七面鳥第2弾! Turkey
さて、本日も昨日に引き続き七面鳥で攻めていきたいと思います。
まず、turkey というと、「トルコ」のこともTurkey だよね、と思いますよね。
実は、七面鳥が先か、国が先か、と言えば国家の「トルコ」が最初なんです。
その昔、ヨーロッパでは、東方から物が伝来すると、冠に Turkey 何とか、のようにして呼んでいたものが多かったようなのです。
その名残からアメリカ原産の七面鳥を当初は、Turkey cock と呼んでいました。
その「鳥」の部分が取れ、turkey だけになっていったのです。
では、何故日本では七面鳥と呼ばれているか、というと、七面鳥は興奮すると、東部の露出した肌の部分が、赤、青、紫など様々な色に変化していくため七つの顔を持つ男ではありませんが、七つの面を持つ鳥としてこの名が付けられたようです。
では、早速、昨日の go cold turkey に引き続いて本日の表現を紹介していきましょう。
今日の表現は「率直に話す」です。これは、英語で talk turkey と言います。これは、先住民であるネイティブ・アメリカンと移住者である白人達の間で行われた会話に由来するそうです。
インディアンと白人が狩りに行き、得た獲物はカラスと七面鳥だったそうで、その祭、白人は「君がカラスを取るなら、僕は七面鳥を持っていくよ。」と話したところ、インディアンは、You no talk turkey to me a bit. 「お前は、僕の分の七面鳥について少しも話さないじゃないか。」と言ったようで、そこから「姑息な手段を使わず、堂々と率直に話しなさい」という意味になり、底からtalk turkey で「率直に話す」という意味になったようです。
さて、七面鳥、最後の言葉は、ボーリングです。ボーリングで3回連続でストライクを取ると Turkey と言います。
それは、その昔、ボーリング場が客寄せのために3回ストライクを出したら商品として七面鳥料理を出したことが起源のようです。
このように、意外と沢山意味や表現のある七面鳥でした。
食糧としても、言葉としてもこれほど人間界に貢献しているのであれば七面鳥も本望かも知れません。
当の七面鳥は迷惑かもしれませんが。
最後に余談、アメリカでは感謝祭で七面鳥料理を頂きますが、これをオーブンで焼くときは物凄い時間がかかります。
普通のチキンと同じように料理しちゃうとお腹壊しますから、気を付けて下さいね。
今年は感謝祭やって七面鳥食べたいな。
では、また
こうちょ