EOS 630では他のEOSで使っているリモートケーブルレリーズ(ステレオミニジャックΦ2.5)が使えないので専用のものをヤフオクで手に入れました。
EOS 630はなんと、リモートケーブルレリーズを手に入れただけだは使えません。
レリーズを接続する端子が付いていないのです。
取り付けたいなら別売りの端子が付いているグリップを買う必要があるのです。
しかも端子が付いているだけでそれ以外は標準のグリップと全く同じものです。
Canonはリモートケーブルレリーズを取り付けるだけでもう一つグリップを買わせるようなセコイ商売をしていたということ。
Canonが好きで使っていますがこれには幻滅しました。
1988年当時はこれが普通の使用だったのでしょうか、今どきこんな商売をしていたらユーザーは呆れて他へ流れてしまうような販売方法ですね。
しかもこのグリップ、レリーズを取り付けるとグリップから90度の角度でケーブルが飛び出してしまうので、ケーブルを取り付けたままグリップを握ることができないというトンデモ仕様でした。
グリップを一つ余分に売るために端子を付けず、しかも使い勝手を考慮せず無理やり端子を取り付けたのでしょう。
この位置に端子が付く必然性が全く見当たりません、別売りの端子付きグリップをオプション設定することありきの商品開発だったのでしょう。
記事を書いていたらまたイライラしてきてきました。
グリップは1,000円、レリーズは100円でした。
当時はバブルの絶頂期ですから、もしかしたらこんなことでブツブツ文句を垂れるユーザーはいなかったのかも知れませんね、もしくはそんな貧乏なユーザーには使って頂かなくて結構という考えだったのかも知れません。