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熱血講師 ショーン 近藤 Leadership & Language Boot Camp

日本人精神を復古させ、日本人が真のリーダーシップを発揮し、世のため人のため活躍出来るよう、語学教育とリーダーシップ研修を通して皆様と大きな力を作り上げていく熱血講師 ショーン・近藤の公式ブログです!

米軍について その3

今回は、米軍の兵力について考察しながらお話を展開していきたいと思います。

現在、米軍が有する兵士は、約150万人と伝えられております。

これは、自衛隊が擁する現職約24万人と予備自衛官約5万人を併せた29万人の約5倍です。

国家安全保障のためアメリカはこれだけの兵力を擁しているのです。

アメリカと日本について国土やデモグラフィの観点から見てみましょう。

アメリカの国土は日本の約25倍で人口は約3倍です。

日本と大きく異なる点は、アメリカは人口が増加し続けているという点です。

それは移民の増加が大きな要因ですが、移民の出生率が増加していることも人口増加につながっていると考えられています。このような強大な国家の安全保障を担うため、150万人という巨大な軍事組織を抱えているのです。


以前にも書きましたが、米軍は、基本的に遠征軍であるということをもう一度おさらいしていきたいと思います。

アメリカは、国土と国民の生命と財産を守るため、基本的に米国に対する脅威が芽のうちに摘み取ろうと考えているため軍を遠征させ事象に対処するというスタンスを取っています。

ここが日本の国家安全保障の姿勢の違いが見られます。

米国は、能動的な動きで国を守るという考え方ですが、日本は敵が攻めてきたら戦うという受動的な動きで国を守ろうという考え方です。

従って日本は、自ら自衛隊を投入して戦争という手段を用いて国際紛争の解決を試みることはありません。

これは、憲法にも明文化されている戦争放棄という条項があるからです。

しかし、軍事的な視点から考察すると「専守防衛」は「圧倒的に不利な状況から戦わなければならない」と言えます。

「負け」か良くても「引き分け」がいいところでしょう。

ここで同盟国の援軍がなければ「相当厳しい国家存亡の戦いを覚悟しなければならない」ということです。

さて、話を戻します。

2001年以降、アメリカはテロとの戦いということでアフガニスタンに大量の兵力を投入し、テロを壊滅させ国家安全保障に繋げるというプロセスを踏んできました。

この「テロとの戦い」は英文で War on Terrorism 若しくは War on Terror として表記されWOTという略語で表されます。

これは、正式には「テロとのグローバル戦争」と呼ばれ、有志連合による国内外における外交、軍事作戦、金融、犯罪捜査、国土防衛、人道支援を通じたテロとの戦いであると考えられています。

このWOTは「不朽の自由作戦」と名付けられ、フィリピン、ジョージア、エチオピア、ソマリア、ジプチでも行われた事実はあまり知られておりません。

このテロとの戦いが始まって以降、ブッシュ政権はイラクを悪の枢軸国として敵国視し始めます。

2003年には、「大量破壊兵器の所有」を理由にフセイン政権打倒するため兵力をイラクに投入し攻撃を開始します。

しかし、「大量破壊兵器」は発見されませんでした。

結果として、フセイン政権が「一定の重し」としての役割を果たしていたのですが、その重しが取り除かれたため部族間、宗教間、民族間の対立が激しくなり治安が急速に悪化したわけです。

アメリカは、当初、ハイテク兵器の運用によって兵力投入を最小限に抑えることに成功し、戦死者も湾岸戦争時より減少したため作戦の成功を大々的に報道しておりました。

多国籍軍の侵攻作戦は確かに成功裏に終わったのですが、次のステップ、つまり占領政策についてはうまく軍を運用することができなかったのです。

占領政策には、多くの力を必要とします。

まず、暫定政権の樹立、そのための選挙、インフラ整備、治安の確保、そして食料の配給、医療の充実など、すべき課題が多く山積し、展開している多国籍軍の兵力だけではとてもイラクの占領政策を推し進めることは無理だったのです。

この治安の悪化により、イラク軍の残党、秘密警察、テロ及びテロと繋がった反米勢力がそれぞれテロ的に多国籍軍に無差別に攻撃を仕掛けてきたわけです。

そのため、治安の維持を喫緊の課題として掲げ、同時並行的に行政に関する整備を行っていったわけです。

この治安の維持のため多くの米兵をイラクに派兵することになります。

当時、アメリカ軍の地上軍部隊の基礎となったのは旅団戦闘チーム(Brigade Combat Team)です。

このBCTを基幹とする部隊編成が行われ、軍事作戦が行われていきました。

しかし、治安維持はなかなかうまくいかず、多くの時間を費やしてもイラクが復興する兆しは見えてきませんでした。

従って、多くのBCTとそれに付随する部隊が交代で派兵されるの常態化してきたのです。

アメリカは、イラクとアフガニスタン以外にも多くの問題を抱えていたため、軍の稼動状態は100%近いものがあったと思われます。

米軍は、ここで舞台のローテーションを円滑に行うために Army Force Generation ARFORGEN というシステムを考え出します。

これは、BCTが1年、イラクかアフガニスタンに展開したら、1年アメリカ本土に戻り休息期間を1年与え、次の1年で教育・訓練を施し、再派兵に備えるというシステムです。

