記事より引用します。
===================
・このことを痛烈に学んだのは、僕がハンゲーム・ジャパン株式会社に入ったころのことです。
・日本テレビ時代にMBAを学んだ僕は、さまざまな経営指標や分析手法を使って戦略を立案しようとしました。SWOT分析、ROA、ROE……。
・しかし、誰も理解してくれませんでした。いや、理解しようとすらしてくれなかった。
・当然です。彼らはゲームづくりのプロ。そもそも、そうしたことに関心がない。「そんなことより、とにかく“いいもの”をつくることが大事じゃないの?」。そう言われて、目からウロコが落ちました。まったくもって正論だったからです。
・「経営学」を学ぶと、いろいろな知識がつきます。 それは、経営者にとっては重要なものです。しかし、それを現場と共有することに意味はありません。むしろ、彼らの仕事を邪魔するだけなのです。
======================感覚的にすごくわかるなー。
チーム内での「共有」は大切です。すごく重要なことだと思います。
ただ、「誰に(どんな立ち位置かつ、どんな気質の人に)」「どんな内容を」「どういう風に」共有すべきか。
これをしっかりと考えて、適した形で内容を伝えることが大切だと僕も現場感として思います。
教科書的に言えば、全員が経営者意識で、財務という共通言語を認識したうえで・・云々。
になるのかもしれません。
ただ、そんなのは綺麗ごとだと思うのです。(あくまで私の意見です)
全員が経営者意識で!というのは、経営側からの一方的な目線でしょう。
経営者側から見ればリソースですが、働く人側から見れば、それは個人のキャリアです。会社はステージであって、さまざまな気質の人、考えの人がいるのは当然。
だから、それよりも別のところに関心が高く、「理解しようとしない」人がいるのも当然。
そういったことを無視して、経営側の意思に完全に合わせろ!というのは昭和の右肩上がりの村社会な時代の話だと僕は思うのです。(もちろん個人が組織に合わせるべきところは合わせることも必要ですよ。「経営側目線の一方的な」というスタンスだと時代にずれているという意味です。)
力でねじ伏せて経営側と同じレベルに合わせようとさせても、納得しませんよ。記事にあるように邪魔だ、めんどくさい・・・としか思わないでしょう。
だからこそ、「誰に(どんな立ち位置かつ、どんな気質の人に)」「どんな内容を」「どういう風に」共有すべきかをチューニングする力が(も)、経営側や人事側には必要だと思います。
いかがでしょうか。
▼株式会社ラーニングエンタテイメントWEB▼
人材・教育業 ブログランキングへ