、問題に大きく関わってきます。

3級に合格しても不定詞や分詞、関係代名詞を「ん~なんとなくこんな感じかな」で乗り超えた場合は、準2級の長文で躓きやすいです。

2級も同様に、準2級の長文で出てくる文法を雰囲気で乗り越えたなら、長文問題での得点が厳しくなってきます。

 

中の人の経験則ですが、次の級に進む前に下記の文法事項が定着しているかを確認すると過去問で良い点数が取れるようになります。

 

【準2級を目指す場合】

・不定詞(3用法)

・動名詞

・関係代名詞

・分詞

・接続詞

 

【2級を目指す場合】

・準2級の文法

・不定詞(O to do)の能動態と受動態

・分詞(特にleave)

・間接疑問文

・数量表現(fewとa few)や倍数表現

 

準2級と2級にある難易度差の1つは、1つの文に含まれている文法要素数だと思っています。

準2級だと1文に1~2個の文法要素だけなので「雰囲気こんな感じかな~」でも問題が解ける程度に訳せる子もいますが、2級になると2~4個含まれているので少し空気が変わります。

「雰囲気こんな感じかな~」の精度は、個人差が大きいので、2級の英文でも道に迷いにくい子と迷いやすい子がいると思います。

 

上記の文法に加えて、2級になると長文内容(環境問題や伝記など)の難易度が絡むので、道に迷う要素が増えていきます。

さらに、本文と選択肢での言い換えの量も増えてくるので、なんとなくが通用しない感は増していきます。

 

大学受験英語は、ここにベーキングパウダーを入れて一次発酵させてから、クロワッサンの生地作りみたいに何回も折り返して、二次発酵させて、さらに折り返して、そこに別の生地を合わせて・・・みたいな感じです。

新高校1年生は、学校の授業と定期テストを大切にして、できるだけわからない箇所を少なくしておくと未来の自分に良いバトンを渡せるはずです。

高校1年生の英語の授業で「ここの文法難しいな~」と思ってる単元は、たぶん2年生になるとベーキングパウダーが加わって一次発酵します。

 

 

本日は以上になります。

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

『Learning Base』

大阪府松原市にある進学塾。

開校時は高校受験のみの塾でしたが、卒塾生から「このまま大学受験までお願いしたい」というご要望があり、今は高校受験からの継続のみ大学受験にも対応しています。

代表ひとりで運営する小さな塾ですが、高校受験では天王寺高校や生野高校の合格、大学受験では同志社大学や関西大学合格などの進学実績があります。

C問題の8割保証になる英検2級も、開校5年で中学生合格率は100%(6人/6人)

 

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