このシステムは、BCTに属する兵士には概ね好評でした。

しかし、歩兵ではない部隊、つまり通信や憲兵、工兵などの部隊の人間には不評でした。

その理由は、それらの部隊には十分な兵士の数がいないため3年ローテーションのシステムに合わせようとしても、それが叶わず、1年派兵、1年本土で教育・訓練、翌年派兵という形を取るしかない場合が多く生起したわけです。

つまり、歩兵の場合は、3年間の1年、自らの命を危険に晒せば済むが、他の職種の兵士は、2年間の1年は命が危険に晒されるからです。

危険値が大きいわけです。

ここで連邦政府は、州政府管轄の州兵の運用を考え始めます。

州兵は基本的に本土防衛(主に州の危機対処)が任務であり、普段は、軍人として生きているわけではありません。普通の町の人として生活しているわけです。

その人たちも招集され、イラク・アフガニスタンに派兵されるようになったのです。

普段から軍人として訓練を受けているわけではなかったため、軍の組織として動かすとしても困難が付きまといました。

また正規軍でも、多くの若い兵士を戦える兵士として運用できるように急ピッチで教育・訓練を施し、部隊に配置し戦場に送り込んだのです。

この急ピッチというのが、また問題を引き起こします。

きちんとした教育を受けていない兵士は、自分の職務をよく理解せず過ちを多く犯す結果となり、これがイラク人からの不信を更に買い、更なる混乱を招いたのです。

悪いことに米軍兵士が捕虜となったイラク兵等に虐待を行っていた事実も明るみに出るのです。

ブッシュ大統領は、当初の迅速な攻撃でイラク軍を追い詰め、「戦闘終結宣言」を出して圧倒的な早さと強さで多国籍軍の勝利を宣言したのですが、実際は、以降多くの兵士が死傷しイラクは戦闘状態が続いていたのでした。

そして、過去10年以上にわたる作戦を通して、これら一連の軍事作戦で約6,800名の米兵死者を出してしまったのです。

このWOTを通して米軍は疲弊しました。世論も戦争反対に傾いたのです。

米軍を含めた多国籍軍の失敗は、占領政策を軽視していたことです。アメリカは、このような占領政策を第2次世界大戦時、日本で行いそれなりのノウハウがあったはずでした。

しかし、日本人とイラク人は異なりました。歴史も異なれば、伝統、文化も異なるのです。

イラクにおける部族長は米軍を信頼することに懐疑的でした。

米軍は、何度も部族長と話し合い彼らから信頼を勝ち得る努力を重ねました。

例を挙げてみましょう。

ある部族長は、米兵に「我々は米軍を信用することはできない。」と繰り返し述べていました。

米軍は、これ以上の犠牲を払わないようにするため彼らの話に耳を傾けました。

部族長らは「サングラスをかけてるような奴らとは話もできないし、信頼することもできない。」といったものでした。

司令官は、部族と共に任務を遂行しなければならない兵士にはサングラスを外すように指示したり、彼らの要望を聞き入れ、兵士の行動を律する努力を重ねてきました。

また、アメリカの狙いは、「戦闘終結宣言」を出すことにより、更に多くの国がこのイラクでの治安回復のための行動に参加してくれるのではないか、という楽観的な狙いもあったのです。

勿論、日本もその狙いに入っていました。

よって、小泉総理大臣は、限定法により自衛隊をイラクに派遣することができました。

しかし、実際はイラクは相当危険な状態でした。幸いにも自衛官がイラクで死亡したという例はありません。

また、米軍はイラク人にとって敵対視する対象でありましたが、自衛隊はイラク人に愛された組織でした。

事実、自衛隊の派遣部隊が撤退するとなったとき、イラク人は帰還しないでほしいと嘆願し、デモまで行ったのです。

自衛隊の派遣部隊は、戦闘のため派遣されたわけではなくイラクの復興を支援することが真の目的であったこと、また、派遣隊長の「イラク人のため、イラクのため」に任務を遂行するという心得を派遣隊員に対し、説いたことがイラク人の信頼を勝ち得たのではないかと考えます。

