突然の発熱!漢方で助かった話
こんにちは
薬剤師・漢方アドバイザーのラニです。
わたしが漢方を学び始めたのは約10年前。
乳がんにかかりホルモン剤の副作用が辛かったときに、漢方に出会いそれから人生が変わりました。(詳細はプロフィールをご覧ください)
外資系の製薬会社で薬の開発にずっと携わってきたので西洋薬には詳しいです。
西洋薬でなければ治せない病気、たとえばがんや希少疾患などがあることも知ってます。
声を大にして言いたいことは
漢方は即効性がない、効かないっていうのはウソ
ということ
その人の体質(証:しょうといいます)や症状をちゃんとみて、タイミングよく丁寧に使えばピタリと症状症状がおさまります
大学生の息子が、一泊2日で旅行に行って帰ってきました。
始発で空港に向かい終電で帰宅。遊び疲れたのか、なんかだるいと熱を計ると38.9℃
えっ!
症状は熱のみ。食欲もある……
汗が出ているかどうかチェックし、出ていなかったので麻黄湯を飲ませ寝ることに
麻黄湯は汗が出ていない人に使う
体温を上げて汗をかかせて解熱させる
汗が出たら使うのをやめる
少したってから汗が出ているかチェックしてみるとまだ汗は出ていないよう
熱を計ると40℃
ええっ!
40℃とは思えないほど元気。
体温計壊れてるのかも?
わたしも計ってみたところ36.5℃。
体温計は正常
汗が出ていないので、麻黄湯をもう1包飲ませて様子をみることに
夜になり、そろそろどうかなと体温を計ってみると38.0℃
汗をかいてびっしょり
麻黄湯が効いてきた
翌朝熱を計ると37.5℃に
とりあえず熱は下がり汗が出たので、麻黄湯から桂枝湯に切り替え、喉がイガイガするというので半夏厚朴湯を飲ませ様子をみることに
お昼に熱を計ると37.1℃。正常に
喉のイガイガはなくなったものの少し痰がからむというので、柴胡桂枝湯と清肺湯を飲ませ様子をみることに
夕方には36.9℃に下がったので清肺湯のみにしました。
夕食はゴーヤチャンプルーをパクパク食べていました
症状に合わせて漢方を使い、1日で熱も下がり風邪の諸症状も改善
改めて漢方の魅力を感じました
大事な家族を守ることができて本当によかったなぁと実感しました。
今回使った漢方はこちらです。
漢方はタイミングが大事! 旅行中で漢方を飲むのが遅くなり風邪が長引いてしまった記事はこちら