熊本地震のボランティアは野次馬?Rubberneckers
ゴールデンウィークに入ってからも、連日ニュースで流れるのは、熊本地震の続報です。
罹災証明書発行が始まったニュースやら、子供たちの多くが教育を受けられる状態には無いなどのニュースなどです。
今朝、テレビを観ていましたらびっくりするようなニュースが報道されていました。
それは、ボランティアに応募してきた人の中で不埒なことをしている人間がいるようなのです。
勿論、ボランティア活動をしているほとんどの方々は、困っている被災者を助けようという人助けの想いを持って参加されているのですが、一部の人間は犯罪に繋がるようなことをしているようなのです。
例えば、ボランティア活動を行っている方々用の駐車場として熊本城の駐車スペースが解放されているようですが、その駐車場でバーベキューをしたりして、夜中に騒いでいる連中がいるという報道がありました。
全く、被災者の現状について理解しているのかどうなのか、理解に苦しみます。
ただ、お手伝いをすればよい、というものではありません。
被災した人々の心に寄り添うことも非常に重要なことだと思います。
彼らが苦しんでいるのに、その付近で夜な夜なドンチャン騒ぎで今日のボランティア活動の疲れを癒すというのは被災者の感情を逆なでするようなものだと思います。
また、被災した家屋に侵入して金品を盗む輩や、被災した物件の写真を取って、SNSで発信するということをしている人もいるようです。
SNSで情報発信が一概に悪いとは言えませんが、被災者の感情も十分に考慮するべきです。
彼らが今、ボランティア活動に求めているのは何か?ということを一番に考えることが重要です。野次馬のような連中を彼らが求めているわけではないと思います。
今回、紹介する表現は、この「野次馬」という意味を持つ rubberneckerです。
首がゴムでできている人という感じですね。つまり、何か事件・事故があると、人が集まってきます。
なかなか、人が多くて何が起きたか見ることができないから、首がゴムのように伸びて長くなって(日本の妖怪のろくろ首のような)何が起きたか見る野次馬という感じです。
The internal dislocated people want to have people who roll up their sleeves for volunteer activities to help them, not such rubberneckers. 「被災した人々はボランティア活動を一生懸命やっていただける人々を求めています。野次馬ではありません。」となります。
Roll up one’s sleevesは、袖をまくりあげるということです。つまり、何かに一生懸命取り組むといった意味になります。
ゴールデンウィークはまだ中間地点です。
これから、熊本入りされるボランティアの方々、沢山おられると思います。
是非、彼らの想いを聞いて、「お互い様」と言える感謝と希望が生まれる関係が築かれていけばと思います。
では、また
こうちょ