2_Clipファイルの作り方 | 一本のネジ(アナログからデジタルへ〜手描き動画部)

一本のネジ(アナログからデジタルへ〜手描き動画部)

どの作品にも共通してる「動画作業において気をつけて欲しいこと」を書いてます。
動画をきちんと教えてもらってない人も増えてるようなので、参考にして頂けたらと思ってます。
今は、iPad版クリスタを使った動画作業の流れについて書き加えてるところです。

ここでのClipファイルの作り方は

 

 

↑こちらの素材を使ってます。

 

 

↑こちらの素材とはオートアクションのバージョンが違うので、ご注意を。

こちらの素材を使ったClipファイルの作り方は次のページに書きました。

どちらにも便利な機能が入ってるので、両方ダウンロードしておくといいでしょう。

 

 

クリスタの準備が整ったら、動画作業に必要な「動画注意事項」と「原画」を用意します。

デジタル原画のclipデータでもいいですが、他人が作ったClipデータを貰って、そこに動画を描いていくというのは初心者には難度が高いので、よくある「紙原画をスキャンしたデータ」で説明します。

動画注意事項は、ちゃんとしたものがある会社と、「紙用の動画注意事項とデジタル仕上げ注意事項を渡されるだけ」というパターンもあります。

とりあえず、ここに『一本のネジ』という仮のテレビシリーズの注意事項と原画データを用意しました。

このデータを元にClipファイルを作ってみます。

 

【Clipファイルの作り方(初心者向け)】

 

Clipファイルでは基本的に、キャンバスサイズ(紙の大きさ)はカット内で統一されます。

原画やレイアウトのデータが同じ大きさなのを確認してください。

 

(「Aセルのみが大判で、Bセル以降はスタンダード」とか、「レイアウトのみ大判で、セルはスタンダード」ということもありますが、最初からその話をすると面倒なので、そういうケースについては別の項目で説明します。)

 

貰った原画データのサイズを確認します。

lo(レイアウト)などの絵を長押しして「情報を見る」を選択するとサイズが表示されます。

練習用の原画を用意しました。

↓の画像をダウンロードして使ってください。

 

↓こういう画像とタイムシートが入ってます。

 

 

 

ここでは、(タイムシート以外は) 1844x1270でした。

シンプルに、このサイズでClipファイルを作ります。

 

ダウンロードが上手くいかず、サイズが違うようでしたら、これはあくまでも練習用なので画像のサイズに合わせてclipファイルを作ってください。

基本的に縦横のピクセル数は偶数必須なので、画像サイズが奇数なら1を足した数字にしてください。

 

★作品の用途は一番右の「アニメーション」を選択

★ファイル名は注意事項に合わせて記入

★基準サイズはスキャンデータのサイズと同じ

★スキャンデータの解像度の数字は間違ってる(書き出したデータによっては解像度が記録されない)ことがありますが、紙に印刷する時には重要ですが、そうでないなら注意事項に合わせておけばいいです

 

★タイムラインのフレームレートは「24」(1秒間のコマ数)

★再生時間は、タイムシートに書かれたコマ数「フレーム数(1始まり)」で記入します。

 2ページ以上ある時は計算が面倒なので、「秒+コマ数」で入力した後、「フレーム数(1始まり)」に変えると楽です。

 

 

 

「アニメーションフォルダ」を削除して、「原画フォルダ」と「動画aセルフォルダ」を作成し、

 

クリスタとファイルアプリを2画面にして、原画データの入ったフォルダを開き、レイアウトや原画など、同じ大きさのデータをまとめて選択して、クリスタの「原画」フォルダの中にドラッグして登録します。

「原画フォルダ」を選択し、「ファイル」→「読み込み」→「画像」から該当する画像を選んでも登録できます。

 

これで、とりあえず、このカットのclipファイルが作られました。

この時点で一度「別名保存」で「Clipstudio」内に保存しておきましょう。