Wastwater | Lancashire スローライフ

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イギリスLancashireより、何気ない普段の生活を紹介しています。
大好きな湖水地方の様子、Pub巡り、自家製色々、サッカー観戦つぶやき等。

4年前、私の両親と親戚が遊びに来てくれた時に3台の車で湖水地方を周ったのですが、その時に私も初めてWastwaterへ行って、とても神秘的で素敵な湖だったので、もう一回行きたいなぁ~って言ってたんだけど、そこに行くまでの2つの峠が狭くて、急で、当時、ボンの車がマニュアル車だったんだけど、先の方で、バイクが事故ったように見えてて、一度、車を停止して、確認したら、事故った訳ではなかったので、さぁ、進もうと思ったら、タイヤが空回りして、登れなくなってしまったんです。
結局、ボンの車に乗ってた叔父3人が車を後ろから押して、なんとか動き出し、そのまま、しばらく平らになるまで走り続けました。
その後ろを運転していた従姉と私の車は、まぁ、なんとかスタートし、登れたので、そのまま叔父達置き去りで、少し先まで行きました。
そんな苦い思い出があって、本当に大変な峠だったので、ボンもあまり行きたがらなかったのだけど、今回は、ちょうどその峠の途中にあるローマ時代の砦跡を見に行く事になったので、Wastwaterまで足を伸ばす事になりました。

今回も、途中かなりきつくて、車が止まりませんように・・・と願いながら、なんとか無事に到着したWastwaterです。



4年前に来た時は、6月の初めで、ほとんど貸し切り状態だったけど、今回は、さすがに夏休みの真っ最中。
思った以上に人がいっぱいでビックリでした。
この日は、そんなに暑くなく、15℃位だったのに、泳いでる人もいました。
寒くなかったのかな?



カヌークラブだったかのグループが来てて、カヌーしてる人もいっぱいでした。
この湖は、長さ4.6km、幅600mで、イングランドで一番深い(79m)湖だそうです。

1983年、フランス人の女学生が行方不明になり、このWastwaterにダイバーが潜って、彼女を捜索していたところ、1984年3月、別なイギリス人女性の死体がカーペットに包まれて、コンクリートの重石で沈んでいるのを発見。
そのイギリス人女性は、実は、8年前に夫に殺され、この湖に埋められていたそう。
彼女の指にはめられていた金の指輪に彫られていたイニシャルから、すぐにその死体が誰なのか判明した様です。
実は、彼女、3年ほど浮気をしてて、1976年10月のある晩、彼女が夫を暴行し、それに反撃し、夫は彼女の首を絞めて殺してしまったのだとか。
捜索されていたフランス人学生の死体は、その翌月に発見されました。
彼女は、湖の周りの山を登っていて、足を踏み外して、湖に落ちたと考えられているそう。
たまたま行方不明者の捜索をしていたところ、別な人の他殺体が、8年も経ってから偶然、発見されたと当時は、大きなニュースになったようです。



この湖の色見たら、ほんとに深いんだな~って思いますよね。



湖の反対側は、こんな広大な土地が拡がってます。



この湖は、イギリスで高い山々に囲まれていて、景色も抜群。
2007年9月には、イギリスのITVの番組で、"British Favorite View"にも選ばれたそうです。







設備が整って入れば、こんなところで、キャンプするのもいいだろうなぁ~なんて思ったけど、夜は怖そうですね。



羊達も毎日、こんな景色見ながら、過ごしてるなんて、羨ましい~




4年ぶりに来たWastwater、壮大で、高い山々に囲まれ、とても神秘的な湖で、湖水地方の他の湖とはまた違った雰囲気で、この素敵な景色を堪能しました。
素晴らしい景色なんだけど、ここに来るまでの峠越えが大変なので、また、しばらくはここには来ないだろうなぁ。

帰りは、遠回りになったけど、峠を再度越えるのは避けたいねって事で、北へ向かい、Keswickを経由して帰ってきました。

ちょうどスーパーに寄りたかったので、Keswickのスーパーに寄る事に。
たまたま車を停めた駐車場で赤い実の付いた木を発見。

  


何の実だろう?と思ったら、ローズヒップらしいです。
こんな可愛い赤い実なんですね。
初めて見た気がします。



最後にせっかく立ち寄ったので、少しだけKeswickのタウンセンターの様子を。



お菓子屋さんです。
お菓子の誘惑って感じの意味の店名で、うん、うんとネーミングいいなぁ~と思っちゃいました。




湖水地方の北部に位置するKeswick、ちょっと遠いのでなかなか足を伸ばせないのですが、この町も結構、湖水地方では、人気の町です。
ここに来るのも前回、G&D達と会った以来なので、4年ぶりだったけど、なんだか懐かしかったです。
また、ここにもゆっくり観光しにきたいなぁ。