こんばんは。白衣を脱いだ広島の薬剤師あかねです。
夜は涼しくなっていますが、日中の暑さには閉口してしまいます。
「上司の注意する姿が感情的でとても怖くて、自分でなくても萎縮する」という相談を受けたことがありました。
「感情的」と言われると理性を失っている感じがして、もし私がその上司であればへこみます。皆さんはどうでしょうか?
スーパーで子どもが欲しいもの買ってもらうために地団駄踏んで泣き叫ぶ姿だったり、大声でクレームを言っている姿だったりと、あまり良い印象はありません。
しかし、私も冷静に対応したいと思いながらも、カーッとして対応することもあります。(そのあと物凄く落ち込みますが)
では、この感情的になっている時、その人の中で何が起こっているのでしょう。
この3つの場合が多いみたいです。
例から見ていきたいと思います。
部下(後輩)ミスが発覚し、あなたが対応したとします。
対応後、あなたは部下にそのミスに対しての注意を促し、部下が「わかりました。次から気をつけます」と返答を受け取りました。
その翌日同じミスが発覚した場合にあなたは「昨日わかったって言ったじゃない!!なんで出来ないの?」って怒りませんか?
1.自分の期待や予測が外れた場合
では、この怒りはどこからくるのでしょうか?
「これだけ言ったのだから、部下はわかってくれた」という期待や
「これだけ言ったのだから、当分はミスを犯さない」という予測が、自分の中に生まれています。
その期待や予測が外れることから出てきます。
それって裏切りじゃないの?と思うかもしれませんが、期待や予測はこちらが勝手にしていることなので裏切るとは少し違う気がします。
また、この場合も起こります。
2.出鼻が挫かれた
昨日のミスは昨日のことで、新しい気持ちで一日を始めようと思っていた矢先にミスが起こった。
つまり、出鼻をくじかれた~なんとも言えない気持ちが自分の中で起こっているのです。
そしてこの場合にも起こります。
3.聞いてないよ~
万が一このミスの報告が行われなければ・・・はい!『聞いてないよ~』この言葉が自分の中に出てきます。
聞いているわけがありません、報告していないのですから。
心理学上、人には集団欲があります。
その欲求を満たそうとしているのにも関わらず、疎外感を感じるようなことが生じると、自己防衛の本能からの恐怖や怒りが起こっています。
そしてこれらが感情的な行動繋がっているのでしょう。
これら1~3は単独で感情が現れることもありますし、混ざって現れることもあります。
もし、上司に感情的に注意された時にこの1~3のどれから出ているのか見ていくことで、対応できるかもしれませんねぇ。