カラーチャートを使って、
色指定をしている。
訂正が大変だから、
なるべく二版でいけるようにしろ、
と、命令される。
なんか反抗的になって、
キャッチコピーを
一文字一文字、
四版の色に指定する。
製版屋の職人がとんできて、
罵声を浴びせられる。
小さなポケットに
25セント硬貨が入っていた。
日本円だと何円?
30円ぐらいだから、
これでチロルチョコが買えるだろ、
と、近所のローソンへ買いに行く。
25セント硬貨を店員さんに渡すと、
飛び上がってはしゃいでいる。
いつの間にか硬貨は金貨になってて、
店長はその金貨で真向かいのオリジン弁当を
買収した。

耳たぶがポロっと落ちた。
あたふたしてると、
ほっぺたも落ちた。
苦しくなって、
胸が張り裂けて、
足が棒になってしまう。
漫才師、いま寛大の家というか店の上に
ウルトラマンなどのフィギュアがいっぱい
飾られている。
ある日、その人形たちが動き出して、
「仕事がほしい」とあちこちの
演芸場に営業活動をしはじめた。

路地の煉瓦の壁。
赤茶色のきれいな景色がある日、
ショッキングピンクになった。
ピンクのユニフォームを着た人が、
煉瓦ひとつひとつに名前を書いている。
江添、小松、羽田、酒本、藤本・・。
これ、どういう意味なんですか?
意味のわかる人にはわかるんですよ。
と、ピンクの人はニヤニヤしだして、
中谷、香川、丹羽、濱田・・と、
また、名前を書き出した。
パンフレットが全て版ズレしている。
特にシアンは思いっきり右にずれている。
印刷屋さんに文句を言いに行ったら、
オペレーターのカツラが思いっきり右にずれてた。
手のひらで
電子メールを受信する。
言葉が手のひらに表れて、
返事を書こうとするが、
文字の消し方がわからない。
そのままスーパー銭湯に行ったら、
タトゥーお断りします!
と、つまみだされた。
レストランの冷凍庫のドアを開けたら、
雪女がいた。
怖いので締め直したら、
ドアの向こうから、
僕に対する誹謗中傷が聞こえてくる。
だんだん、腹が立ってきたので、
冷凍庫の電源を切ってみる。
しばらくして、音が静かになって、
死んだのかな、と思って、
恐る恐るドアを開けたら、
化粧が落ちて顔がドロドロになった、
おっさんがいて、
思い切り首を絞められた。
チャーシュー麺を注文したつもりなのに、
運ばれてきたのはシュークリームが乗った
ラーメンだった。
店員さんは構想十年のメニューなんですと、
僕に自慢してくる。
でも、こんなの食べれません。
と、突き返すと、
じゃ、お前がチャーシューになれや!
と、バーナーであぶられてしまう。
何もかもがカラフルな写真で埋め尽くされたカフェ。
たまにモデルの仕事をしているんです、
という、かわいくておしゃれなウエイトレス。
ここで流れる音楽は、あのアーティストが作った
特別なトラックで、
週末には関係者だけがこっそり集まる
シークレットライブがあって、
その模様は知らないうちに雑誌の記事になってる。
でも、実は誰も楽しめてないの。
って、店長が僕に相談してきた。
どうすればいいのか、
そんな商売の専門的なことはわからないので
何とも言えないけど、
儲かればいいんじゃないかな、と
言うと、実はそんなに儲かってないという。
何で!
マスコミ関係の人はバーターとかで、
料金は払わないし、
アーティスト気取りの人は逆にギャラを
要求してくるの。という。
じゃあ、やめればいいのに。
そんな会話を一般の人たちが店の外から
耳を立てて聞いている。
いらっしゃいませ!と店長は招き入れるが、
みんなゴキブリのようにサッと散っていった。