丁寧にね
Kid glove treatment
本日紹介する Idiom は、「丁寧に取り扱う。」とか「注意深く取り扱う」という意味を持つ kid glove treatment です。
Kid glove とは何なのでしょう? Kid と言えば、先ず思い浮かべるのは、「子供」ですよね。
でも「子供の手袋」って意味ではないんですよ。
実は、kid には他の意味が存在します。
それは、「子ヤギ」とか「子ヤギの肉」、そして「子ヤギの皮」という意味があります。
つまり、kid glove とは、「子ヤギの皮で作られた手袋」を意味しています。
では、一体どのような人たちが kid glove をはいていたのでしょうか?
調べていくと上流階級の人々が着用していたようです。
そこから、with kid glove は、「上品な」、「気取った」とか「慎重な」といった意味を持つようになりました。
この表現を使うと、We must handle this situation with kid glove. 「我々は、状況を慎重に扱わなければならない。」のように使えます。
では、kid glove treatment を使った例をみてみましょう。
Don’t expect to get kid glove treatment in the military. 「軍で、丁寧な待遇を期待するな。」といった感じです。
ドラマで「半沢直樹」ってありましたよね。
あのドラマの原作は「オレたちバブル入行組」、「オレたち花のバブル組」でした。
私も丁度半沢と同じ世代で、就職時はバブルの末期頃です。
私は、工業系の学校に通っていました。
40人のクラスに300社を超える企業が募集をかけてきたのです。
すごい時代でした。
私は、何故かそのようなバブルの頃、自衛隊に入隊を決意したのです。
その頃の自衛隊に入隊希望してくる人間は、レベルが低かったのは否定できません。
勿論、優秀な頭脳は、民間に流れていくからです。
私は、入隊した後、2~3年間、多くの若い隊員が自衛隊を去っていくのを何度も見ました。
自衛隊は、勿論、kid glove treatment なんて期待できないわけです。
更に、駐屯地の外は、景気の良い話ばかり。
お金が舞っていた時代です。
きつい自衛隊での生活は、若くて金儲けしたい若者にはそぐわない場所だったのかもしれませんね。
では、楽しい週末を
こうちょ