4_2 原画清書(応用編) | 一本のネジ(アナログからデジタルへ〜手描き動画部)

一本のネジ(アナログからデジタルへ〜手描き動画部)

どの作品にも共通してる「動画作業において気をつけて欲しいこと」を書いてます。
動画をきちんと教えてもらってない人も増えてるようなので、参考にして頂けたらと思ってます。
今は、iPad版クリスタを使った動画作業の流れについて書き加えてるところです。

Twitterで有益な情報を得ました。

 

原トレ(原画清書)する時、原画ごとに「セル固有ライトテーブル」に登録してたのですが、原画のアニメーションフォルダごと「キャンバス共通ライトテーブル」に登録しておくと、動画のセルを選択すれば、同じコマに登録された原画が自動的にライトテーブルに登録されるというのです。

 

まず、原画、動画共にタイムラインを入力します。

作監修正などがある場合は、原画とは別のアニメーションフォルダにします。

原画をA、B、C、作監修正はAs、Bs、Csなどのように。

 

Aセルの原トレをする時は、AとAsのアニメーションフォルダを丸ごと「キャンバス共通ライトテーブル」に入れます。

動画のAセル、例えばA1(a0001)を選択すると、該当する原画と修正がライトテーブルに透けて見えます。(もちろん、Bセル、Cセルなど他のセルは非表示にします)

 

ただし、すべての原画に修正が乗ってるわけではありません。

「原画のみ」しかタイムラインには登録されてないのに、なぜか「その一つ前」の修正の絵が見えてしまいます。

これはバグなのか、そういう仕様なのかよく分かりません。

不要な絵が見えてしまう場合は非表示にする必要がありますが、キャンバス共通ライトテーブルにこんな使い方があったとは!

私は原画ごとに「セル固有ライトテーブル」に登録してました。

その手間が一気に減る!

 

また、原画のタイムラインを作っておくと、原トレした後、原画フォルダを非表示にした状態で原画のセルを送っていくと、原画ポジションのみの絵が送られるので、原トレの確認がしやすくなります。

 

動検時も、原画ごとにタイムラインに表示させる必要がなくなるので楽です。

このやり方、もっと早く知りたかった…。

 

 

↓動画のB50を選択すると、B12の原画と修正が見えます。

 指パラで、「修正のみ」「原画のみ」を見ることができます。

 

↓動画のB46には作監修正がないのですが、その前の絵が見えてしまってるので、Bsの方を非表示にして下さい。

 

1枚の原画に複数の原画(A、B、C、D、Eセルの1など)がまとめて書き込まれている場合などは少々面倒だとは思いますが、「キャンバス共通ライトテーブル」の利用をお試しあれ。