ソールズベリー大聖堂 | Lancashire スローライフ

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ソールズベリーに行った時、町のランドマークにもなってるソールズベリー大聖堂を見学してきました。




この大聖堂は、1220年から1258年にかけて建てられた初期のゴシック様式で統一されており、この塔は、123mあり、英国最高の高さを誇るそうです。

  

こちらのアーチには、暖簾みたいなのがぶら下がってて、それがファイバーライトで色が変色して、いい感じでした。
ここ、入口かと思ったら、ドアは閉まってて、入口じゃ、ありませんでした


  


建物には、彫刻も沢山施されていて、豪華で、素敵な建物です。
ちょっとイタリアの大聖堂とかそんな感じがしました。


  


回廊から見える中庭。回廊のデザインも素敵です。



中も広くて、明るい大聖堂です。



大聖堂に入った入口の上のステンドグラス。
なんだか、すごく細かいデザインだな~って思ったら、実は、一度、割れてしまって、細かくなってしまった破片を繋ぎ合わせて修復したステンドグラスなんだそうです。
すみません、後日紹介するウィンチェスター大聖堂のステンドグラスと勘違いしてしまいました。
こちらのステンドグラスは、ただ単に細かいデザインだったようです



ウィルトシャー統治の国王旗と連帯旗。
1899年から飾られているようで、色も褪せてます。



確か世界で一番古い時計(動く)で、1386年から使用され、右の重りによって、作動し、左側が天井の上の鐘を1時間ごとに鳴らす軸になってるようです。
元々は、大聖堂と町の間にあるベルタワーに使われていて、1884年まで使われており、1929年まで、使われなくなっていた時計をこの大聖堂に移動させ、1956年に又、復活させたそうです。
昔の時計って、針で時間を表している今の時計とは、違った物だったんですね。



こちらは、何かのメモリアルだったと思いますが、外ではなく、中にあって、水が滴っています。



この水面に横のステンドグラスがミラーレイクの様に写ってて、静かな時を感じます。

  

右が演壇も凝ったデザインで、横のステンドグラスは、珍しく、色が少ないシンプルなデザインになってました。



そのステンドグラスアップすると、こんな感じです。
色は付いてるんだけど、赤とか青とか緑とかの色部分が小さいから、遠目で見ると、白っぽいシンプルな感じに見えてたんですね。



ステンドグラス、それぞれ全然違ったデザインになってます。




クワイヤーも豪華な木彫りになってます。



ちょっとぼけちゃいましたが、天井画も見られました。



途中から、聖歌隊のコーラスが始まりました。
こんなところで、コーラス聞けて、ちょっと得した気分になりました。



The Chapel of Saint Edmund and Thomas.
(聖エドマンドとトーマスチャペル)

  

左は、地元の芸術家のメモリアルグラスプリズムで、弟さんからこの大聖堂に寄贈されたそうです。

右のは、なんか暗号の様に壁に文字が現れ、文字列が形を作ってました。



この椅子も木彫りが豪華なガッシリした椅子です。

  

こんな立派な飾りの付いたお墓もありました。



Edward Saymour(Hertford公爵)のお墓
豪華だなと思ったら、国王ヘンリー8世の3番目の奥さんの甥にあたる人で、彼の奥さんLady Catherine Grey の姉妹であるLady Jane Greyは、1553年に9日間だけ、女王になった人でそんな皇室繋がりからも位が上がった人だったようです。

  


The Chantry Chapel of Edmund Audley(特別礼拝堂)

とても狭い空間なんですが、素敵なデザインの壁に囲まれ、天井の装飾も素敵でした。

  

こちらの彫刻も素敵なデザインになってました。



囚人の嘆きの窓
昔は、人種、同性愛者、宗教、政治所信等が理由で刑務所に収監された囚人も沢山いたようで、そんな囚人の嘆きが描かれているステンドグラスになってます。




囚人達の嘆いた顔が沢山見られます。

  

十字架が隠れていたり、囚人達の望みが描かれているそうです。

  


大聖堂をじっくり見たので、ちょっとだけ休憩しました。

  

大聖堂内のカフェです。
アイスティーやホームメイドレモネードがあって、こちらも美味しそうでしたが、私達は紅茶とレモンドリズルケーキを戴きました。
入場チケット購入した時にカフェで何か注文すると紅茶かコーヒー1杯無料の無料券(もう一枚は、お土産屋さんの割引券でした)をもらったので、使いましたが、レジでこんなの初めて見たわって。
あれ?皆さん、無料券に気づかず、支払いしてたんですかね?



カフェの天窓からも大聖堂の尖塔が見えてて、眺めも良かったです。



実は、この大聖堂には、チャプターハウスにマグナ・カルタ(イギリス大憲章)の4つの原本のうちのひとつが保管されています。



回廊には、こんなマグナ・カルタ人形がいっぱいあったのですが、街中でもいくつか見かけてて、何だろう?と思ってたら、今年、このマグナ・カルタが制定されてからちょうど800年になるそうで、その記念のお祝いで、地元のアーティスト達が色付けした人形を街中に飾ってる様です。



八角形をしたこんなドーム状のチャプターハウスの中の中央部分に壁に囲まれた場所があって、そのマグナ・カルタの原本が保管されていました。
写真撮影は、できなかったのですが、全て手書きで、4種類の言語で書かれてたとか。
本当に綺麗な字体で書かれてました。まるで、芸術作品の様でしたよ。
かなり大きなサイズ(A2位かな?)で、ページ数も結構あって、これを全て手書きってすごいな~と思える物でした。
かなりの時間を費やして、書き終えたのではないでしょうか?
そして、ここに保管されてるマグナ・カルタとっても保存状態が良さそうだなって思ったら、現存する4つのうち、一番保存状態のいい物なんだそうです。


こちらのチャプターハウスもとっても素敵な造りになってました。





柱や壁に施された彫刻は、アダムとイブ、カイントアベル、ノアの箱船等、旧約聖書に題材を取ってるそうです。


チャプターハウスに入る入口のところにこんな古い豪華なテーブルが飾られてました。

とっても見ごたえのある大聖堂で、思った以上にじっくり見てしまったので、大聖堂を出た時には既に17時過ぎで、本当は、可愛い街だったので、もう少し街歩きもしたかったんですが、みんなとのディナーが19時の予定だったので、このまま帰る事になりました。



こちら、North Gateを反対側から撮った写真です。

この日は、ストーンヘンジ見学した後、オールドセーラムにも立ち寄りたかったけど、通り過ぎてしまったんですが、、もし立ち寄ってたら、このソールズベリー大聖堂をこんなにゆっくり見る事はできなかったな~と思ったので、今回は、この大聖堂に立ち寄れて、大満足でした。