The Forth Bridge | Lancashire スローライフ

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イギリスLancashireより、何気ない普段の生活を紹介しています。
大好きな湖水地方の様子、Pub巡り、自家製色々、サッカー観戦つぶやき等。

従姉のまめちゃん&Nさんとエディンバラで合流した翌日は、快晴
ホテル近くのカフェで一緒に朝ごはんを食べてから、車でエディンバラ近郊へ出かけました。

Nさんは、ウィスキー好きで昨年、私達が日本に帰省した時、ボンとウィスキー談義をした仲で、今回の新婚旅行では、スコッチ蒸留所巡りがしたいと言っていたので、エディンバラ近郊の蒸留所を探していたら、Glenturret(グレンタレット)蒸留所がスコットランド最古の蒸留所で、Famous Grouseと言うスーパーでよく見かけるスコッチを作ってるところだったので、そこに行って見る事にしました。

グレンタレット蒸留所に向かう途中、せっかくなので、フォース湾にかかるThe Forth Bridge(フォース鉄道橋)を見てから、蒸留所に行こうと言う事で、フォース鉄道橋のあるNorth Queensferryと言う村に寄りました。
エディンバラからは、約14kmですが、私達実は、ちょっと迷ったけど、なんとか到着



何にもないけど、なんとなく可愛い雰囲気の家並みです。



わ~い!海だ~!
天気いいから、海面がキラキラ



この橋がフォース鉄道橋で、全長2530mのカンチレバートラス橋で、1883年に鉄道用に作り始め、1890年に完成しました。
この工事作業中になんと73名の方が亡くなったようです。
1878年に開通した長さ約3kmのテイ湾にかかるテイ橋は、鋳鉄で造られたトラス橋で、風の強いスコットランドでは耐えられず、完成した翌年、強風で運悪く、通過中の列車がテイ湾に落ち、75名の死亡者を出すと言う事故が起き、そのテイ橋の教訓からフォース橋は、強風の影響を考慮して設計され、材料として、鋼鉄51000ton以上使って造られた頑丈な橋になり、頑健な構造とメンテナンスのおかげで、完成後100年以上経った現在でも現役で使用されています。
今は、カナダのケベック橋に次いで2位の長さで、大阪にある港大橋がトラス橋の中では、世界3位の長さだそうです。

こちらでは、いつまでたっても終わらない事を例えて、Painting the Forth bridge(フォース橋にペンキを塗る)と言う言い回しがあるそうです。



現在は、テイ湾に車用のThe Forth Road Bridgeが架けられ、私達は、こちらの橋を通ってここに辿り着きました。



何やら、突然バグパイプの音が聞こえてきました。
えっ?何
最初は、工事作業員が、何故かバグパイパーさんの誘導の下、作業場へ向かうの?なんて思ってしまいましたが、どうやらフォース鉄道橋のガイドツアー参加者さんだったようです。
参加者も工事現場で着るようなジャケット着せられ、ヘルメットまで被ってました。
このツアーに参加したら、橋に登ったりできたのかな?
私達は、まさかこんなところで、生のバグパイプが聞けるなんて・・・とちょっと得した気分でした。








下から見るとほんとに複雑な構造で、頑丈に造られてるのがよくわかります。



ちょっと逆光で光っちゃってるけど、ほんとに強固な橋だと言うのがわかりますよね。
100年以上前にこんな橋を造った人達ってすごいなぁ~と感動してしまいました。

  


車用の橋が架けられるまでは、電車と船でこの岸を渡ってたそうで、この灯台もそれまで使われてたそうです。
沈没注意のサインもありました。
これ、日本でも港とかにこういうサインあったよね?






ボンがトイレに寄りたいと言う事で、こちらのアルバートホテルのPubで休憩。
このホテルの壁には、7DAYって書いてあったので、1週間に7日間オープンで休みなしって事かな?って言ったら、ボンが1年に7日間しかオープンしてないかもねって

7DAYだけじゃわかんないよね?しかも7DAYSじゃないんだよね~。



このPubとってもシンプルなんだけど、なかなかいい雰囲気があって、落ち着くPubでした。
なんか漁師の集まるPubとかなんかそんな感じの雰囲気でした。

午前中だったし、ここでは紅茶を飲んで、休憩し、トイレ行ったら、窓からフォース橋がすごくいいアングルで見えてました。
フォース橋を見納めしてから、グレンタレット蒸留所へ向かいました。