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不登校・ひきこもり専門カウンセラーのなかがわひろかです。
今日から4月に入り新年度が始まりました。
この時期は気持ちもあらたかになりやすい一方
「もうすぐ学校が始まる」と憂鬱になる時期でもあります。
この時期は変化が出やすいのも特徴です。
どんな変化が出るかについて見ていきましょう。
4月は思いが出やすい季節
4月という季節は、
お子さんの気持ちにも変化が起こりやすい時期です。
学校に行きづらいお子さんの場合、
クラス替えなどで雰囲気が一新されるこの季節は
「ちょっとやってみようかな？」という気持ちが
芽生え出すことがあります。
このタイミングは、
活用してみるのがいいと考えます。
活用と言っても大袈裟なことをするのではありません。
いつもよりも
注意してお子さんのことをみてほしいなと思います。
家族と一緒にいる時間が長くなったり、
何か言いたそうにしている様子はないでしょうか？
会話のテンションが高かったり、
よく笑ったり、反対に気持ちが急に落ち込んだり
ということはないでしょうか。
気持ちの変化が現れたときは、
ほんの些細な違いが行動に現れます。
小さなサインがあれば話をしてみよう
もちろん何も変化がないがない場合もありますが、
「何かちょっといつもと違うな」と
感じるようなところが
起きやすくなるのもまた事実です。
もしサインが見られるようであれば、
きっと何か話したいことがあるのかもしれません。
一度時間を取って、
話をしてみるのもいいでしょう。
切り出し方が難しいと思われる方もいらっしゃると思いますが、
そこはストレートでいいのです。
「新学期が始まって、なんか感じることある？」と
下手に遠回りしたりせず、
聴いてみましょう。
何か言いたそうなお子さんは
おそらくですが、「うーん」と言うでしょう。
言いたいことがあるようなないような。
けれど「ない」と断言できない状態です。
あとは余計なことは言わなくてもいいので、
お子さんのペースを尊重して、
話を聴くようにしてみましょう。
直接的に学校に行く、という話は出ないと思いますが
遠回しな表現で例えば「進路のこと考えないとなあ」とか
「部活動最終学年になったなあ」とか
「勉強やらなダメだよなあ」などが
出てくるかと思います。
これまで避けてきたものに
お子さん自身が向き合おう（かな？）と感じるように
なっている兆しが伺えます。
お子さんからこのような発言があったら、
すぐに「じゃあ家庭教師する？」「部活動だけ行ってみる？」ではなく、
まずはお子さんのもやもやっとした思いを聴くことに専念します。
そして、少し時間を置いてから
「勉強が気になるんだったら、こんな先生いるよ？考えてみる？」や
「部活動だけ行ってみるのもいいんじゃない？」と
提案してみましょう。
おそらく時間を置いている間に
同じことをお子さんも考えています。
もし話してみて嫌がったら
すぐに引けばいいのです。
何かしらの思いの変化が現れやすい時期です。
ちょっといつもよりも親もチャレンジしてみましょう。
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