The 20th Preston Beer Festival | Lancashire スローライフ

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木曜から、4日間に渡り、Prestonのビールフェスティバルが始りました。
今年で、何と20回目の開催になるようです。


ボンは、2002年に10回目のこのビールフェスティバルにパパと一緒に行って、楽しんできたようで、2003年も楽しみにしてたのに開催されなかったそう。
それ以来、プレストンでは、開催していないと思っていたので、私達も他の市や町、Pubで開催されるBeer Festivalには何度か行ってたんですが、Prestonで開催されているのは、知りませんでした。
でも、今年は20回目、ボンが行った2002年が10回目。
どうやら、2003年には開催されず、2004年からは、又復活していたようです。
今回もPrestonや私の住むエリアの情報誌には、このビールフェスティバルの事は一切、触れていなかったので、全然知らなかったのですが、木曜日にボンがシティセンターでポスターを見つけて、タイミングよく、その日から・・・と言う事がわかったので、行ってみる事にしました。

木曜と土曜は、入場料£3、金曜は£4、日曜は、無料(但し、寄付要)で、パイントグラスが入場料に含まれています。



日曜は、母の日で、ママを呼んで、ご飯を食べる予定になってるので、行けないし、金曜は入場料£1高いし、週末だから、金・土は混んでそうだし・・・と言う事で、その日の木曜に夜御飯食べてから、行ってみました。



St.Walburge's Churchでの開催でした。
夜の教会って、ちょっと怖いですよね。
教会の前に着いてはみたけど、あんまり人気ないし、どこから入るんだろう???と思ってたら、メインの教会の建物ではなく、裏のホールの方でした。



この扉から、中に入りました(中から写真撮ってます)。
この入口で、入場料を払って、グラスとビールリストをもらって、ドリンクの支払いは、チケット制。
チケットは1枚£5になっていて、50p、20p、10pの文字が印刷されてて、頼んだ飲み物の値段に合わせて、線を引いて、消してくれるようになってました。

更に中に入ると、こんな天井の高い大きなホ-ルになってました。



中は、とっても素敵な造りになってました。
19世紀に建てられた新ゴシック様式だそうです。


こんなに沢山の樽が並んでます。
全部でリアルエール70種類、サイダー(りんごを発酵させたシードルのような辛口のお酒)7種類。
こんなにいっぱいあったら、何を飲んでいいのか、迷っちゃいますね。
ビールリストにアルコール度数とビール会社の名前とどんな味かが書いてあるので、その中から、好きな物を選びます。
値段は、1パイント分で表示されていますが、注文するとハーフパイント分注いでくれて、半分の値段で計算されます。
入口で買ったチケットがくせもので、1枚£5だけど、ビールの値段は、ほとんど£2.6~£3。
つまり、£5ピッタリに使い切るのは、ちょっと難しい値段設定になってました。
使いきれなかった数10p分は、寄付する形になってるんですね。

私達が最初に選んだのは、
私:Crusader(4.4%)
  ベルギースタイルのブロンドビールで柑橘の皮の風味があり、さっぱりした後味。
ボン:Golden Delirious(4.8%)
   レモン味で、かすかにグレープフルーツ味を感じるフルーティーでマイルドなホップ。

私が頼んだのは、ベルギースタイル???って感じでしたが、さっぱりしてて飲みやすくて美味しかったです。
ボンのは、ほんとにレモン風味、でもかすかにグレープフルーツの味も残り、ほんとにフルーティーで、ちょっといつものリアルエールとは違って、軽い感じでこちらもすごく美味しかったです。



やっぱり、リアルエールメインなので、男の人が多かったかな。

次に頼んだのは、
私:Hebdens Wheat(4.5%)
  白の濁りビールでコリアンダーとレモンの香り、Hebden小麦は、フレッシュで伝統的な後味でリフレッシュできるドリンク



ちょっと濁ってるのがわかるかな?

