ジュニパー精油は「むくみ」より筋トレに効果的なアロマ

こんにちは、軍場大輝（くさば　ひろき）です。
令和元年も残すところ数日。

来年は今まで以上にアロマな年にしようと思います。


では、今回紹介する精油は「ジュニパー」です。
 

まずはyoutubeで解説

 

 

 

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精油名：ジュニパー

学名：junipers communis

科名：ヒノキ科

別名：ジュニパーベリー

蒸留部位：果実/水蒸気蒸留法

IMチャート：右下
注意事項：特になし


【主要成分】

α-ピネン、サビネン、ミルセン、テルピネン-4-ol、カンフェン

 

【効果】

むくみより痛みにおすすめ。肩こり、筋肉痛、腰痛など。他にも結石の防止として腎臓付近へのマッサージ的につかう。

飲むとか、原液を塗布するなどの使い方をしなければ特に注意の必要のない精油。


【おすすめの使い方】

芳香浴：◯

マッサージ：◯

入浴：△

スキンケア：△

香水：△

メディカルアロマ：◯
 

 

　ジュニパー精油に期待できる効果

 

■筋肉増強

運動やスポーツにおいて、骨格筋は最も重要な筋肉です。ヒトは骨格筋の収縮と弛緩させることにより身体活動を行なっています。血液中の糖や脂肪は、骨格筋の活動するエネルギー源として取り込まれます。骨格筋は最大のエネルギー消費組織でもあります。その他にも、関節の安定や姿勢の保持、血管、臓器の保護等の役割があります。

 

骨格筋量は、筋タンパク質の合成と分解のバランスにより一定に保たれて、通常の生活では急激に変化はしません。しかし、加齢に伴い骨格筋量や筋力、筋機能は低下していきます。

３０歳を過ぎると１０年毎に約５％前後の割合で減少し、６０歳を過ぎるとその減少率はさらに加速します。高齢期には瞬発力やパワーに関係する速筋（白筋）が減少することが特徴です。加齢に伴う骨格筋量や筋機能の低下は、転倒による怪我、身体活動の低下を引き起こし、それに伴い骨粗鬆症、肥満やインスリン抵抗性等の代謝障害の危険性を高めると言われています。骨格筋量を増加することは、アスリートだけでなく、ヘルスケアの点でも求められています。

 

その骨格筋量を増加させる因子の１つにSRF（Serum Response Factor:血清応答因子）があります。SRFシグナルは筋肥大に関係することがin vitroで明らかにされています。

（Gauthier-Rouviere、Mol Biol Cell、7、1996）

また、加齢時のヒトやマウスの骨格筋においてSRFが著しく減少し、SRFシグナルの低下が加齢期の筋萎縮を引き起こすと考えられています。

SRFの遺伝子を無効にしたマウスでは白筋（速筋）が萎縮することや筋損傷からの回復が損なわれることが報告されています。

（Sakuma、Biochim Biophys Acta,1782、2008）

 

ヒノキ科植物であるジュニパー（Juniperus communis）からの抽出物であるジュニパー精油には優れたSRFシグナル活性化作用があります。

 

SRFシグナルの活性化で期待できること

・筋量増加：筋肉量を増加させること

・速筋増加：速筋の筋肉量を増加させること

・筋分化促進：筋芽細胞が融合して多核の筋管細胞を形成し、更に筋管細胞の成熟により筋繊維が形成される過程のこと

・筋損傷抑制：筋挫傷、肉離れ、筋痙攣、筋肉痛といった筋の微細構造の乱れ、筋繊維の断裂、筋肉の炎症を抑制すること

・筋力向上：意識的に発揮する最大筋力の増加

・筋萎縮抑制：「筋萎縮」とは筋タンパクの分解速度が合成速度を上回ることにより筋細胞が減少・収縮し、筋量が低下することをいい、「筋萎縮の抑制」とは、不活動や加齢、疾病等による筋量の低下を抑制することをいう

・筋力低下抑制：意識的に発揮する最大筋肉の低下を抑制すること

・筋タンパク質分解抑制：筋タンパク質がアミノ酸に分解され筋肉が失われる過程を抑制すること

 

ジュニパー抽出物は、ゼブラフィッシュを使った実験で相対筋肉重量、速筋マーカー遺伝子発現、筋分化マーカー遺伝子発現を有意に増加させました。

また、マウスの筋肉重量、大腿四頭筋重量、ヒラメ筋の最大筋力、ヒラメ筋重量、ヒラメ筋の遺伝子発言を有意に増加させることが確認されています。
（公開特許公報「特開2013-100272 発明名：SRFシグナル活性化剤」より）

 

【ジュニパー精油を使った筋肉増強レシピ 5%濃度】

ジュニパー精油　50滴

キャリアオイル　20ml

ジェル基材　30ml

午前中に適量を筋肉増強したい部位に塗布

 

