こんばんは。 (*^・ェ・)ノ 神やんです。
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2018.05.28~2018.05.31の震源地図
■火山設置地震計の観察
・十勝岳・・・数値はほぼ横ばい。ノイズは依然として大きく発生頻度が増加。
・樽前山・・・数値は緩やかに上昇。
・有珠山・・・波形・数値は昨日とほぼ同じ。ノイズは若干減少。
・北海道駒ヶ岳・・・数値は緩やかに上昇。
・岩手山・・・波形・数値は昨日とほぼ同じ。
・那須岳・・・数値は緩やかに上昇。
・草津白根山・・・数値は緩やかに上昇。
・浅間山・・・数値は緩やかに上昇。ノイズが若干増加。
・富士山・・・波形は昨日とほぼ同じ、数値が若干上昇。
・伊豆大島・・・数値が若干高いまま横ばい。
・三宅島・・・数値は緩やかに上昇。
・阿蘇山・・・波形・数値は昨日とほぼ同じ。
・雲仙岳・・・数値が上昇。
・霧島山・・・数値は緩やかに上昇。
平成最後の5月が終わり、同じく平成最後の6月に入りました。
現在の北米プレート・フィリピンプレート境界応力値は54.6、前日比は92.1%となっています。
昨日ブログの更新が出来ませんでしたが、一昨日から昨日にかけての北米プレート・フィリピンプレート境界応力前日比が128.6%でした。
更に日付が変わる直前には長野県南部でM2.4の地震が発生しています。
どちらも中規模地震発生の目安としている要件を満たしています。
先週までは北米プレートよりユーラシアプレートの応力が勝っている逆転現象が起きていました。
これは今年の2月4日から凡そ10日間にかけて期間でも同様に発生していました。
この時は台湾北部沿岸でM6.5、北マリアナ海域でM5.7を最大とする地震と群発地震を引き起こしました。
今回も若干規模は小さいながら北マリアナ海域でM4.6~M4.9の地震と台湾東部沿岸でM4.6の地震が発生しています。
今週の状況は、一昨日から北米プレート応力が増加してきたため、かろうじてプレート応力の逆転現象は解消されています。
しかし、プレート応力が劇的に入れ替わっている為に境界付近の長野県南部で昨晩の地震が発生したと見ています。
今後北米プレート応力が更に増加していけば、その過程において蓄積された歪みが弾けて更なる発震に至る可能性があります。
ちなみに2月の時は北米プレート応力が増加していく過程において福島県沖でM5.7 最大震度4の地震が発生しています。
各地の地震計を見ると大きな変動が表れている地域は今のところありませんが、全体的に数値が緩やかに上昇している傾向が見られます。
応力の推移を注意深く観察していきますが念のため注意してください。
【北部観察】
応力配置による発震確率の高い地域は、襟裳岬周辺、日高地方、渡島地方、青森県東方沖、岩手県沖、宮城県沖、福島県浜通り及び沖合となっています。
【東部観察】
応力配置による発震確率の高い地域は、栃木県南部、茨城県北部・南部、石川県沖、富山県東部となっています。
【南部観察】
応力配置による発震確率の高い地域は、沖縄本島近海、奄美大島近海、熊本地方,豊後水道となっています。