四色分解カラーチャートを使って、色指定をしている。訂正が大変だから、なるべく二版でいけるようにしろ、と、命令される。なんか反抗的になって、キャッチコピーを一文字一文字、四版の色に指定する。製版屋の職人がとんできて、罵声を浴びせられる。
硬貨小さなポケットに25セント硬貨が入っていた。日本円だと何円?30円ぐらいだから、これでチロルチョコが買えるだろ、と、近所のローソンへ買いに行く。25セント硬貨を店員さんに渡すと、飛び上がってはしゃいでいる。いつ の間にか硬貨は金貨になってて、店長はその金貨で真向かいのオリジン弁当を買収した。
煉瓦路地の煉瓦の壁。赤茶色のきれいな景色がある日、ショッキングピンクになった。ピンクのユニフォームを着た人が、煉瓦ひとつひとつに名前を書いている。江添、小松、羽田、酒本、藤本・・。これ、どういう意味なんですか?意味のわかる人にはわかるんですよ。と、ピンクの人はニヤニヤしだして、中谷、香川、丹羽、濱田・・と、また、名前を書き出した。
雪女レストランの冷凍庫のドアを開けたら、雪女がいた。怖いので締め直したら、ドアの向こうから、僕に対する誹謗中傷が聞こえてくる。だんだん、腹が立ってきたので、冷凍庫の電源を切ってみる。しばらくして、音が静かになって、死んだのかな、と思って、恐る恐るドアを開けたら、化粧が落ちて顔がドロドロになった、おっさんがいて、思い切り首を絞められた。
チャーシューチャーシュー麺を注文したつもりなのに、運ばれてきたのはシュークリームが乗ったラーメンだった。店員さんは構想十年のメニューなんですと、僕に自慢してくる。でも、こんなの食べれません。と、突き返すと、じゃ、お前がチャーシューになれや!と、バーナーであぶられてしまう。
カフェ何もかもがカラフルな写真で埋め尽くされたカフェ。たまにモデルの仕事をしている んです、という、かわいくておしゃれなウエイトレス。ここで流れる音楽は、あのアーティストが作った特別なトラックで、週末には関係者だけがこっそり集まるシークレットライブがあって、その模様は知らないうちに雑誌の記事になってる。でも、実は誰も楽しめてないの。って、店長が僕に相談してきた。どうすればいいのか、そんな商売の専門的なことはわからないので何とも言えないけど、儲かればいいんじゃないかな、と言うと、実はそんなに儲かってないという。何で!マスコミ関係の人はバーターとかで、料金は払わないし、アーティスト気取りの人は逆にギャラを要求してくるの。という。じゃあ、やめればいいのに。そんな会話を一般の人たちが店の外から耳を立てて聞いている。いらっしゃいませ!と店長は招き入れるが、みんなゴキブリのようにサッと散っていった。