以前からメーターワイヤー付近から異音が出たり出なかったりしていたのですが、どうせメーターワイヤーが切れかかっているんだろうと放って置いたら、走行中に突然大きな異音がしてメーターが壊れました。
どうやら原因はメーターワイヤーではなくメーターにあったようです
機械ならともかく電子回路は良く分からないので、とりあえずメーターを外してミニレギュレーターが正常かだけ調べました。
テスターで調べると直流で12vを指していたのでミニレギュレーターは大丈夫そうです。
後はバッテリーレスに対応するメーターを買って取り付ければいいかと、新しいメーターを物色していたのですが、スピード、タコ、油音、時計など同程度の機能を持ったメーターとなると2万円程するしどれもバッテリーレスには対応していないようです。
とりあえずダメもとでメーターをバラすことに。
手に負えなくても勉強になるし、LEDチップとか面白いパーツが手に入ればいいなくらいに思っていました。
原因はここにありました。
メーターワイヤーから回転数を拾うセンサーと磁石です。
メーターワイヤーからの振動でセンサーが付いている基盤を固定するネジが緩んで外れていました。
その外れたネジはここに
磁石にくっついてジャイアントスイングの要領で他の部品を叩いて異音を出していたようです。
異音が出たり出なかったりしたのは振動でネジの位置が変わったからでしょう。
良く見るとネジ山が擦れて無くなってしまっています。
ジャイアントスイングでとどめを刺された電子部品がコチラ
このパーツも仲良く磁石にくっ付いていました。
じゃあ、このパーツを元に戻せば直るんじゃないかという甘い考えでハンダで元の場所へ取り付け直します。
振動で外れたネジは摩耗してネジの機能を果たさなくなっていたのですが、代わりになる大きさのネジの持ち合わせがなかったので、二度と外れないように瞬間接着剤で留めておきました。
ケースに戻して半信半疑で通電させてみると、直りました。
こういう電子関係は大抵ダメな場合が多いのですが見事に復活しました。
エンジンを切るたびにODOメーターがリセットされてしまうのは相変わらずですが、その他は以前と変わらず機能しています。
ダメもとの修理が成功して2万の出費が抑えられました。