北朝鮮は四面楚歌!? Surrounded by enemies
北朝鮮が建国記念日に5度目の核実験を行ったと報じられました。
この北朝鮮の実験は、一連の安保理決議(The Security Council Resolution)と核不拡散体制( nuclear nonproliferation system) に明白に違反しているということで、周辺国は、「この行為を強く非難する」という声明を出しました。
テレビで北朝鮮筋に詳しいコメンテーター曰く「北朝鮮はアメリカを交渉のテーブルにつかせるために、更なる核開発・ミサイル開発を継続するだろう。」と述べています。
日本政府は今回の北朝鮮の実験について、様々な情報筋から情報を得て知りうることが出来ていたとは思いますが、テレビではもっぱら気象庁(meteorological agency) から自然地震ではない揺れを北朝鮮北部で観測したということをニュースで流していました。
国家安全保障に関する重大マターですから、勿論関係省庁から知り得た情報をもとに対処・対応をしていくことは重要ですが、関係国としっかりとした安全保障面における連携を確立させ、相互に重要な情報の提供がなされていることを願っております。
さて、今回の実験は、周辺国にとっても「寝耳に水」(A bolt out of the blue)的なところがあったようで中国も明らかに困惑した様子です。
北朝鮮は、このままの状態では間違いなく「四面楚歌」といった孤立状態に立たされるかもしれません。
今回は、この四面楚歌に相当する表現です。
四面楚歌とは、四方を敵に囲まれ、孤立無援の状態を表します。
英語的に表現すると、North Korea is completely surrounded by enemies. となりますね。
金正恩政権が、どこまで何をしていくかは読めない部分がありますが、安保理で決議された「重大な追加措置」を国際社会は取っていくかもしれません。
また、安保理は、そのための作業を直ちに始めると表明しています。
これからどのように状況が進展していくか、しっかりと推移を見守りたいところです。
では、よい週末を
こうちょ