竹内まりや。
デビュー曲となった「戻っておいで・私の時間」は、伊勢丹のCMとしてタイアップ、アルバム「BEGINNING」はロスアンジェルス録音と、破格のデビューを飾りました。
【1978 伊勢丹CM】
【戻っておいで・私の時間 / 竹内まりや(1978)】
元々は、加藤和彦が伊勢丹のCMソングを歌う歌手を探していた際に、スタジオのエレベーター前で偶然に竹内まりやと会ったことがことがきっかけで「戻っておいで・私の時間」を歌うことになったという偶然。。。
何もかもが順調なデビューとなりました。
加藤和彦の持つアメリカンポップスへの造詣と、竹内まりやの持つアメリカンポップスへの愛情がぴったりとマッチしたサウンドとなった「戻っておいで・私の時間」。
レコーディングメンバーも、
松木恒秀:E.G
笛吹利明:A.G
高水健司:B
高橋ユキヒロ:Ds
今井裕:A.Piano
と、一流のメンバーが揃った作品で、私はこの曲の高橋ユキヒロの軽やかなドラムスに虜になってしまいました。
【戻っておいで・私の時間 / 竹内まりや(1978)】
作詞:安井かずみ
作曲:加藤和彦
編曲:瀬尾一三
当時、私は、ラジオで聞く機会があり、加藤和彦好きだったため、すぐにアルバムを購入しました。
【BEGINNING / 竹内まりや(1978)】
アルバム1曲目に収録された「グッドバイ・サマーブリーズ」は、林哲司の作曲によるもので、L.A.の風を感じられるスケールの大きい楽曲で、お気に入りの1曲となりました。
【グッドバイ・サマーブリーズ / 竹内まりや(1978)】
作詞:竜真知子
作曲:林哲司
編曲:Al Capps
この曲のレコーディングには、リー・リトナーをはじめ素晴らしいミュージシャン達が参加をしています。
Lee Ritenour:E.G
Richard Littlefield:A.G
Mike Porcaro:B
Jim Keitner:Ds
Tom Scott:A.Sax solo
リー・リトナーの伸びやかなギター、トム・スコットのサックス。。
当時、新しい日本のポップスが誕生した。。そんな気分にさせられたものでした。
この後、セカンド・アルバムより、竹内まりやのレコーディングに山下達郎が参加し、ふたりのコラボが始まってゆきますが、私の中の竹内まりやのイメージは、いつまでもデビュー時の加藤和彦とのコラボの印象が強いまま残っています。。
加藤和彦は、この後も初めてのヒット曲となった「ドリーム・オブ・ユー」を作曲、また音楽番組「アップルハウス」(1980年10月4日~1981年3月27日、フジテレビ)の司会を、加藤和彦と竹内まりやが担当していたのも強い印象が残っています。。
アメリカン・ポップスがとても似合う竹内まりや。。
山下達郎とともに、いつまでも素敵な歌声を聞かせてほしいです