 

 

■発毛・育毛効果

毛髪は一定の周期で常に生え変わり、自己再生を繰り返しています。毛髪は皮膚外部に露出していますが、毛乳頭や毛母細胞は皮膚真皮に埋没しています。皮膚表面が下部方向に伸びていくことで毛包は形成されます。毛髪が伸びてくのは一定期間継続しますが、やがて停止し、毛母細胞は退縮に向かいます（退行期）

この一連の過程で、真皮奥深くまで伸びていた毛包は頭皮表面近くまで短くなり、毛乳頭のサイズも小さくなります。やがて休止期を経て、再び毛母細胞は活性化され新しい周期の成長期へと向かいます。この周期がほぼ一生を通じてくりかえされます。（毛周期）

 

毛包の最底部に位置する毛乳頭は毛包の自己再生のための活性化シグナルを送るいわば司令塔です。毛周期において、休止期から成長期に移行する際、毛乳頭はバーシカンという糖タンパクの一種を特異的に発現します。

ジュニパー精油にはバーシカンの発現を亢進させることが確認されており、育毛効果があります。
（参考：「公開特許公報：特開2005-200383」）

【発毛・育毛ローションレシピ】

ジュニパー　１０滴

クローブ１０滴
バジル１０滴
無水エタノール５ml

グリセリン５ml

ハーブウォーター40ml

 

 

■ 筋肉痛（体験談）

ジュニパー　５滴
サイプレス　５滴
ユーカリ・グロブルス　５滴
ユーカリ・ラディアタ　５滴
ラヴィンツァラ　５滴
キャリアオイル　２５ｍｌ


【体験談】2010年10月26日
私最近スマートフォンに夢中になってましてずーっと使っていると首と肩ががちがちになってしまいます。なので上記レシピをお風呂上がりにつけて軽くマッサージ。
そしたら30分ぐらいした頃に、痛くなくなってることに気付きました。

お風呂上がりだからかなーと思って翌日も固まった首に塗ってみました。
やっぱりしばらく後に、いつの間にか痛くなくなってました。

嬉しくなって足なんかにも塗ってみました。
ゴルフでへろへろだった足が楽になりました。

どうやら効いてるみたいです。
手持ちの精油で出来て本当に嬉しいです。
本当にありがとうございました。
 

https://ameblo.jp/lealea/entry-10687739734.htmlより

 

■ガングリオン（体験談） 

ジュニパー５滴

サイプレス５滴

ラヴィンツァラ　５滴

レモン５滴

ジェル基材　１０g

【体験談】2014年2月3日

いつもブログ楽しみにしています。
少しずつアロマを生活の中に取り入れる事を実践しているのですが、先日ブログの中のガングリオンのレシピを母に試したところ、親指の頭ぐらいあったものがほとんどどこにあるか分からないぐらいまで小さくなりました。うちの母は元看護師なので非常に驚いておりました。
またいろんなレシピを楽しみにしています。

https://ameblo.jp/lealea/entry-11763964857.htmlより

 

■ ジュニパー精油に含まれるα-ピネンの薬理作用

免疫機能賦活作用：細胞性免疫に対する賦活作用が確認されています。
除光作用：わずか数％をエタノールに混ぜて使用することにより、マニキュアを落とすことができます。

有害生物駆除及び忌避作用：細菌、カビ、シロアリ、ダニなどの有害生物に対して優れた効果を発揮します。特にシロアリに対する優れた殺虫作用を有しています。

抗菌作用 ：虫歯原因菌、水虫原因菌、ニキビ原因菌に対する抗菌作用。
咳止め

居住空間に漂うホルムアルデヒドと反応して低減させます。
消臭作用：α-ピネンは腐敗を防止することで悪臭の発生を抑制。

脳血流を増大して大脳活動を活性化する働きがあり、低濃度ではストレスによる精神的発汗（冷や汗）が減少し、末梢血管拡張作用により血流量が増加して手先が温まったり、脈拍数が減少して安定化することが確認されています。

交感神経の高ぶりを抑え、副交感神経の働きを活性化させます

強壮作用を持つので、無力症などに有効です。

δ-3-カレンとの組合せで精神状態改善と肥満抑制効果が報告されています。

【α-ピネンを中心としたレシピ】
ジュニパー　４滴
サイプレス　　　　　　　２滴
アカマツ・ヨーロッパ　　２滴
フランキンセンス　　　　２滴
無水エタノール　１０ml


以上がジュニパー精油に期待できる効果です。ジュニパーはむくみに対しての効果が代表的ですが、どちらかというとスポーツに向いているかもしれませんネ。

では、また次回のブログをお楽しみに(^ ^)
 

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https://ameblo.jp/lealea/entry-12563011419.html

 

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