ボン:Ferrymans Gold(4.4%)
  スロベニアスタイルの金のホップで、ライムの皮の風味あり。Caraモルトと小麦を混ぜて、スムーズでクリーミーな飲み心地

私が頼んだのは、コリアンダーとレモンなんで、珍しい・・・とちょっとチャレンジャーだったのですが、最初に頼んだものよりベルギーの白ビールに近くて、美味しかったです。
爽やかなシトラスの味だけど、コリアンダーはよくわからなかったな。
ボンのビールもほんとにクリーミーな味わいで、これも美味しい!

入口で、ラッフルチケット(番号くじ)を買っていて、22時位に抽選があるって聞いたのですが、21:40~正面のステージで、ライブが始まりました。
ラッフルまだかなぁ~とずっと待ってたんですが、22時過ぎてもずっとライブ演奏が続いてて、一向に始まらず・・・



地元のバンドだったのかな?
よくわからず・・・

そして、3ラウンド~
私:Shooting Star(3.8%)
  栗色で、口の中で、モルトとトッフィー(キャラメル)と黒スグリのビターな味わい、レモンとフローラルホップの香りで、芳酵なバランスのとれた後味。
ボン:Priory Ale(3.7%)
  シトラスとトロピカルな味のホッピーなエール。

私のビール、確かにちょっとトッフィーの焦げた感じのビターな味が少しあるんだけど、ほんとにバランスがよくて、これも飲みやすい美味しいビールでした。
ボンのもシトラスな感じが爽やかで、でもほんのりフルーティーな甘さがあって、これも美味しかった。

チケットの残りが、£1.80だったので、残り1杯をシェアして、終了する事にしました。
最後は、サイダーで£1.50支払い、30p残しました。

Happy Daze(4.5%)
 アルコール度数も強くなく(強い物は6.5%とかありました)、フルーティーなサイダーでツーンとしている




見た目は、リアルエールみたいですが、微炭酸でりんごを発酵させた辛口なお酒です。
日本で言うサイダーとは全く別物です。
サイダーも時々、苦手な物があるんですが、こちらも飲みやすくて、美味しいサイダーでした。

リアルエールもサイダーも種類が多くて、色んな味があるので、時々失敗もあるんですが、今回は全く外れなし。
どれも全部美味しくて、大満足でした。

結局、ラッフルは始まらず・・・スタッフに確認したら、もう終わったよって
3つの番号が当たりだったけど、1つの番号だけ当選者が出てこなかったよってその番号を教えてくれたけど、私達の番号でなかったので、だめだったようです。
でも・・・私達、ずっと会場にいたし、大勢でおしゃべりしてたわけでもないし、ライブの演奏も中断しなかったし、いつ始まったか気付かなかったっておかしくない?とちょっと疑問が残ってます。。
21時少し前に行ったので、実は既に終わってたんじゃない?とか
最終日にまとめてやるんじゃないの~とかね。
はは・・・でも、なんで気付かなかったんだろう???
ずっと演奏続いてたと思うんだけどな。



そうそう、この教会の尖塔は、309フィート(約94m)で、イギリスの教会の中で3番目に高いそうです。
塔内の鐘は、Lancashireで一番重い鐘で、定期的にタカが居座っていて、タカがいる時には、鐘を鳴らす事が禁止されているらしいです。
こういうとこも動物保護の強いイギリスならではですかね?




汚れが写り込んでますが、いつも遠くからこの教会の尖塔が見えていて、プレストンのシンボルにもなってる教会で、最初来た頃は、いつもボンにあれは何?と聞いたら、ただの教会って答えが返ってきてて、特に行ってみた事もなかったんですが、やっと行く事ができて、良かったです。

せっかくのビールフェスティバル、もっとプレストンの情報誌とかで宣伝すればいいのに・・・と思ったりしますが、来年も是非、忘れないようにして行きたいなと思います。