ここで、入院中の一週間のスケジュールを整理しようと思います。
まず、基本のスケジュールです。
◆起床(電気点灯は7:15頃)
助産師さんが来て、夜間のお腹の張りや体調を確認。
このタイミングでアイスノン枕を交換してもらっていました。
その後もアイスノンがぬるくなればすぐに替えてもらいました。
首筋を冷やすと全身の火照りや頭痛が軽くなりました。
◆8時
朝ごはん
パンと野菜のソテー、ヨーグルトなど。
◆食後~9時頃から
助産師さんが来て、お腹のモニターでその日の張りと赤ちゃんの心拍の確認および
体温・血圧・朝ごはんを何割食べられたか・前日のトイレと排便の回数のヒアリング。
お腹のモニターは、張りがなければ40分程度で外してもらえます。
10分に1回以上、頻繁に張っているようなら点滴の流量を上げ、様子見。
お腹の張りが落ち着くまでこれを繰り返します。お昼ご飯を跨ぐことも。
また、最初はお腹の張りが落ち着いていても、
助産師さんが忙しくモニターを外せない間にお腹が張ってくるようであれば
それもまた様子見となります。
そうすると、また数十分外すことができず、
お腹にゴツゴツした異物感を感じながら、張りがこないよう祈ることになります。
そのため、お腹が張っていない日は、
心の中で(早く、今のうちに外して!)と助産師さんが来てくれるのを待っていました。
◆12時
お昼ごはん
お米とおかず、ゼリーなど。
◆食後
助産師さんが来て、お昼ごはんを何割食べられたかヒアリング。
◆14時頃
わたしはシャワーに入れなかったので、
助産師さんが持ってきてくれるお湯の入ったボトルを使って
簡易トイレに座って毎日手でお下を洗っていました。
お腹が大きくなってくるとお下も見えないし、動かしたい腕には点滴が刺さっているし、
この作業はなかなかしんどいものでした。
また、心電図の張替も毎日行いました。
3Mの医療用シールなのですが、産婦人科に限らず
手術後などに暴れて外してしまう患者さんも多いらしく、
非常に粘着力の強いシールでした。
たった一日貼っていただけでも、手で強引に剥がそうものなら皮膚がめくれます。
わたしはこれで何度かカサブタができました。
粘着面を水で濡らして、端から少しずつ少しずつ剥がすのです。
両胸と横腹の3か所です。
その3つの粘着テープそれぞれから伸びたケーブルの先に
テレビのリモコン程度の大きさと重さの機械がついていて、
袋に入れて常に首にかけていました。
◆18時
夜ごはん
お米とおかず、果物など。
尚、朝~夜まで含め一週間のおかずの割合は、肉3、魚5、豆腐2くらい。
一日の摂取カロリーは1600kcalで塩分は8g。
病院食なので味付けは薄く、お肉も脂身はありません。
それでも2週間に1度くらい揚げ物が出たし、工夫してくれていたと思います。
また、マグセント(2つめの点滴)をつけてからは体調も悪く、
身体が熱くて温かい食事を口にすることができなかったので、
入院して一週間で2kg痩せました。
カーテンから出ることが出来なかったので、
飲料水は買ってきてもらったものを常温で保管。
洗顔は朝晩、食事の前にもらえるおしぼりで行いました。
歯ブラシも毎食、小さな桶のようなものを借りて行っていました。
◆20時頃
助産師さんが来て、夜ごはんを何割食べられたかヒアリング。
赤ちゃんの心音の確認。
この時は朝使うモニターの機械ではなくハンドバッグサイズの専用の機械を使います。
◆22時
消灯
一日の流れはこの通りです。
10分に1回以上お腹が張るようであれば、
どのタイミングでもナースコールをしてモニターをつけてもらうことになります。
点滴が上がると当然副作用が強くなるわけですが、
お腹が張ると子宮頸管が短くなりやすいため、仕方がありません。
切迫早産で入院しているのだから治療に専念するのは当たり前なのですが、
母親だからといって副作用を感じないわけもなく、
ナースコールを押すときはいつも嫌な気持ちにはなりました。
このスケジュールに、
曜日毎に以下のイベントがあります。
≪月曜日≫
◆産婦人科部長回診
主治医の先生と、ほかに数人の助産師さんを引き連れて部長がベッドを回ります。
ほんの2・3分話すだけですが、優しく声をかけてくれました。
◆主治医の先生の内診
子宮頸管の長さをみてもらいます。
このときだけは、車いすに乗ってカーテンから出ることができました。
◆洗髪
ベッドの反対側に頭を下ろし、
助産師さんが引いてきてくれるシャワーの機械で洗ってもらいます。
≪火曜日≫
◆清拭
温かいタオルをもらい、身体を拭きます。
