いきなりですが、次のような問題があったとします。
ある商品が1000個ありました。
1000個すべて売り切りたいと思います。
はじめは1000円で売っていましたが、売り切れそうになかったので、50%引きに値引きして売りました。
しかし、それでも売り切れそうになかったため、更に50%引きに値引きして売ったところ、完売出来ました。
問題:二回値引きしていますが、それぞれ商品の値段はいくらでしょうか。
割合に関する問題の正答率は少々低めかなと私は思います。
○○%引き、○割引き、○割の利益を見込んで~、定価・原価、などややこしくてこんがらがりますよね。
上の問題ですが、間違えてしまう子に非常に多いのが、
二回目の値引きされた商品の金額を0円と答えてしまうことです。
もともと1000円だった商品の金額が、最初の値引きで500円に。
二回目の値引きでは、500円の50%引きを考えるので、250円というのが正しい答えになります。
割合に関する考え方より、読解力が試される問題ですね。
ただ、50%引きした後また50%引きをしたら、
100-50-50=0%
という計算式を立てる子がいることも事実。
割合に関するものは日常生活でも使うので考え方・計算方法はしっかり理解しておきたいですね。
(文責:飯島)