米軍も、自衛隊のそのような姿勢を見習った部分も多くあるのではないかと思います。

実際、私が米軍に留学した際、リーダーシップを修学していた際、イラクで起きた多くの事件を取り上げ検証するという勉強の仕方を取り入れていました。

米軍の素晴らしい部分というのは、実際に起きたことを必ず検証して、組織の良化に繋げるという点です。

一部の駐留兵士を除き米軍は撤退しましたが、今、現在はイスラム国対処のためにある程度の規模の陸上部隊をイラクに駐屯させる準備をしています。

これが、イラクと米軍の終わりのないつながりなのです。

続く

一石二鳥 Kill two birds with one stone


本日の Idiom は、日本語でもおなじみの「一石二鳥」です。


この英語、日本語そのまんまですね。


Kill two birds with one stone 「一つの石で2羽の鳥を獲る」ということですね。


つまり、accomplish two things with a single action ということです。


そんなに頻繁に使う表現ではないかもしれませんが覚えておいて損はないでしょう。


使用例をみていきましょう。We can kill two birds with one stone by visiting your relatives and mine on the same trip. 「一回の旅行で、君と僕の親せき両方尋ねることで一石二鳥になるね。」といった感じです。


日本語では、「一石二鳥」を「一挙両得」とも表現しますね。



では、次も鳥と kill 繋がりでもう一つ表現を紹介したいと思います。


それは、kill the goose that lays the golden eggs です。lay は動詞で「(鳥などが卵を)産む」という役になりますから直訳では、「金の卵を産むガチョウを殺す」となります。


はっきり言ってなんのことやらさっぱりですよね。


では、紐解いていきましょう。


この表現はイソップ物語の「ガチョウと黄金の卵」の話から生まれた表現です。


どんな話かというと、「ある日、農夫は、自分が飼っているガチョウが黄金の卵を産んでいるのを見つけて驚きます。


そのガチョウは、1日1個黄金の卵を産み続けます。


農夫は、その黄金の卵を売って金持ちになったのです。


しかし、農夫も人間です。欲が深くなってしまったのですね。


1日1個の金の卵に満足できなくなってしまったのです。


もっと卵を一気に産んでくれれば大儲けできるのに、と思い始めます。


そして農夫は、きっとガチョウのお腹の中には金の塊があるのではないか、と考えるようになったのです。


そして農夫はガチョウの腹を切り裂いてしまいます。


ところが、ガチョウのお腹の中には何もありませんでした。


結果、ガチョウを殺してしまい、以降、農夫は金の卵を2度と得ることは出来ませんでした。」というお話です。


つまり、この物語から得ることができる教訓とは、「欲張って、一度の大きな収穫を得ようとすると、その源を失ってしまうことがある。


資源を考えて長期的視野を持つ必要がある。」といったものになるわけです。


では、実際、この表現を使った例を見ていきましょう。


Tim’s wife knew he was not happy in his job, even though it paid well, still she felt that advising him to leave it would be killing the goose that laid the golden eggs. 「ティムの妻は、報酬がよいにも関わらず、彼が仕事に満足していないことを知っていました。妻は、彼に仕事を辞めるよう助言することは、彼は今は楽になるかもしれないが、将来の利益を損なうことになるのではないか、と感じていました。」と言ったようになります。


皆さんも、今までの人生で、目先の利益を追求して、将来の利益を取ることができなかった、なんて経験ありませんか?


私なんかそんなのばっかりかもしれません。


では、また


良い週末をお過ごしください


こうちょにひひ

時間を殺す! Kill time


今回の Idiom は、「時間を潰す」という意味を持つ kill time です。


直訳では、「時間を殺す。」となりますが、実際は、「時間を潰す」という意味になります。


使用例としては、What shall we do to kill time while you’re at the dentist? 「君が歯医者に行っている間、時間を潰すためにどうしようか?」となります。


因みに kill を使った表現はそんなに多くありませんので、ここで全てをカバーしていきましょう。


先ずは、以前紹介した be dressed to kill です。


これは、「女性が男性を悩殺するような服装をする」という意味です。


例えば、Do you know the lady who was dressed to kill at the party the other day? 「この間のパーティで悩殺的な服着てた女性知ってる?」のように使えます。



次に紹介する表現は、It will kill or cure. 「のるか、そるか。」とか「一かばちかだ。」という意味がある表現です。


直訳では、「殺すか治すか」となります。


この表現には類似した表現がいくつかありますから、ついでに紹介していきます。


Sink or swim 「沈むか泳ぐか」ですよね。また、 do or die 「やるか、死ぬか」です。



次は、be in at the kill です。これは、「獲物を殺す現場を見届ける」ということから、転じて(事件・試合)などのクライマックスに居合わせる、最後を見届ける、という意味になります。


最後に、たまに聞く表現は、 「それを言っちゃうと、(この秘密を知った)君を殺さなくちゃいけなくなるぞ!」という常套句が、I could tell you, but then I ‘d have to kill you. です。


これは、ものすごい秘密なので、教えることは出来ますが、教えた後あなたの口封じをしなければならない、という意味です。


ま、なんにせよ kill を使った表現は、穏やかではないですね。


では、また


こうちょ得意げ