お早うございます。
本日紹介するIDIOMは、cut the mastard です。
意味は、「基準を満たす」、「要求に沿う」、「期待に応える」となります。
では、この突拍子もない表現の語源は何?というと諸説あってはっきりしたことはよくわからないんです。
で、アメリカ人は実際この表現を使うのかどうかと言ったらほとんどの20代、30代、40代のアメリカ人は使わないようです。
ところが、50代、60代となると使ったことがある表現のようです。
というわけで結構古い表現ですね。
そんな、古い表現をなんで教えるのか、というとこれが稀に新聞とかで使われたりするわけです。
うちの先生に聞いたところ、自分は使わないけど、会話の中に入ってきたら意味は分かるよ、とのこと。
更に、この表現は、スポーツの場面で使うことが多いとのこと。
例えば、The pitcher can't cut the mastard, so we need a better one. 「この投手は期待に沿えないな。ましなピッチャーが必要だ。」のようになります。
基本的に、can't から始まる場合が多く、ネガティブな表現に使うと辞典にも書かれてありました。
次の例もその通りです。
This assignment is too hard for him. He just can't cut the masterd. 「この仕事は彼には荷が重すぎるよ。期待に応えることはできないだろうな。」となります。
今から70~80年前は、男性が女性にお酒をおごるときに "Name your poison, it's on me." 「何飲む?おれのおごりだよ。」みたいなふる~い表現がありましたが、これに匹敵するくらいふる~い表現が cut the mastard なんだなと覚えておいて下さい。
今日も一つ賢くなったと思います。
では、また。
こうちょ