25年ぶりの優勝 Victory for the first time in 25 years
今週も始まりました。
先週から今週にかけて様々なニュースがありました。
豊洲新市場の土壌問題、高畑婦女暴行事件不起訴、海を超えてアメリカでは9・11の追悼式典、そして、それに参加していたヒラリークリントン氏が体調不良で式典から早期に退場した、などなど。
様々なニュースがあれど、私が感動したのは広島東洋カープのリーグ優勝です。
なんと、25年ぶりです。
2人のベテラン選手、黒田投手と新井選手の涙が非常に印象的でした。
黒田投手の漢気ですよね。
ニューヨークでの高額な契約金を蹴って、最後はやはりカープのユニフォームを着たい、と。
だから、広島に戻ります、と。
どれだけ多くの広島ファンは、彼の言葉に感動したのでしょう。
また、新井選手は、広島に入団した後、「優勝できる球団へ移籍したい」との思いで阪神へ移籍。
その後、広島との対戦で、多くのファンから大ブーイングを受けます。
彼は、心の中で「もう、広島には戻ってはいけないんだ。」と思います。
そして、2014年、怪我と成績不振により、彼は阪神から自由契約選手とされます。
その時、真っ先に声をかけてくれた球団がいました。
それが古巣、広島です。
その時、彼は相当悩みました。
あの、大ブーイングを受けた時の想いが心の中を占めて行ったそうです。
そこで、先輩の黒田投手に相談したそうです。
「戻っていいのでしょうか?」と。
その時、黒田投手は、こう答えたそうです。
「別に、気にするな。帰ってこい。」だったそうです。
そして、この2人が全力でチームを引っ張って行ったのです。
そして、リーグ優勝。
25年ぶりです。
緒方監督も話していました。
「お待たせいたしました。広島ファンの皆さん、おめでとう!」と。
さて、今回の表現は、「~年ぶり」という言い方です。
これ、結構、皆さん言えないんですよね。
一番、メジャーな言い方をここで勉強しましょう。
For the first time in 25 years です。
これで25年ぶりという言い方です。
私が、自衛隊で通訳をしていた時も、結構、頻繁に使った表現です。
特に日米共同訓練の際、よく「ここ、○○駐屯地で日米共同訓練が行われるのは5年ぶりです。」なんて、被通訳者が話された時なんかは、私は、内心「しめしめ、あの表現だな。」と思ったものです。
そうです。
For the first time in 5 years と言えばOKなわけです。
しかし、25年ぶりとは、非常に長い年月です。
25年前なんか、私はまだ自衛隊に入隊したての陸士でしたから。
見るもの、やるもの、全てが初めてのことばかり。
毎日が新鮮でしたね。
あの頃は、野球を見て応援するという暇も余裕もありませんでした。
さて、広島はなぜ「カープ」になったのか調べてみました。
そしたら、広島市内を流れる太田川は鯉の産地で、原爆で焼け落ちた広島城は鯉城と呼ばれていたため、「カープ」という名前をつけたということです。
さて、英語では carp ですよね。
英語では、あまりいい意味がなく、鯉に関してよいイメージは無いようです。
従って、carp が使われている idiom もあまり良いものはありません。
Carp at など、調べると2個くらい見つけることはできると思いますが、せっかくの広島の優勝に水を差しかねませんから、今回は紹介はやめておきましょう。
さて、今週は秋雨前線 Autumnal rain frontが活躍しそうです。
秋の長雨、季節の変わり目ですから、皆さん体調に気を付けてくださいね。
では、また
こうちょ