大阪府公立高校の入試戦略③ 目標点数740点編 | 大阪府松原市の進学塾 Learning Base

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数年ぶりにからあげくんを買ったら3個目で胸やけを感じた中の人です。

この原因は、日常的に揚げ物を食べなくなったからだと信じたいです。

 

 

本日は、大阪府公立高校の入試戦略の目標点数740点編になります。

続きものになりますので、今までの記事を一読してから読み進めていただけると幸いです。

#この記事も2500字overになります・・・

 

 

ここからの内容は、すべて松原市基準になります。お住いの地域事情に合わせて読み替えていただけると幸いです。

 

 

①700点と740点の違い

この点数差の40点は素点に換算すると28点です。

この28点がどれぐらい大きいかは実際に過去問を解くと実感できると思うのですが、数値としての点差以上に差があります。

個人的には、11月実力テストだと40点差以上の差がある感覚です。

LearningBaseでは、11月実力テストで700点目標なら410点、740点目標なら450点を超えることを目標にしながら、授業深度を変えています。

 

先日も中学3年生と数学C問題を解きながら「学校の定期テストで90後半って、なんなんやろな・・・」と話していました。

740点が目標の場合は、受験初期のマイルストーンとして定期テストは有用ですが、早めに五ツ木模試や公立判定模試への切り替えることができたらいいなと思います。

#切替後もキープは必要

 

 

②目標740点の素点按分計算

ここからは、740点を目指す場合の現実的な点数按分について書かせていただきます。

740点を目指す場合、オール45でも目標素点の最低点は336点になります。

ここからは素点336点で計算を進めていきますが、オール45は必須条件ではありませんが、この点数だとオール43ぐらいが現実的な下限だと思います。

定期テストと内申点の状況はお住いの地域によって異なると思いますが、個人的にはそれぐらいの感覚です。

 

336点を取るための科目按分ですが、英検2級保証点込みで考えさせていただきます。

英検に関しては各塾でいろいろな考え方があります。中の人は英検に関して否定も肯定もできる立場ではありませんし、するつもりもありません。

個人的には、合格可能性を上げるために使える制度上の選択肢という認識です。

 

現実的な目標点数として、まずは下記で3科目を固定します

国語/数学/英語/理科/社会

  /  /72/81/81

英理社で234点、残りの102点を国語数学で按分します。(102点にオール44の場合は4点、43の場合は8点を加算します)

 

740点を目指すのであれば、理科社会は81点(90%)を目標にしないと相当厳しい戦いになると思います。

社会で72→81の労力が10なら、数学で63→72の労力は100ぐらいが現場感です。

数学は直前期だけだと伸びにくいので、

 

LearningBaseでの102点の按分は、国語も数学もとりあえず51点を取れるラインまで到達してから、どちらかを得意科目に近づけるor強者科目まで伸ばしきる流れで調整しています。

 

 

③理科社会の重要性

今までの按分計算で理科社会の高得点を推してきましたが、理由があります。

C問題の国語と数学は年度によって、ほっっっんとうに難しすぎて差が開かない年度があります。

 

数学や国語で理科社会分を稼ぐ予定で準備していた場合、この年度にあたると予定していた余剰を作れない状態になります。

国語は1時間目、数学は2時間目なので、メンタル的にも相当しんどい1日になると思います。

 

理科社会は全高校共通の問題になるので、ある程度は難易度が安定しています

最難関私立高校入試のように、高校範囲から出題されることもないので反復・暗記の徹底で点数が安定します。

C問題採用高校を目指すのであれば、理科社会の定期テストは1年生から頑張っておいて損はないです。

 

個人的に、数学はそろそろ高難易度の年が来ると予想しています。

子どもたちとも受験当日に起こりえるイレギュラーとして、心の準備をしています。

 

 

④英検2級がない場合の戦略

ここまで英検2級を前提にしてきましたが、もし2級が間に合わない場合はどうするのかについてです。

一番初めに思いつくのが志望校の変更だと思います。まずはここを乗り越えられるかどうかだと思います。

#逆境に立ち向かう中学生

 

最近のC問題であれば、72点は取れる点数です。2023年度は英検利用者3,999人のうち、1205人が保証点数を超えています。2022年度は3,491人のうち、1299人が超えています。

英検保持者だけでこの人数なので、未保持者でも72点を超えている子を含むと相当な人数になるはずです。

 

文法や単語の基礎固め+リスニングがきっちりできているのであれば、直近2年なら72点は目指せる点数です。

12月末時点で大問1の文法問題が全〇になるなら、72点に届く可能性があると思います。大問1は問題の難易度に関係なく全問正解したいところです。

しっかりと取れるところを取って72点は選択肢の一つです。

 

余談ですが、試験時間85分の英検2級を隅から隅まで読んで40分で解けると、C問題を隅から隅まで読めます。

#中の人での実測値

 

 

以上がLearningBaseでの入試戦略になります。

点数按分は本当に個人差があります。特に強者科目がある場合は偏ることも多いです。

上記のバランスでなくても、900点満点で目標点数に届くことが最優先すです。

行き詰った時は、少し俯瞰してみると違う道が見えるはずです。

 

 

本日は以上になります。

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

『Learning Base』

大阪府松原市にある進学塾。

開校時は高校受験のみの塾でしたが、卒塾生から「このまま大学受験までお願いしたい」というご要望があり、今は高校受験からの継続のみ大学受験にも対応しています。

代表ひとりで運営する小さな塾ですが、高校受験では天王寺高校や生野高校の合格、大学受験では同志社大学や関西大学合格などの進学実績があります。

C問題の8割保証になる英検2級も、開校5年で中学生合格率は100%(6人/6人)

 

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