笑えばよいのだろうか? 藤原竜也・松山ケンイチ「ノイズ」 | 映画と音楽のある生活

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 公開当時に映画館で見ようかと思ったが、やめて良かったと思った。アマゾンプライムの2月配信人気NO2ということで視聴した。

 愛知県の離島で「黒イチジク」の栽培に成功した主人公(藤原竜也)は、不審者ともみ合う内に誤って殺してしまう。居合わせた幼馴染の猟師(松山ケンイチ)と駐在(神木隆之介)と一緒に隠ぺいを図るが、事件は思わぬ方へ進んでしまう、、。 

 他のドラマでも、意図せずに殺してしまった死体の処理に困るドタバタ劇はあるが、当作もそう思って笑えばよいのだろうか?

 スタンガンを振り回す女性町長(余貴美子)と老人(柄本明)が殺し合いをしているのをスコップで頭を叩いて気絶させるシーンは大笑いしてもよいのかもしれない。

 名古屋から来た刑事(長瀬正敏)のワザとらしい演技も笑えばいいのだろう。この刑事、妙に気取った髪型で、鋭いのか間抜けなのかよくわからない。同僚の女性刑事は、自殺した駐在の携帯に触れようとした主人公を拳銃を抜いて「動くな!」と静止する。相手は武器を持っていないのだから、そんなの普通はしないだろう。

 当作の口コミを見ていると「ストーリー変更、酷い」等のコメントが多かった。原作はマンガとのことだが、読んだことも、どの雑誌で連載していたかも知らない。

 「悲しい事件」があったばかりだし、当作のことは不明だけど、あまり極端な原作からの変更はしない方がよいと思った。