カレー味!?あっ、違う? Curry Favor カレー好意? | 熱血講師 ショーン 近藤 Leadership & Language Boot Camp

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お早うございます。


本日も相変わらず暑いですね太陽


やばいです。


因みに私は出勤するだけで汗だくです。


帰宅時は徒歩なので服は汗で大変なことになっています。


ファブリーズのCMの松岡修三状態になっています。


あの電車バージョンのCMでは、女優の菜々緒に「汗臭いの気づいてねーな、こりゃ。」みたいに言われているシーンがありますが、あの状態に毎日なっています。


BTW (By the way)、本日のIDIOMは、これです!


Curry favor です。


日本人なら真っ先に思い浮かべるのは、カレーですよね。



カレーと聞いただけで汗出る人いるんじゃないですか?


私は出ます。


この curry favor の favor は flavor に似ているので、最初見たとき、カレー風味と勘違いする人も多かったと思います。


実際の意味は、「点数を稼ぐ」とか「へつらったりお世辞を言って恩恵を求める」となります。


なんでそうなるんだ?と思った方もいっぱいいらっしゃると思いますので解説してきたいと思います。


この curry 、辞書を見ると2番目に出てくる curry なんです。


1番目の curry は勿論カレー料理のカレーなんですが、2番目の curry を見てみると馬にブラシをかけるといった意味があるのがわかります。



Currycomb という馬用の金ぐしがあります。


それで馬のブラッシングをするということなんです。


でも何故その馬にブラッシングをすることが、点数稼ぎに繋がるのかというと古フランス語の correir 「整頓する,馬のコーミングをする」が語源のようです。 


そして curry favor は「偽善的な行為をする」を意味する中世のフランス語の慣用句 correir fauvel (直訳は「Fauvelのコーミングをする」)の fauvel が英語で curry favel となり, その favel が, 「お気に入り」の favor と置きかえられて生まれた慣用句のようです。


この fauvel というのは馬の名前で、この馬を主人公にした物語がありました。


人々はこぞってこの馬を手入れして取り入ろうとしていました。


しかし、この馬、人間を陥れるのが好きで不誠実の象徴として描かれていました。


というわけで、不誠実の象徴に取り入るようにしている様から、おべっかを使うとか点数稼ぎという意味合いになったようです。


因みに以前勉強した apple-polish の方が親しみやすい表現ではあるかと思います。


使用例としては、 Some of the workers don't like him because he is always currying favors with the bosses. 「従業員の中には彼を嫌っている者もいる。なぜなら、彼は、常に上司におべっかを使っているからだ。」


のようになります。


今日のIDIOMは日本人にとって馴染みのある言葉だけど、意味が全く違って「なるほど、なるほど」という表現でしたね。


では、また!


こうちょべーっだ!