なぜ日本人は欧米人に比べ姿勢が悪く、腰痛が多いのか日々疑問に思い続けています。
腰痛の原因は猫背、背骨の湾曲が関連するというのは最近ではよく言われていることです。
赤ちゃんの頃は皆人種に関係無く同じ状態に見えるのですが年齢が重ねるにしたがって次第にその差は明らかに違いを見せてくるように感じます。
早い子は小学校前から姿勢の悪いこともあるようです。お客さんで学習塾の経営に携わっている方に話を聞くと最近は猫背の子供が以前に比べ非て多いと・・・みなさんが思いつくのは日ごろの生活環境がゲームやスマホに依存しているのが原因だと考えられるのではないでしょうか…
中には人種、遺伝が関係していると言う人もいますが、調べてみるとこどもの姿勢の悪さ、猫背の原因は赤ちゃんのときの立てるようになるまでの「ハイハイ」の期間も大きく関係しているようなのです。
生まれる前、お腹の中にいる時の赤ちゃんはお母さんのお腹にうまく納まるように丸くなっています。（この時が究極の猫背でしょうか）丸くかがんでいた赤ちゃんは生まれて、うつ伏せから顔を前に向けるために首が座ると、首が後ろに反り（前弯）が現れます。その後ハイハイするために背筋を活動させるので腰部の反り（前弯）が起きます。このように前に丸まっていた背骨は活動とともに自然に弯曲を作り出していきます。ハイハイは人としてこれから死ぬまで立ち上がって活動していくうえでとても大切なトレーニングなのです。
無理やり早く立ち上がらせてしまうということは、骨格形成にとても大事なハイハイの期間を短くしてしまうということになってしまいます。せっかくの背骨の周りの筋肉の成長、正確な弯曲を身につける大切なトレーニング期間が充分でなくなってしまう為、幼少の頃からの姿勢の悪さ、そして将来側弯症につながってしまうそうです。
また幼少期の猫背は首が前に傾くことによって口の中の舌の納まりが下顎でなく上顎の歯の後ろを押し出すように納まってしまうので次第に出っ歯になって口呼吸になってしまうという歯科医の話もあります。
他の子よりもうちの子の方が早く立てたわ…と言って喜んでいるのは大きな間違いなようです。
またハイハイの時期によく利用されている歩行器は便利な反面、立ち上がる筋肉や骨格が未発達なこの時期に歩行器で無理やり立たせてしまってしまうということで、赤ちゃんが自分で歩く為の準備、成長を阻害するという報告もあります。
そんな歩行器は、欧米ではもう時代遅れの器具と認識されていて、最も先進的なカナダでは2004年、カナダの保健省が歩行器を全面禁止にしました。もう10年以上前から歩行器の販売は法律で禁止されています。
他の先進国でも、それらの流れに乗っているのが現状で、もはや歩行器は世界的には百害あって一利なしというのが常識になっている中、日本では当たり前のようににネットショッピングサイトなどで歩行器はいくらでも見つかり、赤ちゃん用品のお店に行けば様々な歩行器がたくさんと並んでいます。そのため、「歩行器＝危険な器具」ということを知らない人には、その危険性が伝わらないのが現状なようです。
いろいろ幼少期の猫背の原因を述べてきましたが、最近増えてきている子供の猫背は成長にしたがい将来的に必ずと言っていいほど慢性的な腰痛、O脚になってしまいますので、早い段階で骨盤矯正、猫背矯正などの処置をされた方がいいと思います。
人間の身体は骨が歪んでしまったから痛みやコリが出るのではありません。筋肉が固くなってしまって背骨や骨盤などの骨を歪ませているのが正解です。
ミオンパシーの整体は痛みや固い筋肉を柔らかくなるところでしばらくキープしゆっくり戻すことで筋肉を柔らかくしていくとてもソフトな整体ですのでお子さんから年配の方でも負担が無く施術を受けることができます。
どうもうちの子の猫背、姿勢の悪さが気になるなどお悩みの親御さんがいらっしゃいましたらお近くのミオンパシー系列の治療院もしくはレイジーサンデー整体スタジオまでお気軽にご相談ください。