今日は日本の富裕層についてのお話
以前金融関係の仕事をしていたので結構お金持ちの方々を見ることが出来ました。大体タイプ別に分けると、
①資産リッチ(土地持ち、古くからの日本の資産家、金持ちの多くがこのタイプ)
②キャッシュリッチ(高額のサラリーを貰うタイプの金持ち、外資系企業幹部・芸能人スポーツ選手などなど)
③成金(株や土地で一発当てた人、その後没落していく人が多い)
こんな感じで大別出来ると思います。
今は②と③のタイプの金持ちが増えてきましたけど、ちょっと前まではほとんど①のタイプの金持ちばっかりでしたね。ちなみに地方では今だに①のタイプの金持ちばっかりです。
最近富裕層マーケティングなんていう言葉があるようですが、もし金持ちを相手に商売するなら絶対に②や③のタイプの金持ちをターゲットにすべきです。昔ある地方都市でお客さんだったおばさんが典型的な①のタイプの金持ちで、資産は数十億あったんですけど超ケチでした。服とか装飾品なんて一切着けていなくてパッと見そこらへんのオバチャンと区別が付かなかったです。その人が言うには「親から無駄遣いするな!」と徹底的に教育されたらしく節約家になってしまったとのこと。
ただ①のタイプの金持ちって毎月の収入は意外と少ないんです。それに反して税金だとかは資産額相当にかかって来ますので、堅実に生きていかないと一代でつぶれてしまう事だってありうるんです。だからそういう資産家の家って代々ケチであったりします。
その点②とか③の金持ちって宵越しの銭は持たないって言うか、ホント浪費家が多いですね。たぶん自分の体一つで稼いだ金って言う自信があるからなんでしょうけど。
高額商品を扱うお店にとっては②とか③のお金持ちってホントいいお客さんなんだろうなって思います。だって古くからの資産家でフェラーリ乗ってる人なんてほとんど見ないです。よくてセルシオとかクラウンとか?下手するとそこらへんのある大衆車に乗ってる事だってありますからね。
さっきの話の地方のおばさんの話の続きですが、子供たちに生前贈与したいって相談されてその額がビックリ一人5億くらいだったかな?金額見た瞬間「ギャッ!」って声出しちゃいました。その分結構いい手数料落としてくれたみたいですけど・・。