今年の共通テストの英語を解きながら、現代文と同じ感想を抱いた中の人です。
英語も現代文も「言い換えしても大丈夫な境界線」が見えないと厳しいというのが所感です。
本日は、中学３年生の数学で起こるこの時期あるあるについてです。
Learning Baseでも中学３年生がC問題に挑戦するようになり、この時期の数学あるあるを見るようになりました。
この記事の内容は、松原市内にあるLearning Baseでのあるあるになります。
お住まいの地域よってはあるあるが成り立たないと思いますので、松原市以外にお住まいの方は「こんなこともあるのか」程度で読んでいただけると幸いです。
何かと言いますと、
今までしなかった計算ミスが多発する
です。
定期テスト100点や実力テスト90点以上、五ツ木模試で偏差値70を超えているような子でもC問題に挑戦し始めて３年間分ぐらいは計算ミスが多発します。学校のテストでは計算ミスをしない子でも、C問題では計算ミスをするということが毎年起こっています。
C問題に挑戦し始めたころの計算ミスは「この時期はそういうもの」として受け取って、ここからどうやってミスを減らしていくかを考えていくのが良いです。
計算ミスが起こる理由ですが、個人的経験則では毎年同じ要因だと思うものがあるので、よくある要因をいくつか書いていきます。
①適切な時間配分が見つかっていない
子どもたちに「C問題＝超難問＝超急がなければならない」という意識があり、自分が計算ミスをしない適切な途中式や計算速度で解けてないことがあります。
ここは問題に慣れていくことで、自分にとって適切な計算速度が見えるようになり、得点箇所・問題の難易度などの感覚も分かってくるので解消されていきます。
焦りでミスをしているパターンなので、不要な焦りの要因を少しずつ取り除いていく必要があります。
②計算問題の演習不足
この時期になると計算問題の演習量がほぼ０に近くなっていることが多いです。
Learning Baseでは夏休みまでは計算演習を多めにしていますが、この時期はほぼ０になっています。
計算ができていたときの感覚が少し薄れてくるタイミングなので、この時期に計算演習をもう一度することで、このパターンの計算ミスは減っていきます。
１週間ほど計算演習を続けるとミスが減ることが多いので、この時期に１日２０〜３０分程度計算演習をしてみるのはありです。
今の力に合わせた計算ミスが起こらない途中式も探しながら演習を積むと計算ミスが減ります。
③計算スペースの書き方が整っていない
図形問題で一番多い計算ミスの原因はこれです。
C問題では今までにないほど長く複雑な途中式を書く必要があり、計算スペースを適切に使えていない場合が多いです。
計算用紙に自由に計算を書くタイプの子はここで苦労している姿をよく見ます。
「上から下に書く」「スペースを先に分割する」など間違わない工夫を探しながら「計算ミスしない程度の暗算」を見極めて、試験本番の計算スペースの使い方を探していく必要があります。
①〜③の要因の中で対策に一番時間がかかるので、子どもたちの途中式・書き込み・ミスの仕方を見ながら一緒に計算スペースの使い方を探します。
他にも要因はあると思いますが、この時期の計算ミスの要因は上記が多いと思います。
Learning Baseでは「そもそも計算ができない」「計算方法がわからない」みたいな要因でのミスはほぼないので、過去問での演習量をこなしていくことで計算ミスが減っていきます。
計算ミス１つで４点や６点を落とすという事実やそれを他の科目で挽回することがどれだけ大変なのかを知ることができるのも過去問演習の良さです。
丁寧さはここからでも身につくので、計算ミスに不安にならず、しんどい時期だからこそ淡々と努力を続けることが合格には大切です。
本日は以上になります。
お読みいただき、ありがとうございました。
『Learning Base』
大阪府松原市にある進学塾。
開校時は高校受験のみの塾でしたが、卒塾生から「このまま大学受験までお願いしたい」というご要望があり、今は高校受験からの継続のみ大学受験にも対応しています。
代表ひとりで運営する小さな塾ですが、高校受験では天王寺高校や生野高校の合格、大学受験では同志社大学や関西大学合格などの進学実績があります。
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