十三機兵防衛圏 レビュー 評価 攻略 各機兵解説 | 概部記録送致

概部記録送致

Exmemory on wayjee l evin.

十三機兵防衛圏が非常に面白かった。

当時かなり面白そうだったのだが、なんかアトラスだしペルソナっぽいキッチュで若人なストーリーが展開されるんだろうな…と思って敬遠していた。

いやペルソナが嫌いという訳では無く、単純におっさんになりすぎたので若者向けっぽいゲームを受け付けなくなっているだけなのだが。

 

しかし、先週やるゲームが無くなって禁断症状が出たので、久々に和ゲーでもやるかとPSストアを覗いたらセールしており、

調べたら開発がヴァニラウェアとの事で購入。

ヴァニラウェアは朧村正やオーディスフィアでストーリーをきちんと書く会社だと感じていたので好印象を持っている。

 

そしてゲームの中身は…。

読みゲー6:SLG4ぐらいの割合のゲームで、シナリオ制作が得意らしい同社の特徴に噛み合っており、素晴らしい出来だった。

とにかく描き方と日本語力が秀逸で、久々に活字を読むがごとく物語に浸れた。

手書きアニメの出来も素晴らしい。

ただ細かいだけではなく、動きの一つ一つにセンスが溢れている。

 

ストーリーに浸りたい人は買って損はしない。

読みゲーだけにネタバレできないのでレビューが難しいが…。

 

以下SLG部分の攻略。

各機兵の使い勝手を述べる。

(Switch版、PSアップデート版以降の追加兵装有りで、難易度ノーマルの攻略を想定)

なお、各パイロットには初期能力に差が付けられているが、実際に効果を発揮する数値としては微量でほとんど気にしなくて良い。

 

また、序盤は何とでもなるので、アップグレードは機兵よりターミナルのメタチップ倍率を優先した方が良い。

次点でスコア倍率やスコアブーストをある程度上げてから兵装カスタムに着手する。

機兵強化は効果が微量かつ莫大なメタチップを要するので、兵装強化が終わってから。

ただし、メインで使用するキャラのニューロリンクLv2は早めに上げても良い。(3連戦まで可能になるため)

 

戦闘のコツとしては、敵撃破後に種類に応じてEPが回復する仕様なので、多数を倒せてEPを回復できそうな場合は遠慮せず大技を出すという事が挙げられる。

逆にEP回復が期待できない敵に大技を連発すると、すぐにガス欠で何もできなくなってしまう。

消費EP0の基本攻撃は弱いので、一度EPがカラになると敵を倒せずいつまでもEPが回復できない状態に陥る。

防御するとEP30%を回復できるが、長時間行動不可になってしまうので、なるべくそのような状態にならないように立ち回る必要がある。

 

■第一世代機

強さ 関ケ原>緒方>比治山

 

基本的に第一世代機は皆強い。

WTが少ないので何度も攻撃でき、攻撃前移動が多いので戦場を駆け回る事も可能で、攻撃力と機動力が両立している。

特に強敵相手(グラディエーター除く)にはバックアタックのデモリッシュブレードが凄まじい威力となるので、大物は第一世代機の第一目標となる。

また、広範囲EMP装備を持っているので、シールド除去や敵の大規模スタンを行える。

基本的にはEMPサラウンディング等で、与スタン+飛行ユニットを地上に落としてから殴りに行く流れになる。

EMP兵装のレベルを上げると範囲が拡大するだけでなく威力もそこそこ強くなるので、主兵装とともに強化するべき。

スタンさせると攻撃を受けにくいのでリミッター解除し易く、撃破回復EPが大量になる中盤以降はリミッター解除を絡めて戦えるようになり火力アップに拍車が掛かる。

 

