スコットランドの忠犬ハチ公 Greyfriars BobbyとMussel Inn | Lancashire スローライフ

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スコットランドにも忠犬ハチ公なるGreyfriars Bobby(グレイフライアーズのボビー)と言う犬がいます。



ボビーは、地元の警察官ジョン・グレイに飼われていたのですが、ボビーが2歳の時に主人が亡くなって、グレイフライアーズ教会(Greyfriars Kirk)の墓地に埋葬されました。
ボビーは、主人の墓から離れる事を拒み、昼時になるとそばのPubで食べ物をもらいながら1872年に死ぬまで14年間主人の墓を守り続けました。
ボビーの遺骸は、同じ墓地の主人の墓近くに葬られました。

ボビーが昼時に食べ物をもらっていたと言うPubは、Greyfriars Bobbyという名のPubになり、そのPubの前にボビーの像が建っています。

ボビーと主人のジョン・グレイが眠っている墓地は、このすぐ裏のグレイフライアーズ教会の中にあります。





入口入ってすぐ、教会の建物の前にボビーの墓石がありました。
なぜか、木の枝が沢山置かれてました。



こちらが、ご主人のジョン・グレイのお墓。
墓地の中は、人間しか葬られない為、ボビーの遺骸は、同じ教会の敷地内の別な場所に埋められていて、残念ながらご主人の隣ではありませんでした。



教会の建物の壁、なんかこの骸骨が可愛くて・・・

数年前にリチャード・ギア主演のハリウッド映画で、ハチ公が映画リメイクされましたよね。
その時、当然ながら、スコットランドでは、グレイフライアーズのボビーを真似ただけじゃないかと騒がれたそうです。
でも、犬はご主人に忠誠心も強く、どこにもこういう話って残ってるんですよね。

話が前後してしまってますが、こちらのボビーの像は、The Forth Bridgeウィスキー蒸溜所へ行く前に立ち寄って見てきた物でした。
ちょうど駐車場から割と近かったんです。

ウィスキー蒸溜所見学を終え、エディンバラ市内に戻って来た後は、予約しておいたMussel Innと言うシーフードレストランへ。



エディンバラは海に面しているので新鮮なシーフードが食べられるのですが、このお店、店名にもムール貝(Mussel)の名前が入ってますが、ムール貝がバケツに入って出てきます。
以前、友達がここ美味しいよって教えてくれて来たんですが、週末でなくてもいつも予約がいっぱいで予約なしだと当日入れない事が多いので、ちゃんと予約しておきました。
予約時間10分過ぎても現れない場合は、予約が取り消しになるそうです。
この日は、郊外から戻ってくるのに、ちょうど夕方にさしかかり道が混んでて、シティセンター近くになって、渋滞で、予約時間に間に合うかちょっと心配になった位。
ギリギリ、駐車場もスムーズに見つかり、何とか時間前にたどり着けたのでした。



店内は、結構カジュアルな感じで、椅子の座り心地があまりよくなかったけど、長居されないようにかな?
この空いてる隣のテーブルには、すぐ後に日本人の男性グループ(仕事で来てた感じです)が座る事になりました。




私達が頼んだのは、ムール貝(0.5kgポット)2種類のソース(生クリームベースのエシャロットソースと本日のソースのサイダーを使ったソース)で。
こちら、0.5kgと1kgから選べます。
前に来た時、このエシャロットのソースとローストしたパプリカソースを頼んだら、シンプルなエシャロットソースの方が美味しかったのだけど、今回は、どちらも美味しかったけど、サイダー(りんごのお酒)使ったソースの方がムール貝の味が活きてて、美味しかったような・・・。
パンに付けて食べるにはエシャロットソースの方が美味しかったけど。

  

生牡蠣とグリルした牡蠣3個ずつ。
実は、私あんまり牡蠣は好きじゃなく、カキフライは食べれるけど・・・って感じなので、グリルしたのを1個だけ頂きました。
ボンとNさんが生牡蠣食べて、すごく美味しかったそう。

右のは、Whitebaitと言う小魚の素揚げ。



上に写ってるのが、グリルした牡蠣で、下のお花のように綺麗な飾りのお皿は、Grilled Queeniesと言うミニホタテのグリルで私の住むLancashire名産のブラックプディング付き。
まめちゃんとNさんには、せっかくだからブラックプディングも食べて欲しかったから、ちょうど良かった。
ブラックプディングとは、豚の血に角切りした茹でた豚の脂身、小麦粉、オートミール、にんにくなどを牛の腸に詰めてソーセージにした物で、肉は使っていない黒いソーセージで、スライスした物を焼いて、イングリッシュブレックファストにもランカシャー地方やたまに湖水地方でもよく付いてきます。
私も何度か食べた事はあるけど、血が入ってるとは言ってもそんなに血生臭いわけでもなく、別に食べれるけど、すごく好んで食べるほどでもないので、うちではほとんど買わないんですけどね。
でも、ここで食べたのは、今まで食べた中で1番美味しかったかも。
全然、違和感なく、普通に美味しく食べられました。

パンはお替り自由で、ムール貝のソースに漬けて食べたりして、お替りしました。
既にお腹もいっぱいになった私達は、デザートは食べなかったけど、こんなに食べて、ワインも頼んだのに、お値段もお安く、ビックリ、満足のディナーになりました。

そして、ホテル近くに戻って、もう1軒のPubに寄って飲んでたんですが、いきなり若い大学生らしきサイクリング部っぽい集団がドヤドヤ入って来て・・・
なんか、変な格好してるから、目立っちゃって、しかも急に騒がしくなっちゃって。
何が起きたの?って感じでしたが、何かのイベントで、Pub Crawl(パブのはしご酒)しながら、一気飲みして、又、次の店に移る・・・って感じで、全員ではないのだけど、それに挑戦してる人達が何か紙にチェックしてました。10~15分位の束の間の事で、急に嵐が去ったかのようにこの集団がいなくなったら、静かになりました。

エディンバラ滞在2日目、無事に終了しました。