モノクロフィルムの現像に挑戦しました。
ずっとやってみたくてなかなか手が出せなかった自家現像ですが、スキャナー購入をきっかけに手を出してみました。
道具はアマゾンと百均で揃えて16,000円程。
手先が器用なので問題にならないだろうと高を括っていたのですが、ダークバッグの中でリールにフィルムを巻くのが想像以上に大変でした。
力加減が難しく、上手くいかないとリールの溝にフィルムが入らず傷つけてしまい、せっかく撮影したものをダメにしてしまうのでかなり入念に練習しました。
「趣味には真面目だね」と妻が感心する程に。
現像処理も一度薬品を投入すると待ったなしなので、十分にイメージトレーニングをして工程を覚えました。
初めての一本を現像しただけなので手順に関しては書きません、色々な方が記事にしています。
私はそれらの記事を参考にしました。
フィルムは富士フイルムのNEOPAN 100 ACROSを使用したので薬品はすべて富士フイルムで統一して、各種薬品の処理時間と温度は薬品のパッケージに書かれていることをを忠実に守りました。
現像データだけ紹介します
【現像液】
スーパープロドール
原液を水で1:1で希釈して20℃で6分30秒
【停止液】
富士酢酸 30秒
【定着液】
スーパーフジフィックス
20℃で10分
予備水洗30秒
【水洗促進剤】
富士QW
20℃で1分
フィルムの水切りは富士のドライウェルを使用。
一本目ということで経験則がないのですが、今まで写真店に出していたフィルムと比べるとコントラストが強くシャープな印象を受けました。やや粒状感も強い気がします。
この辺は現像液や処理時間、薬品の温度で変化するようですが、今回初めてにしては上手くいったのでしばらくは同じレシピで現像処理していくつもりです。
初めて現像したフィルムから一枚
GT-X830でスキャンしてTIFFに変換後Lihgtroomでコントラストとシャープを少し整えた程度です。
写真はお気に入りの豆を挽いてコーヒーを入れたところ。
現像ができるようになったので、モノクロに関しては撮影から現像、スキャン、デジタルデータの現像までの工程を自家で完結できるようになりました、これでますますフィルムで撮影する写真が気軽に身近になりました。
せっかくなのでいずれ中判のカメラも手に入れたいと考えています。