2014年7月4日(金)
本日の読売新聞には、
「小中一貫校 制度化を提言」
という見出しの記事が一面をかざりました。
教育再生実行会議によって提言されたようです。
小中一貫校。
最近は公立の中高一貫校なども全国的に広がりをみせていますね。
今度は小中の一貫校。
教育界では「幼少連携」なども研究されていますから、
このうち公立で幼稚園から大学までの一貫校なんてのもできちゃうんですかね!?
たしかに、今のような義務教育の「6・3」制、高校を入れての「6・3・3」というのは、発達段階からしたらちょっと乱暴な区切りとなってしまうこともあります。
たとえば、わかりやすいところでは、よく言われる9歳の壁とか10歳の壁とかそのあたり。
このあたりの微妙なラインで一つの区切りを設けておくのは理に適っているように思いますが、このあたりより専門的に研究されている方の意見なども聞かないと何とも言えないところですかね。
あと、実際に子どもたちに接している中では、やっぱり中1と中2,3の違いは大きい。
中1はむしろ小6とあんまり変わらなかったりします。
このあたりで区分けするというのも、人によってはスムーズな成長を促されることになるのかもしれません。
単に、これまで慣習のようにして「6・3・3」が定着してきましたが、「どこか」の「だれか」が「いつの頃か」に決めた制度ですから、現実に合わない状況が出てきたのであれば見直しいいでしょ!?
そういう見直しをする大きなきっかけになればいいと思います。
ただ、少し穿った見方をすると、制度改革などは、純粋に子どもたちや国家のことを考えてのモノであれば良いのですが、単なる利権争いのような改革であれば、単に現場が混乱するだけですからぜひやめて頂きたい。
また逆に理念に基づいた改革であるにも関わらず、反対勢力が単なる利権争いによる反対運動を繰り広げる・・・
それも何とかして頂きたいですね。
さてさて、どんな「教育再生」になるのでしょうか。