マイ・インターン My Intern | 熱血講師 ショーン 近藤 Leadership & Language Boot Camp

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昨日は、ブログ休んでしまいました。


ちょっと、お疲れモードでした。


そこで気分転換で映画を見ることに。


私のセレクトは、「マイインターン」。


シニアインターンとしてロバート・デ・ニーロがある会社に採用されるところから始まる女性社長とシニアインターンとの面白い関係。


最初は、デ・ニーロを毛嫌いしていた女性社長は彼の誠実な努力の積み重ねによって彼に対する見方・印象が変化し、最終的には無くてはならない存在となっていく秀逸な作品です。


この映画の中で、「おっ!」と思った英語表現がいくつかあるので紹介していきたいと思います。


実際、このブログで紹介したものが結構使われていました。


今から紹介する言葉は、実際映画では使われておりませんが皆さんに是非とも覚えていただきたい言葉です。


アン・ハサウェイ演じるNYのファッションサイトの社長ジュールズは、部下から社会貢献の一環としてシニアをインターンとして会社で雇用した旨を報告される。


しかし、彼女はそのことにはほとんど関心を示さず、仕事に打ち込んでいた。


デ・ニーロが演じるベンという70歳のインターンが彼女の専属インターンとなる。


面接で、彼女は、「仕事があるときはメールで連絡する。」と言い残し、また仕事に没頭。


ベンは待てど暮らせど彼女からの仕事のメールが来ないため自分から行動することに。


次第に、彼の誠実な努力と人柄によってオフィスで人気者に。


しかし、ベンは彼女からのメールを待続け、彼女の行動を先読みしなんとか仕事をもらおうと努力をする。


その時、彼女の専属ドライバーがスキットル(アルコールを入れるステインレス性の水筒)にアルコールを入れ運転前に飲酒しているところを見つける。


そして、ベンは運転を止めるよう彼に進言した。


そしてドライバーは、気分が悪いということをジュールズに伝え、そのままドライバーの仕事を辞めたのである。


この時、使える表現は、He is brown-bagging. です。


brown-bag は2つに意味があって、一つは、公共の場やレストランにこっそりとウィスキーなどのアルコールのボトルを茶色い紙袋に入れて持って歩くこと、またはそのアルコールを飲むことを指します。


基本的に公共の場でアルコールを飲むことが禁止されているアメリカですから、こっそり飲むことや持ち歩くことをこのように表現します。


もう一つは、サラリーマンなどが奥様の手作り弁当を持ってくることも同じように表現します。


彼らは、お弁当を茶色の紙袋に入れて持ってくるからそのように表現するようになったんですね。


ですから、状況に応じてこの言葉は使い分けられなければなりませんね。


では、ここで映画の話に戻ります。


ベンは、そのドライバーの代わりにジュールズを会議に連れて行きました。


そして、翌日から専属ドライバーとしてベンは働き始めます。


ジュールズは、朝彼がピックアップに来たのを見て驚きます。


すぐ秘書に電話をして、ドライバーはどうしたの?と訊きます。


その時秘書は、He is a MIA. と返します。


このMIAは軍事用語です。


Missing In Action の略です。


作戦行動中に兵士の所在が分からなくなることです。


作戦の混乱の中で、死亡したか、若しくは的に捕虜として捕まったか、とにかく所在が分からなくなってしまった兵士を指す略語がMIAなんです。


私は、元自衛官ですので、この手の軍事用語は腐るほど知っていますが、民間で使われているとは知りませんでした。


ですから非常にびっくりです。


その他同様の略語を、2,3紹介します。


一つは、KIAです。


これは、Killed In Action です。


これは、作戦行動中に死亡した兵士を指します。


またPOWというのもあります。


これは、Prisoner Of War です。


これは、戦時捕虜です。


米軍の食堂に行けば必ず、MIA、KIA、POWのためのテーブルがセットされています。


これは、現役の兵士とともに彼らの食事のためのスペースが確保されているというものです。


では、また映画の話に戻ります。


ジュールズは、やむ無くベンをドライバーとして認め、親交を深めていきます。


そして彼女は、彼のことを人生の先輩として尊敬し、友人の一人として認めていくのです。


事あるごとに助言を求め、窮地を脱したりしていきます。


これこそ、ベンの「年の功」です。


その矢先、ベンがドライバーとしてピックアップに来なかったのです。


ジュールズは秘書に「なぜ、彼がピックアップに来ないの?」と訊くと、「あなたが移動させてと言ったから」と答えました。


確かに、ジュールズはベンの移動を指示していました。


その時、ベンの代わりにピックアップに来た中年の女性は、運転が非常に下手で、後ろから迫ってきた後続車と事故を起こしそうになります。


その時、咄嗟に叫んだセリフが、Hold your horses! です。


このブログでも紹介しましたね。


この時は、「落ち着け」というより、あなたの車を止めなさい!といったニュアンスですね。


この後、ジュールズはベンに直接会いに行き、謝罪し、自分のドライバーとして戻ってきてもらいた旨伝えます。


ベンは、快く承諾し、またジュールズのために働きます。


彼は、オフィスでも様々な「年の功」からくる助言を同僚の若い男性社員にしていきます。


そして、彼は皆から好かれるようになります。


彼は、常に紳士のように振舞っていきます。


そして、若手の男性社員に紳士としての心構えをそれとなく教えていくのです。


これが、全く素敵でスマートなんです。


男は、ハンカチは女性の涙を拭くために持つなんて「So Cool!」じゃないですか。


ジュールズを含む多くの社員の心と信頼を勝ち取っていくのです。


明日は、この映画から学べる英語を学ぶ第2弾をやっていきたいと思います。


では、また明日


こうちょラブラブ!