今日は、イギリスでは母の日でした。
母の日は、イースターの3週間前の日曜なので、毎年イースターが変動するので、母の日も変動します。
ケアホームに滞在しているママ。
3月8日から、家族1人のみ、コロナ検査をして陰性の場合、PPEを着て、ケアホームでの面会が可能になったのですが、ママのケアホームは、まだしばらく面会は許可しない方向で行くと聞いていました。
うちの場合、ママは最近は、ケアホームの1階(イギリス式だとグラウンドフロア)のリビングで過ごしている事が多く、ママの部屋も1階にあるので、部屋にいたとしても外の窓からちょっと顔出す事ができるので、この1年はたまにちょこっと顔を見せに行って、窓を開けてもらって、少し話をして帰ってくると言う事をしてたので、今年の母の日もカードと花束を持って、会いに行く事にしてました。
昨日、お隣リさんの買い物を頼まれて、ボンがBOOTHSに行ったので、カードは既に準備してあったので、今日の為に花束もついでに買ってきてと頼んでました。
夕方、買い物に行ったボンから連絡があり、あまりいい花束が残ってなくて、花もあまり状態が良くないからどうしよう?と。
それなら、翌日、ママのところに行く前にスーパーに寄って、花束買っていけばいいから、今日は買わなくていいよ~と。
そして、今日、昼前位に会いに行こうとBOOTHSに寄ったら、花束1個もなくて、売り切れ
昨日ほぼ売り切れて、今日は母の日なのに入荷なかったのかな?
こんな早くに売り切れちゃうなんて・・・とビックリしたんですが、近所のSainsbury'sはコンビニサイズで元々あまり花を置いてないし、じゃあ、Morrisonsに行ってみようとMorrisonsに行きました。
ボンも欲しい物があったので、別々に店内に入り、私が花のコーナーへ行くともうほとんど花束は売り切れ
これは、後から戻ってきたら、かろうじて水仙の花束が沢山並んでました。
私が、最初に見た時は、水仙もなかったから、花が何もなくなって、慌てて在庫のあった水仙を出してきたんじゃないかと思います。
母の日なのに、午前中で既に花束が売り切れる事なんて、今まで一度もありませんでした。
そうなんです。
これもBrexitの影響の様です。
まだまだ気温も低く、お天気も悪いイギリスではこの時期にはほとんど花なんか栽培できてないだろうから、多分、ほとんどがEU圏からの輸入だったのではないかと。
なんかね~、今はコロナ、コロナで実はあまりBrexit後の弊害等は大きくニュースで取り扱われていないですが、EUからの輸出入には、今まで必要なかった書類作成等が出て来てて、実はUKではそれについての準備が何もできてなくて、今も色んなところで、混乱が生じてて、輸出入の商品の移動が上手くできずに、滞ってたり、それで商品が廃棄される事になったりと色々起きてるらしいんです。
最近は、スーパーでもストックが少ないのかな?なんか棚の在庫が少なめだな?とか思う事もあったのですが、やはり入荷しにくくなってる商品等も出て来てる様です。
最初は、コロナの影響なのかな?と思ってたけど、どうやらBrexitの影響が少しずつ出て来てる様です。
でも、政府はある意味、コロナのお陰で、そのBrexitの対応の酷さ等、陰に隠れてしまって、ラッキーだったのかも。
私達は、かろうじて、ママの好きな普通のアストロメリアの花束が2つ残ってて、1束じゃ寂しいし、黄色とピンクの2束を確保してみたけど、花は既に開いてて、あまり長持ちしそうでもないし、母の日と言う特別な日に贈る花束としては物足りない。
最近、Morrisonsでは、お花屋さんの様に好きなお花を1本いくらと選んで花束にするサービスを始めた様で、個々の花は少しだけ残ってたけど、1本£1のもあったけど、百合とか大きめの花だと1本£2.5とかそれで花束にしてもらうにもそんなに花が残ってないし(それでもそのサービスのカウンターは既にかなり行列ができてました。)、それなりの花束にしようと思うとかなり高いイメージ。
でも、その前にそんなに花が残ってない
たまたま小さな白い鉢に入った多肉系の白い小さなアジサイの様な花が咲いてる鉢が残ってたので、ボンにこれも可愛いね?と言ったら、この鉢だったら、部屋の窓のところに飾れるし、ママにはこっちの方がいいかもと言う事で、アストロメリアの花束はやめて、この小さな鉢とそれだけじゃ寂しいので、後、何かスイーツでも買おうとスイーツは、ピラミッド型になった塩キャラメルのプロフィットロールになりました。
ママはカフェ・レノア―が好きなので、シュー生地のお菓子は好きだし、プロフィットロールは、1個が小さいからママでも食べやすいかなぁ~と。
そんな感じで、2軒もスーパーに立ち寄り、やっとケアホームへ向かった時には、既にランチの時間にかなり近くなってましたが、しょうがない。
どうせ、外からちょっと顔出すだけだし。
リビングにいて、私達が行くと、スタッフがママを窓の側に連れて来てくれて、少し窓を開けてもらって、プレゼント渡して、少し会話もできました。
どうやら、ケアホームの方針も変わった様で、家族が面会できる様になったから、事前に連絡してくれれば、中に入れる様になったからと言う事でした。
今日もなんだったら・・・って事だったけど、私達は外からで大丈夫と窓越しでの会話になりました。
でも、ママは今日が母の日だとはわかってなかったみたいで、スイーツと花を見て、喜び、カードを渡したら、このカードは、叔母(ママの妹)から?と聞いてきました。
私達からだよって言って、カード見せたけど、あまりわかってなかったかな?(認知症なのでね)
ただ、ランチの時間だったので、他の住居者さん達が見えたのですが、今日は、随分人が少ないな~と言うイメージ。
スタッフに今日は、少ないねって言ったら、実は、今は13人もこのケアホームを去ったから、これで全部よって。
(亡くなったのか、別のケアホームに移動したのか、家族が自宅に連れ帰ったのか?詳細はわかりません)
このケアホーム28室だったか30室近くあって、いつもほぼ満室だったんですが、今は半分位しか入居してないって事ですよね。
このコロナ禍で新しく入居している人はいない様で、減る一方。
昨年6月に滞在費が値上がりしたのに、今年から又、更に値上がりしたんです。
まぁ、このコロナ禍でPPEやらコロナ対策で色々経費もかかってるからかな?とは思ってたんですが、半分位しか入居していなければ、経営も厳しくなってるはずですもんね。
以前は、ケアホームの空きを探す方が大変だったのに、まさかこんな状況になってるとは!
今週水曜に病院のアポが入ってて、医者との面談があるので、ボンも行かないといけないので、ママには、又、水曜にすぐ病院で会えるからねと言って帰ってきました。
このコロナ禍の前は、ケアホームには、1日おき位にママには会いに行ってたのですが、この1年は、中にも入れなかったので、そんなに行かなくなって、ママも認知症もあり、そこまで全然来てないじゃないとか言わなくなったし、そんなにしょっちゅう顔出さなくてよくなったのは、私達にとっては、少し楽になった部分です。
今日も本当に久しぶりに会いに行ったけど、ママも元気そうだったし、以前よりも少し会話になってた感じもあるし(まぁ、これはいい日と悪い日があるのでね)、元気そうな様子を見れて、良かったです。
きっと、今日はランチの後、私達が持って行ったプロフィットロールを楽しんだ事でしょう。
在英のお母さま達、みなさま、素敵な母の日をお過ごし下さい。