『プロフェッショナル』
言わずと知れたNHKの人気?番組。
毎回さまざまな分野の「プロ」の「仕事の流儀」が
一時間にギュギュっと凝縮された大変素敵な番組です。
気付くとたまに翌週の放送がなかったり、
少し前からやや不定期刊放送のようになっていて、
見るタイミングというか録画のタイミングを外したりしています。
今日?昨日?は、前日に録画用ハードディスクの中身を整理していたときに、番組表をチェックして録画しておきました。
バイオリニストの五嶋みどりさん。
正直、バイオリンとかクラシック音楽とか、
そういった方面にはたいへん疎いので、
今日の回はどうだろう、という想いで映像を見ました。
いやはや音楽のことはよく分かりませんが、
何となくこの人スゴイなって感じは分かるというか感じる。
「なにが?」「どこが?」
って言われてもきちんとコトバにして説明できないけど、
やっぱりスゴイ感じがする。
理屈は分からなくてもそういう響きって
何らかのメッセージを直接身体に届けてくれるんだ。
何よりこの番組で一番好きなところ、最後の「プロフェッショナルとは」の部分。
今日も今日でグッときました。
「感情に振り回されず、仕事(与えられたもの・選んだもの・頂いたもの)に向かって情熱を注ぐこと」
私なんて感情に振り回されてばかり。
あなたはどうですか?
感情はとても大事なものだけど、それに振り回されてしまうのはプロとしては失格なんですね。
いやー、それは分かっちゃいるけど・・・ねぇー
さらに、ニクイのは「感情に振り回されず」でも「情熱を注ぐ」って。
感情って言ってしまうと、プラスもマイナスもいろんなドロドロしたものが含まれると思いますが、そういったものにいちいち振り回されていては、たしかに良い仕事はできませんね。
しかし、「情熱」という、おそらくポジティブでパワフルな力というのは、存分に注ぎ込んで良いものだし、それがない「仕事」って、それは本当の仕事と言って良いのだろうか。
情熱を注いでいるつもりが、自分の我欲に走ってしまっている、
なんてこと、講師であれば何度か経験あるのでは!?
先生って人種はけっこうしゃべりたがりな人多いと思うので、
つい良かれと思って、あれもこれも、あんなこともこんなことも、
あることないこと、ほんとのことうそのこと、
いろいろ伝えようと思ってしまうものです。
だから精一杯の自戒の念を込めて。
明日からもまた、感情に振り回されずに、
情熱を注いでいこう。
そう、まさに「冷静と情熱のあいだ」
そのゾーンを、時にクールに、時にホットに、
自在に行き来できる・・・
そんな素敵な仕事人でいよう。