北門達男『システムの分析と設計』を読了。
大学の講義で使用する教科書として編集された本で、基本的な事柄が事例を使ってまとめてありました。文科系の学生でも読めるように配慮されているので、理系の学生に限らず、誰でも読める本と言って良いと思いますが、ところどころ、前提となる知識がないと分かりにくい部分もあるので注意が必要だと思います。また、そういう意味では、付録の第2章は、この本が対象としているような読者層にはおよそ理解不能だと思われます。
そういう難点を除けば、分析モデルを作って、シーケンス図を書いて、必要な操作を明確にしていくという手順を学ぶことが出来る良書だと思いました。
- システムの分析と設計─図解とUMLによるアプローチ─/北門 達男
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