The Guild Festival 1 | Lancashire スローライフ

Lancashire スローライフ

イギリスLancashireより、何気ない普段の生活を紹介しています。
大好きな湖水地方の様子、Pub巡り、自家製色々、サッカー観戦つぶやき等。

9月1日~8日まで、Prestonでは、Guild Festivalが開催されて、とっても賑わっています。
1179年に国王ヘンリー2世にプレストンが商業権を許可され、1542年から20年に1度、伝統、人々、スポーツ、貿易、芸術、文化等をお祝いするイベントとして、800年以上もこのお祭りが開催されているんです。(1942年は戦争の為、中止になったようですが)
UKでは、今でもこのイベントを行っている市・町は、唯一このPrestonだけなんだそう。
20年に1度のイベントなので、かなり力が入っています。

街中を色んな団体が行進したり、あちこちの公園では催し物が開かれ、音楽(コンサート)、ダンス、ファッションショー、食べ物、飲み物に関するイベントがあったり、古い映画を上映したり、ギルドの歴史を紹介したり盛りだくさんな内容になっています(一部有料)。

日曜は、Food MarketとVintage Marketに行ってきたのですが、昨日は、シティセンターで行われたThe Guild Courtと言う行進を見に行ってきました。
こちら、歴代の市長家族が行進に参加できるらしく、実は私達の姪っ子の曾祖父が元市長だったらしく、今までは男性のみ、その行進に参加できたのが、今回からは女性も参加できるようになり、姪っ子も参加すると聞いたので、行ってみる事にしたんですが、私、ちょっと遅れて到着してしまって、行進は、少し見たのですが、実は、姪っ子の姿を見る事ができませんでした・・・
でも、ただ、本当に沢山の人が歩いてただけなので、どうって事のない行進だったんですけどね。

元市長家族の後ろに現れたのは、Trade & Businessと言うサインを持ったスーツを着た人達。


そして、その後は、ブラスバンドなど。






タウンホールからスタートして、すぐそばのギルドホールまでだったので、本当にあっという間でした。
行進に参加した家族が、ギルドホールに入って行って、私達見物客は、終了です。

  


せっかく来たので、ハリスミュージアムを覗いて行く事にしました。
ハリスミュージアムの横には、大きなスクリーンが設置され、その前には、座席が準備されていました。夜には、色んなショーがあるようです。

  


ハリスミュージアムは、以前にも少し、紹介しましたが、今は、ギルドイベント関連でPrestonに関する物の展示(2階部分)が色々ありました。

  


このイスは、1882年、Preston Gyldeと書いてあります。
Gyldeのスペルが違うんですが、昔はこういうスペルだったのでしょうか?

  


The Butchers' Associationの垂れ幕?やこの建物には、ステンドグラスもありました。
ステンドグラスは1905年にギリシャ人がデザインした物のようです。
このハリスミュージアムの建物の一部は、アテネにある神殿のコピーらしいです(オリジナルは大英博物館にあるそうです)。


1950年代まで、インドアマーケットで荷運びに使われてた手押し車。


ちょっと光ってしまってよく見えませんね。
Prestonには、サッカーのPreston North Endと言うチームがあります。
今は、チャンピオンシップ(プレミアLの下位リーグ)ですが、実は歴史あるチームで、1888年にスタートしたフットボールリーグに最初から参加した12クラブのうちの一つで、最初の2シーズンを連覇した古豪なんです。
それで、2010年(確か)まではNational Football MuseumがPreston NEの中にあったんです。
昨年から、もっと沢山の人に見てほしいと言う事で、Man UのOld Traffordに移設してオープンしたようです。

そのチームに所属していたSir Tom Finneyと言うプレストン出身の選手は、イングランド代表にも選出され活躍した選手で、Sirの称号も受けており、Prestonでは有名な人で、Sir Tom Finney Wayと言う彼の名前が使われた通りまであります。
ママの家の近くにもTom Finneyと言う名前のPubもあるんです。


そうそう、もう一つ、こちらはPrestonとは関係ないですが、日本の印籠まで展示されていました。
ビックリです。Perstonにも日本の物が展示されてたなんて・・・

せっかくなので、少しだけこの周辺もご紹介しますね。


この建物は、Miller Arcadeと言う、素敵なアーケードなんです。


正面から見るとこんな感じ。


中も雰囲気ありますよね。
中に、もっとオシャレなカフェとかあったら、もっと賑わっていいのに・・・って感じです。


この建物の前には、こんなのが対になってあります。
チューブの入口とか思い浮かべたけど、Prestonは、地下鉄が走ってたわけではなく、昔は階段を下りると、この下にトイレがあったそうです。
男性用と女性用で二つあるみたいですね。
今は、埋め立てられて、こんなモニュメントのような柵だけですが・・・


BOOTHSと言う、サインが見えますか?
実は、イギリス北部にしかないスーパーBOOTHSは、Prestonが最初の店舗だったそうで、今でもこんなオリジナルのサインが残ってます。


今は、Water Stoneと言う、本屋さんになってますが、ここがそのBOOTHSだったそうです。
BOOTHSは、今はシティセンターから離れた場所に移動してしまってます。

BOOTHSは、南部に多いWaitroseのような感じですかね?
今年の2月までPrestonにはWaitroseなかったんです。今はオープンしましたが。
BOOTHSは、少しお値段は高いけど、地元の物も豊富に扱っていて、新鮮で品物がいいので、結構好きです。
パンもすごく美味しいんですよ~。

Prestonは、特に観光名所の様な所もなく、大きすぎず、小さすぎず・・・と言った普通の町ですが、意外と歴史あり、古い建物なんかも残ってます。

  


Guild Festival、日曜に行ったマーケットも後で、紹介しますね。