お腹が大きく、また、あまり立ち上がって重力をかけたくなかったことと
点滴や心電図のケーブルが身体のあちこちから出ていたので
満足にゴシゴシ拭くことはできませんでした。
≪水曜日≫
◆週に一度の妊婦健診
主治医の先生がベッドまで来て、エコーで赤ちゃんの様子をみてくれます。
通常の妊婦健診と同じです。
転院してきた総合病院には4Dエコーはありませんでしたが、
この時にもらえるエコー写真が、辛い入院生活を支えてくれていたと思います。
≪木曜日≫
◆清拭
≪金曜日≫
◆洗髪
≪土曜日≫
◆妊娠週数の繰上り
わたしの場合、土曜日が妊娠週数の繰上りでした。
体重測定を行います。
◆清拭
≪日曜日≫
特になし
入院中は、いつ来るかわからない(というよりほぼ常に来ている)お腹の張りと戦っていました。
お腹が張れば時計を見て、分単位で自己管理します。
また、寝ているだけだからさぞかし暇であろうと思われがちですが
マグセントを追加した頃は副作用もひどく、暇と思う余裕もありませんでした。
あまり開かない目と、ギシギシと動きにくい身体で、
上記のスケジュールをただ、ゆ~~っっくりと、こなす日々でした。
次回、妊娠29週以降のことを書きます。
※以下、加筆
点滴について加筆します。
長期間、点滴をした経験のある方ならお分かりかと思いますが
ずっと点滴をうっていることは、それだけでかなりの身体的・精神的負担になります。
わたしはこれまで病気も入院もしたことがなかったので、
点滴ひとつがこんなにしんどいものだとは、初めて知りました。
なにがしんどいかというと、
点滴の針の差し替えと、
「点滴がしっかり入ってない!」と機械がしょっちゅう誤作動することと、
腕から常に伸びている線が邪魔すぎる、ということ。
まず、点滴の針ですが基本的には一週間に一回差し替えを行います。
同じ血管にずっと薬液が流れ続け、その部分にだけ負担がかかるのを防ぐためです。
また、点滴の針は抜けないよう多少長めに作られていて、
注射をチクっと打つよりももっと、ぐぐっと奥まで差し込む感じになります。
針が入ったら、一旦止めていた点滴を再開して、痛くないか確認します。
血管にうまく入っていなければ薬液が漏れて、腕が腫れます。
腕が腫れればもう一度、別の場所へ刺し直しです。
(こんなに医療が進んでいるのに、
実際に痛くなったり腕が腫れるまで薬液が漏れていることがわからないという・・・
仕方ないのですが、患者としてはしんどいものですよね・・・)
ただその刺し替えが一週間に一度ならうまくいった方で、喜ぶべきことです。
日々、食事やトイレなどで身体を動かしていれば、
少しずつ針がずれて、薬液が漏れてくる場合が多いです。
気づくと腕が痛かったり、腫れていたり、
薬液が漏れているのでお腹が張りやすくなったりします。
たかが針の刺し替えですが、ベッドで寝ている患者にとってはものすごい負担なのです。
二つ目ですが、点滴の機械は、
腕の血管から薬液が漏れていると感知すると、ピーピーと大きな音を出します。
その判断が正しければよいのですが、
感度がよすぎるのか、全く痛くなくとも何度も鳴り
多少腕を動かして針が血管の壁に触れれば鳴り
そのたびにナースコールをして音を止めてもらわなければなりませんでした。
夜中トイレに起きればピーピー、
食事のために箸を持てばピーピー、
清拭で腕を上げればピーピー、
本当に嫌気がさしました。
腕から常に伸びている線が邪魔すぎることは、言わずもがなですが
わたしにとってはその邪魔さが想像以上だったので、
ここに特に書き残しておきたいと思います。
人が何か動作をしようと思ったとき、
腕をつかわないことって、なかなかないと思います。
携帯をいじったり、本を読んだり、
トイレに入ったり、電気をつけたり、
ふと立ち上がるとき無意識に机に手をつくかもしれない。
そのすべての動作において想像してください。
腕からヒモが伸びていて、点滴の台に当たってカラカラ音を立て、
ふと急に動かせば針が痛くて、寝返りをうつのもひと苦労です。
完全に便利な生活に浸かりきっていたわたしは、
何度コードレスにしてくれと思ったか知れません。
そもそも点滴なので無理ですが・・・汗
わたしの場合は点滴のほかに心電図もつけており
首から常に機械をぶら下げていましたので、
一挙一動が制限される心地で。
以前も書きましたが、本当に、まるで囚人のようだと思いました。
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