Not シリーズ第2弾
さて、本日の idiom は、昨日に引き続き not シリーズで攻めていきたいと思います。
最初に紹介する表現は、「全く知らない」とか「見当もつかない」といった意味を持つ not have a clue です。
Clue そのものはヒントであったり手がかりといった意味がありますよね。
そこで「ヒント」がない、「手がかり」がないといった意味になるのです。
用例としては、They don’t have a clue as to what democracy is. 「彼らは、民主主義とは何か全く分かっていない。」となります。
私が、米軍に留学していた頃、米軍の同期の連中は、アフガニスタンやイラクへの派遣を経験している者が多くいました。
実際、彼らは、戦闘訓練を積み重ねて海外派遣されていたのですが、イラクでの実情は戦闘というより復興という方が合っているようでした。
多くの同期は、選挙の準備や民主主義についてイラク人へ教育したりしていたようです。
良くも悪くもフセイン元大統領の独裁の元、均衡を保っていた国内情勢でしたが、その柱が倒れたのちは混とんとした政情不安が残ったのでした。
米国は、早期の民主化へ向け動き出したのですが、現地イラク住民は選挙も民主主義もよくわかってない状態だったとようです。
では、次の表現も「全く知らない」という意味を持つ表現です。
Not know beans about です。
Bean は皆さんご存知のように「豆」ですよね。
その他の意味としては「つまらぬもの」とか「ごくわずか」といった意味を持ちます。
従って「ごくわずかのことさえ分からない」=「全く知らない」という意味に派生しました。
これは、たまに英検に出たりする表現ですから覚えておくと便利ですね。
使い方は、He doesn’t know beans about a car. He had better find a good mechanic to take care of his car. 「彼は車のことを全く知らない。車をケアしてくれるいいメカニックを見つけたほうがいいね。」となります。
Not シリーズ第2弾の締めを飾る表現は、「少しも~しない」とか「ちっとも~でない」といった意味を持つ not in the least という表現です。
この使い方は、日本人にとってはあまり馴染みがないかもしれませんので是非覚えておいてください。
使い方は、I was not in the least tired after working all day because I was doing something I really enjoyed. 「一日中働いたけどちっとも疲れていないよ。だって楽しみながらやってたからね。」といった感じになります。
最後の表現は、何か前向きな否定でしたね。
明日は not シリーズ第3弾です。
Not シリーズも次回で終わります。
少し長めの表現になりましたが折角の機会ですから覚えてくださいね。
では、また
こうちょ