中割りは、原画清書の時と同様にライトテーブルを使います。
A①とA⑤の中割りのA3を作成しましょう。
a3のフォルダを選択し、a1、a5の絵にチェックを入れて、ライトテーブルに登録します。
すると、上から順に1、3、5と並びます。
1と5は透け方が同じなので、例えば、5の方は不透明度を40にするとか、1は青系に、5はピンク系に変えるなど、自分でやりやすい方法を見つけてください。
一発割り出来るならこのままでも良いですが、下描きを入れたい時は下描き用のレイヤーを作ると良いです。
新規レイヤーでラスターなりベクターなり、好みのレイヤーを作ってください。
ただし、この下描きは提出時には消しましょう。
下描き用のオートアクションを作っておくのも良いでしょう。
【タップ割り】
デジタル動画にタップはありませんが、紙同様に原画の位置をずらして中割りしたい時。
「大体これくらいの位置に描きたい」という印やラフを描いたら、ライトテーブルに登録されたセルを選択して位置をずらし、1と5の絵を重ね、そこに3の絵を持っていきます。
きっちり1/2や1/3の位置に持って行きたいなら、オートアクションが用意されているので便利です。
例えば、「均等に中4枚で割りたい」(中4枚のスライドの歩きの軸足など)という時は、2:3の位置に描きたいですよね。
①と⑥の中割りの3を描くとき、①と⑥の絵をずらして重ねた後、ライトテーブルにある3の右側の三本線をctrlを押しながらタップして
「中心位置に…」を選択すると、1から100の数字で位置を選べます。
この場合だと60を選ぶと、ちょうど2:3の位置に移動します。
元の位置に戻したい時は、左上の時計のようなマークをタップします。
奥から手前に来るなど、大きさが変わる時は、ライトテーブル上で片方の原画を拡大して同じ大きさにすると描きやすいです。(ラスターでは難しいかもしれません)
中心点を決めて、altを押しながら拡大したい原画の4隅にあるマークをドラッグすると拡大縮小できます。
ところで、今カットは口パク合成があります。
合成の場合も別セルの場合も同じですが、ライトテーブルで指パラする時は、合成親と合成子を別々のセルと見なすので、例えばA1とA5の中割りをするなら、a_go1のコピーをa5の中に入れてしまいます。
(提出時には、そのコピーは削除するか、非表示にしてください。
うっかりそのまま提出しても事故らないように、私は、コピーを「下描きレイヤー」に変換してます。)
ago1の本体をa5の中に入れて、作業後に元のa_goフォルダに戻すのでも良いですが、戻す場所を間違えないように。
動画作業が終わったら、動きを確認するのはもちろん、不要な下描きのレイヤーなどは削除し、必要なレイヤーがちゃんと表示されてるかなども確認して提出しましょう。
体に隠れて見えない部分の参考などを描いたレイヤーは削除せずに非表示にするだけでもいいかもしれません。
(動検時の参考になるので)