・緒方稔二

ハイパーコンバーターを付けたデモリッシュブレードで近接広範囲をサクサク溶かせるので殲滅力が非常に高い。

ラッシュを強化するスキルがあるのも、デモリッシュブレードが効かない=第一世代機の天敵となりえるグラディエーター相手に有利になって良い。

しかし、EMPサラウンディングが無いので対空戦闘が苦手。

終盤になると多数の飛行ユニットが出てきてアトラクターでは厳しくなってくる。

デモリッシュの火力は凄まじいので、それが対空のし難さに勝るかどうかで起用を考えると良い。

また、追加兵装の広範囲制圧ロケットは数字上強そうなのだが、範囲内にバラまく攻撃方法で実際には微妙な武器である。

 

・比治山隆俊

チョバム装甲とカウンターで敵中に飛び込んで攻撃を受けながら戦うコンセプトだと思われるが、実際にはEMPサラウンディングでスタンさせて殴った方が安全かつ味方のアシストにもなるので、コンセプトを生かせる機会が少ない。

また、追加兵装がどちらも微妙。

対空デモリッシュブレードはEMPで落とすので基本不要で、強化アクチュエーターも攻撃力に直結する効果では無いので余ったら付けるぐらいの性能。

システム的にかなり不遇である。

 

・関ケ原瑛

EMPサラウンディングがあり、追加兵装のハリケーンラッシュが対空対応なので飛行に強い。

ハリケーンラッシュは範囲が広く、リミッター解除やバックアタックを加えるとグラディエーターにもダメージが通るようになるので優秀な兵装となっている。

撃破EP回復が多量となる終盤では、EMP>リミッター>ハリケーン連打の流れが雑に強い。

ただ、アーマー貫通は付いていないのでアーマー付きが多い群れにはデモリッシュを選択した方が良い。

もう一つの追加兵装の対地ミサイル全弾発射は広範囲超威力攻撃となっており、対地限定という事で飛行の敵はEMPで落とす必要はあるものの、EMP>リミッター>全弾発射とすればほとんどの敵が灰燼と化す圧倒的暴力を味わえる。

全弾発射にもアーマー貫通が無いので、対アーマー面では緒方のデモリッシュに軍配が上がるものの、リミッターから全弾発射すれば大体アーマーの上から爆殺できるし何より範囲の広さがヤバイ。

しかも強制冷却装置でWTを30%削減可能で非常に強力な機体となっている。

ずるいよ瑛くん。

 

■第二世代機

強さ 鞍部=東雲>冬坂

 

近接も射撃もできるという触れ込みなのだが、とにかくノロい。

全ての兵装のWTが長大で、射撃は威力不足、近接は足が遅いので近付くのに超絶時間が掛かると主人公機なのに散々な出来である。

取り柄として、タレットであるセントリーガンや、デコイ兼爆発物であるガーディアン等のマップ設置型兵装がある。

これらには機兵強化の効力が乗らないのでクリア後では威力不足となるもの、攻略段階では十分強く、凄まじい湧きとなる最終盤ではデコイが非常に頼りになる。

セントリーガンは威力は申し分無いが攻撃間隔が長く、殲滅力だけで考えれば第二世代機を他の機兵に置き換えた方が良い。

第二世代を運用するかどうかはデコイが必要かどうかで決めると良い。

 

・鞍部十郎

最序盤こそ多連装ロケット砲やマシンキャノンが使いやすく威力も十分なので活躍できるのだが、アーマー付きが多数出るようになる中盤に入ると途端に威力不足に悩まされる。

第二世代機はとにかくWTが長く、威力が無いのに一回攻撃するとしばらく休まなければならない。

鞍部の場合は追加兵装の腕部ピアッシングキャノンがあるのでまだアーマーに対抗できるが、この武器は他の射撃系兵装に比べて特殊で、範囲内の敵全てに貫通してダメージを与える仕様となっているので、多数の雑魚には強いが単体の固い敵には弱い特徴がある。

