ECHO 20 Mark2   | 雲のような毎日を

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ECHO Mark2の完成車が家にやってきました。

昨年の4月7日にトライアルバイクを購入したのでちょうど一周年ですが、それを記念してこの度新しいトライアルバイクを新調しました。




嘘です・・・




私が留守の間に従兄が家に遊びに来て、トライアルバイクを見つけて勝手に乗っていったようで、それで気に入ってしまったらしく、電話がかかってきて

「俺にもお前の持っとる椅子の付いてないちっちゃい自転車買ってきて」

と言われました。


従兄は商売をしていて忙しい人なので、20インチのトライアルバイクを買ってもなかなか練習出来なくて飽きてしまうんじゃないかと思ったのでMTBを勧めてみましたが、とにかく私と同じ"椅子の付いてない自転車"で"フレームはグリーン系"の一点張りだったので、予算は10万円ということでショップに相談に行きました。


ショップで20インチのトラ車でフレームがグリーン系、予算10万円ということと、忙しい従兄の事を考えて、チマチマパーツを変えて乗れるバイクに仕上げなければいけない"とりあえずのパーツが付いていますの完成車ではではなく、しばらくパーツ交換しなくても乗れるしっかりとしたパーツで組んである完成車"がいいと伝えました。


フレームがグリーン系というのが難しいという話をしながら店内を見回すと、組みかけのECHOのバイクが目にとまりました。


聞くと、買い手は決まっていなく店の展示販売用として仕入れたばかりのものとのことでした。

値段はざっと13万円で、 "とりあえずのパーツが付いていますの完成車ではではなく、しばらくパーツ交換しなくても乗れるしっかりとしたパーツで組んである完成車"の条件は満たしています。


予算は10万円を超えていますが、実車を自分の目で確認することもなく"椅子の付いていないちっちゃい自転車"という指定だけで10万円の自転車を買ってしまうくらいでお金には困ってない人なので、電話で「いいものが有った」と連絡して購入してきた次第です。



注文から引き取り、代金の立替まで私がやったので、その代わり本人への引渡し前に少し試し乗りさせてもらえるようにお願いしました。


ECHO Mark2の完成車はトライアルショップの"あじと"で販売しているものです。

HPでは重量8.2kgとなっていますが、実測8.8kgでした。

しかし私のバイクが9.4kgなので乗ってみるととにかく軽く感じました。


BBHは+80mmですが私のバイク+50mmと比べて全然違和感は感じないくらい自然に乗れるポジションでした。


バイクの重量差+BBの高さから来る軽快感が合わさってさらにバイクを軽く感じさせているように感じます。


見るからに細いフレームは良くしなるように感じ、ダニエルをしてもオットピをしても自分のバイクよりも良く飛べました。

スタンディングから漕ぎあげてダニエルしてもマニュアルをしても簡単にフロントが上がるのに、フロントを支点にリアを上げても重くないという不思議な感覚です。


何より良いと思ったのはハンドル周りのポジションで、ハンドル幅は74cmと広めですが、私はやはり広めのハンドルが好きなようでとても乗りやすく感じました。


ポジションは総合的に判断するべきものだとは思いますが、特にハンドル周りがしっくりと来るので他に何が違うのかと2台のバイクをひっくり返して並べて見たのが上の画像ですが、大きく違うのはタイヤの高さでした。

正立させるとハンドルの高さが違うということになります。


ECHOは150×30のステムで、私のは150×35なのでステムだけで言えば私のバイクの方がタイヤが高くなるのですが、ハンドルのライズの違いでECHOの方が随分とタイヤの位置が高くなっています。


とにかくECHOは乗りやすくまるで私の為に作られたバイクのようで、ECHOが紙飛行機なら私のはトラクターに感じるほど全てが滑らかで軽く感じました。


人のバイクなので車庫の中の平地で少し乗っただけですが、自分のバイクに乗ると違和感しか感じなくなるほどにしっくり来るバイクでした。




トラクターなバイク

BBHとの兼ね合いもあると思いますが、特にハンドル周りが気に入ったので同じハンドルバーを試してみたいと思いまいした。

でもそうすると150×35のステムではハンドル位置が高くなりすぎるかも知れないですね。

相対的にBB位置が30mmも低いですから。



という記事を書いているうちにその従兄の兄ちゃんから電話がありまして。


どうやら勢いで買った20インチのトライアル専用車にすでに及び腰のようで、よく聞くと本人は通勤なんかでも使いたかったりストリートトライアルの方にも興味があるようで、だからMTBも勧めたのに・・・


おまけにバイクにも乗るから自転車の練習する時間が・・とか言うし・・


ともすると私のところにそのまま流れて来そうな会話の流れでしたが、一年ごとにトライアルバイクの新調ってのも時代の流れに逆らっていて家族に申し訳が立たないし、ちょっと前にMTB買ったばかりなので・・・


一番いいのは従兄が真っ当にトライアルに取り組んでくれることなんですが。


今回の試乗でバイクトライアルにおいて軽さは正義だということが分かりました。