気持ちのイイ写真ですね。
曼珠沙華っていう花はなん薄暗い木陰とかに自生している
イメージがありますが、
こういう場所でも生きていけるのかな？
お墓の横とかによく生えていたような気がします。
私が育った街では
ちょっとした木陰にお墓がポツポツ建っていて
学校帰りにこの曼珠沙華を摘んで帰って
母に叱られたりして。
この花は不吉なの！って。
こんなに赤くてキレイなのにね。
でも今住んでいる町ではあり得ないね。
家の裏にポツッとお墓なんて
曼珠沙華なんて。
都会はケガレから隔離されてますね。
ハレ（晴れ）とケ（褻）って知ってる？
ハレは結婚式とかお正月とかお目出度いこと
よく「ハレの日」って言うよね。
それに対するケなんだけど
これはハレ以外の毎日の生活ね。
普通は非日常（ハレ）と日常（ケ）って分ける。
で、非日常という意味ではハレになってしまうお葬式は
ケガレとしようという事になったらしい。
例えば死ぬことって特別なことだよね。
でも生まれることってそんなに
特別な感じしなくない？
同じ重みを持っているのに。
生まれる事にまつわる行事は全てハレなのに
死にまつわる行事はケガレ。
法事は死にまつわる行事じゃないよね。
故人を思い出す行事だからハレ。
で、都会では隔離されてしまう。
みんな死ぬのにね。
今は死が身近じゃないから
自分には関係ないとか、本当に死に直面すると
どうして良いか分からなくなるよね。
だってすごく清潔に生きてるもんね。私たち。
でも生きることって結局は肉体のことだから
他の食べ物のように壊れたり腐ったりするんだけど
自分や家族や彼氏や彼女がそんな風に変化するなんて
どうしても考えられない。
ケガレが隔離されちゃってるから
想像もつかない。
人は生き物だからね。
傷をつければ痛いし、血も流れるし
ひどくすれば死んでしまうよ。
誰でも最後は死ぬけど
でも生きているうちは大切にしたいよね。
自分の痛いのは分かるけど
目の前の人にも痛みはあるし
血も流れているんだよね。
みんな同じだよね。
みんな期限付きだね。
締め切りがあるよ。
で、
だから、
それで、
さてどうする？
限りのある命をどうやって生きる？
いつか無くなってしまう命をどうする？
さあ、どうしよう？
私は皆さんの生きるを応援したいです。
そして自分の生きるも大切にしていきたいです。
橙花でした。
ポチッといつもありがとうございます。
