アメリカ国旗 Old Glory
今回は、アメリカ国旗についてうんちくをつづっていきたいと思います。
私が最初に渡米したのはちょうど6年前のことです。
自衛隊で勤務していた頃のことですが、海外訓練に参加を命じられ、ハワイ州とジョージア州を訪れました。
ハワイではそんなに感じなかったのですが、米本土に着いてから感じたのは至る所に国旗が掲げてあるということです。
公の機関は勿論、学校、銀行、レストランや車のディーラー、また個人の家でも国旗が掲げてあるのです。
極めつけは、クレーンで超巨大な国旗を掲げているのです。
アメリカの広大な土地に超巨大な星条旗、何とも言えない凄さを感じました。
通常、アメリカの国旗は星条旗と呼ばれ、英語では The Stars and Stripes と呼ばれます。
50個の星は、現在の州の数で13本の縞は入植当初の13州を表しています。
この the Stars and Stripes は、米軍で発行される新聞の名前としても使われています。
その他の表現としては、the Star-Spangled Banner とも呼ばれます。
今回、紹介したいのは、Old Glory という表現です。
これも星条旗のことを指します。
この Old Glory は、正確には1912年~59年までの頃の星条旗を指します。
その当時は、まだハワイとアラスカが国旗に組み込まれておらず、星は48個でした。
この頃のアメリカが一番輝いていたのかもしれません。
そのため、Old Glory と呼ばれたのかもしれません。
国旗の色に注目してみましょう。
使われているのは、赤、青、そして白の3色です。
赤は勇気、青は正義を表し、白は真実を表すとされています。
We are red, white and blue.と言う表現は 「私たちは愛国心溢れるアメリカ人だ」といった意味になります。
つまり、この3色が「アメリカの素晴らしさの象徴」といった意味を成しているからです。
アメリカ人にとって国旗は非常に大事な象徴なのです。
日本人は、自分たちの国旗に誇りを持てているんでしょうか?
私達もアメリカ人に負けじと歴史を学び、国旗の成り立ちを知り、先人が作り上げてきた日本と戦後の日本、今の日本を知り、新たな気持ちで我々なりの愛国心をもって日本国旗を敬愛していかなければならないでしょう。
今の日本人は国旗に対する儀礼を何も知りません。
恥ずべきことです。
アメリカでは、国旗規約というものが存在し、アメリカ人なら誰でも「国旗が掲揚され国家が流れたら、規律し、右手を左胸に当てなければならない」とか「軍人以外の男性が帽子をかぶっていたら、右手で帽子を持ち左胸を覆うようにしなければならない」などの作法を知っています。
アメリカでは、国家の歴史、愛国心を小さな時から教えています。
日本も見習い、日本人が国を愛することが出来る土壌を作っていかなければならないと思います。
さて、本題の Old Glory を使った表現を紹介します。
It always thrills me to see the Old Glory flying in the wind. 「星条旗が風になびいているのを見ると、いつも感激する。」です。
アメリカ人は50の州で国家が構成されるまで様々な歴史があり先人達の功績に感謝する心をアメリカ人は持っています。
我々は、風になびいている日の丸を見て何を感じるんでしょうか?