ダメージ自体も高く無いので、中盤以降はセントリーガンも混ぜていく方が良い。

ガーディアン・アベンジャーに関しては優秀で、囮としての機能を十分果たし、かつダメージも大きい。

特に終盤敵の数が増えてくると真価を発揮する。

追加兵装の高出力プラズマアーク溶断機は確かに高威力なのだが、そもそも鈍足過ぎて敵を殴りに行けないので無用の長物である。

 

・冬坂五百里

鞍部に輪を掛けてアーマーが苦手で中盤以降何もできないに等しい。

せめて鈍足でなければプラズマスマッシャーで殴りに行くスタイルで戦えたかもしれない。

兵装にガーディアン・アベンジャーが無いのも苦しい。

最弱機と思われるので、使用には愛が必要。

 

・東雲諒子

ハイパーコンデンサーでセントリーガンを一度に二個置けるのが最大の強み。

これはWTを半減する効果とも言えるので強力。

とりあえず開幕置き、その後もEPが貯まったら設置していくのが良い。

そこまでしても、セントリーガンが強いとは言えないのだが。

ガーディアン・アベンジャーも使用できる。

追加兵装の対地ランダムシュートは全方位均一にミサイルをばらまくので、単体へのダメージはかなり低く微妙。

ハッキングミサイルは足止めにしかならないが効果が長いので、お守りとして入れるのは有り。

 

■第三世代機

強さ 南>三浦>如月

 

遠距離特化型で攻撃力とリーチに優れている。

その代わり足が最も遅く、兵装的に囲まれると危険なため、基本的にターミナル付近から動かず砲撃に徹する運用になる。

火力とリーチでアプソス等の厄介な敵を遠距離から排除できる能力を持っている上、攻撃範囲も広いため全機が強い。

が、その中でも南のマシンキャノンが頭おかしいレベルで強いので南の強さが突出している。

 

・南奈津乃

追加兵装の高精度マシンキャノンが凄まじい強さで、南の攻撃はこれだけで良い。

高威力に加えWTが異次元の低さなので連発できる。

しかも強制冷却装置でさらにWTが短くなる。

超長距離からアーマー付きだろうが強敵だろうが全てを溶かしていく。

唯一グラディエーターには無力だが、機兵強化でATKを上げるとチョバム装甲を抜けるようになるのでこれも倒せるようになってしまう。

マシンキャノンには攻撃前移動が付いているので積極的に動いてから攻撃すると、スキルのウォーミングアップが発動して更に火力が上がる。

総合的に見て間違い無く最強機である。

 

・三浦慶太郎

撃破EP回復が増加する中盤以降は主砲メガレールガンを毎回使用できるようになる。

また、終盤は敵が固まっていれば超大型ミサイルでもある程度回復できるので使用を検討できるようになる。

EMP長距離ミサイルは強力だが、レールガンが貫通するので落とした方が早くあまり出番は無い。シールド消去等のお守りに持っておく程度。

対空爆撃、広範囲爆撃は範囲内全ての敵に全弾ヒットするので強力だが、第三世代機が多数の敵に接敵するシチュエーション自体が少ないので強化は後回しで良い。

ミサイルレインは即効性が無く微妙。

長時間マップ上に降り注ぐので敵ミサイルの弾消しとしても機能するが、ノーマル攻略レベルではメガレールガンや超大型ミサイルで敵を即殺していく方が強いので出番が無い。

対地ハンターミサイルはレールガンや南のマシンキャノンでも届かない位置にいるアプソスを狙い撃ちするのに有用なため、終盤Lv4-5ぐらいに上げておく価値はある。

 

・如月兎美

ハイパーコンデンサーでレールガンが二連射となるが、そうしてようやく三浦のメガレールガンのやや弱化版(POWが若干低く、WT、消費EPは同じ)となる。

しかもダメージ計算上、二連射より単発高威力の方がダメージが出やすい(と思われる)。

爆撃系二種やEMP長距離ミサイルといった特色も無いので、ほぼ三浦の劣化型となってしまっている。

ただ、そこまで差がある訳ではないので、ハイパーコンデンサーで一枠使ったとしても中盤以降レールガンを主砲とすれば十分強い。

差別化があるとすれば、最終盤またはクリア後に高性能チャージャーの保険を頼りに超大型ミサイルを撃ちまくるスタイルに変えることか。

無論、チャージャーがあったとしてもなるべく防御で時間を潰さないように超大型の消費EPをリカバリーできる敵の塊を見極めて撃つ必要がある。

その場合はSPDが高め(=WTが少ない)の如月の持ち味を生かせる。

 

