ステム交換 ECHO 170×30 → BAZOOKA 150×35 | 雲のような毎日を

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約一年、ECHOの170×30のステムを使ってきました。

他に比べるモノもないので特に不満は無かったのですが、マニュアルをしようと足掻いてもなかなかフロントが上がらなかったり、ステアにフロントを漕ぎ上げて乗せるときに重いんじゃないかと感じるようになりました。

最近、ダニパラの練習を初めたのですが、溜めからハンドルを引き付けるときにハンドルが遠いために力が入れにくいように感じたので思い切ってステムの交換をしました。


180×35と150×35で迷いましたが、150mmの方が一般的なようだったのでそちらにしました。

今まで使っていた170×30と比べると長さで-20mm、角度が+5°とかなり大きな変化ですが、他のステムを使用したことのない私にはどちらへセッティングするのが正しいのかの知識がないので、初めてのステム交換は大きく振ってみて変化を体感することにしました。


"セッティングを決める"ためじゃなく、170×30をランドマークとして変化の大きなステムを使い、理想のセッティングへの方向がどちらなのかを見極めるための変更です。


BAZOOKAの150×35は218g、ECHOの170×30は245gだったので-27g



1枚目 ECHO 170×30

2枚目 BAZOOKA 150×35

3枚目 BAZOOKA 150×35 ハンドルを上死点少し手前まで起こす


BAZOOKA 150×35に変更して乗ってみると直ぐに違いが体感できました。

まずハンドルが近く感じます、マニュアルをしてみると今までどれだけやっても殆ど上げられなかったフロントが簡単に上げられるようになりました。

ただ、上がった先のピーキーさは変わりありません、相変わらず怖いです。

(BRASS1でのマニュアルはもっとマイルドで楽しいです。)


漕ぎ上げてステアにフロントを乗せてみても、今までのように"よっこらしょ"という感じがなく"スっ"とフロントが上がります。


フロントホップのスタンディングでもハンドルの遠さを感じることはなく、より自然にホッピングさせることができます。


ハンドルが手前に来て角度が上がることで重心がハンドル寄りからBBに近くなったようで、総じてフロントアップ系の動きが軽くなりました。

その逆に、フロントタイヤを支点としてリアを上げる動きが重くなりましたが、この変化は今のところトライアルをするうえで問題にはならないと思っています。


最後に、少しフロントが軽すぎて、溜めや大きく動くのにやや狭いんじゃないかと思いからハンドルの角度を上死点から少しだけ手前の位置まで起こしました。

この変更でさっきのセッティングよりマニュアルをしたときにフロントが上がりづらくなりました。





上が170×30 下が150×35

トライアルをするのにどちらが適したステムかは分かりませんが、私の今のレベルでは長いステムは少し持て余してしまうようで、よりリラックスした状態で乗れる短いステムの方がいいように感じました。






ダニエルをしてみた画像の比較

元々安定したダニエルが出来ていたわけじゃないのでこれに関しては違いが分かりませんでした。


"20cmのU字溝にフロントを乗せてホイールベース分の突き出し"が苦手でなかなか成功しなかったのですが、ステムを交換して成功率が上がりました。

遠すぎたハンドルが手前に来ることで大きく前後に動けるようになったおかげじゃないかと思います。



50cmのパラレルもやりやすくなりました。

今まではセットからフロントを引き上げるときに、ハンドルが遠い分ワンテンポ遅れてフロントが上がるため、リアの引きつけが遅れて横方向への飛びが足らずにリアタイヤが乗らないことが多かったのですが、ハンドルが近くなった分、リニアにフロントが上がるのでリアの引きつけが早くなり、今までにないほどしっかりと横方向にリアタイヤが付いてくるようになりました。

成功率が上がったというより、飛んで一度も失敗しなかったのでかなりの変化です。



全ての動きが一段軽く感じられたので、今までやったことのないダニパラの50cmに挑戦してみました。


ダニパラは高さの練習をする前に、しっかりとした動きを体に覚えさせようと20cmのU字溝での練習を繰り返していました。

逆パラ(左→右)がやりやすく、正パラ(右→左)が飛びにくかったので、苦手な正パラが満足に飛べなければ逆パラの練習はしないと決めて練習しています。

今までの練習よりいきなり30cmも高いのですが、何度か挑戦してなんと、正、逆、共に成功しました。


ステムが短くなったためしっかり腰を落として溜めることが出来るようになり、溜めからハンドルを引いた時の反応がクイックになったので踏切のタイミングが合わせやすくなったように感じました。



ダニ飛びはまだ試していないのですが、ハンドルが引けるようになった分、飛距離も伸びるんじゃないかと期待しています。


"マニューバスペースを広く取って大きく体を使う"と読みましたが、今のレベルの私にはこのフレームに170×30のステムでは広すぎたようで、効率良くスペースを使い切っていなかったようです。

大切なのはライディングスキルに合わせて使い切れる、ちょうど良いマニューバスペースにセッティングすることじゃないかと初心者ながらに感じました。


もしかしたらライディングスキルが上がった時に、このフレームと170×30のステムでちょうど良いと思える時が来ることもあるかも知れませんね。


ステム一本でバイクが別物に変わりました。