1人二役を演じる? Wear two hats
昨日のお話に引き続いて書いて行こうと思います。
本日、朝9時に女優の高畑淳子さんが記者会見を行いました。
謝罪会見です。
彼女の気丈な振る舞いとしっかりと真摯な受け答えが印象的でした。
非常に辛い思いを持たれていると思います。
彼女は、「子育てが間違っていた。」と述べていました。
彼女はシングルマザーであったため、父親役と母親役をしながら子育てをし、女優であり、と、一人2役、どころか何役もこなしてきたため相当 tough time を過ごされてきたのでしょう。
さて、今日の表現ですが、この「1人二役を演じる」についてです。
英語では、wear two hats という言い方をします。
2つの帽子をかぶるという言い方をするんですね。
世間には、そういった人は多くいますよね。
ビジネスの世界で言えば、ある人は、A社の代表取締役でありながら、B社の社外取締役も兼ねています、なんて方いらっしゃいますよね。
また、私なんかは、株式会社日援の代表取締役、兼英語講師、兼リーダーシップ研修講師をやったりしています。
政治の世界でもよくありますよね。
今の国家公安委員長である松本氏は、この役職の他に実に多くの担当を同時に拝命し、実務をこなされています。
それこそ、wear many (more than one hat) hats です。
本当に大変です。
さて、軍事の世界でも同じように表現します。
例えば、合衆国中央軍司令官兼アフガニスタン国際治安支援部隊司令官という場合も同様の表現が使えます。
軍事では、dual hats という言い方をしたりします。
一般では、あまり馴染みのない表現だと思います。
では、使い方を見ていきましょう。
I know I am expected to wear two hats, but which job gets the priority today? 「2つの仕事をこなさなきゃならないってことはわかっているんだけど、今日はどっちの仕事が優先順位高いんだろう?」と、こんな感じになりますね。
さて、「あいだみつお」さんのように「一途に一本道、一途に一つ事」と目標を定めてそのことだけを見つめて、そのことを極めるような生き方が出来れば本当は幸せなのかもしれませんし、そうすべきなのかもしれません。
でも、この忙しい現代、一人一人の存在が重要で、一人一人がこなす複数の仕事が非常に重要で、周りの人々のためになっていることを考えれば、一生懸命努力して、自分の持つ知識と能力をフルに活用して複数のタスクをこなしていかなければならないのかもしれませんね。
では、よい週末を。
こうちょ