■第四世代機

強さ 薬師寺>鷹宮>郷登=網口

 

第四世代機は飛行しており、道を無視して自由に位置取りできる。

そのためバックアタックや効率的に敵を巻き込む攻撃を行いやすい。

アーマー貫通攻撃が多いのも特徴で、中盤以降も火力が落ちにくい。

第一世代や第三世代の火力が狂っているので純粋なダメージの比較では見劣りするが、その機動力と対アーマー能力で薬師寺は全期間、鷹宮も限定的ながら無双できる期間が存在する。

 

・薬師寺恵

追加兵装のハイパルスレーザーと貫通マルチロックミサイルが共に非常に強い。

特にハイパルスレーザーはEP低消費攻撃とは思えない威力で敵集団を溶かせる。

密着して撃てば強敵にダメージを集中させることも可能。

単発威力が高めで薬師寺のACCが高く、第四世代機という事で簡単にバックアタックができるので、機兵強化で少しATKを上げると、背後からグラディエーターも抜けるようになる。

冷却装置を持っている上元々のWTも低めなので高い殲滅力を持つ。

さらに低燃費を生かしてハイパーコンデンサーとインターセプターで開幕等の暇な時間に火力向上の準備を行う事も可能。

ハイパルスに移動が付いているおかげで機動力に優れ、戦力が不足している場所に素早く移動できるので、布陣の隙をカバーするのに非常に重宝する。

 

・鷹宮由貴

クアッドレッグスパイクが単発高威力&アーマー貫通攻撃で最強の対グラディエーター兵装となっており、グラディエーターが多数出現する戦場には投下したい。

特にシナリオ攻略中はメタチップの入手が限定的であり、機兵強化などでグラディエーターのチョバム装甲を力技で抜くのが難しいため、中盤で重宝する。

グラディエーター以外にも強敵ハンターとして非常に優秀で、Lv15,25のスキルが重複発動すると二倍以上のダメージを叩き出す事もある。

半面、多数の雑魚に対する有効打に乏しく、マルチロックミサイルにアーマー貫通が付いていない事から、中盤以降の敵の群れに苦戦する。

終盤も使用する場合はインターセプターを鍛える等してダメージをかさ上げする工夫が求められる。

アクティブクーラーは超大型ミサイルに重ねれば絶大な効果があるため、超大型のEP消費を賄える敵が出てくる終盤~クリア後に如月・三浦と組むのも面白いかもしれない。

 

・郷登蓮也

ハイパーコンデンサーを積んでインターセプターを量産するぐらいしか有効な戦法が無いが、それはそれでなかなか面白い。

グラディエーターには無力だが、それ以外にはそれなりのダメージを与える事ができる。

テレポートやグラビティミサイルを駆使しても他の機兵を入れた方が安定するが、使用するならLv10の虚を突いたかがそこそこ強いので、敵出現時は積極的に狙うと良い。

 

・網口愁

郷登同様あまり強くは無い。

追加兵装のポイントロックミサイルは、マルチロックミサイルで中盤以降の固い敵の群れに飛び込まなくてよくなるのが利点だが、マルチロック同様アーマー貫通が無いので威力不足は否めない。

それ以外に有用な兵装が腕部パルスレーザーまたは腕部収束レーザーしかなくかなり厳しい。

使用する場合は機兵強化で大量のメタチップを注ぎ込む必要があるだろう。

強化ジェネレーターで消費0の兵装が無くなることにも注意。